結婚内祝いの熨斗はどんなものがいい?名前の書き方・水引・表書きを解説

結婚内祝いの熨斗はどんなものがいい?名前の書き方・水引・表書きを解説

最終更新日:2022-07-17

婚礼など慶事の贈り物には「熨斗紙」をつけるのがマナーです。熨斗には「伸ばす」という言葉もかさねられ、相手の幸せを願うという意味も込められています。今回は、知っているようで知らない結婚内祝いの「熨斗のマナー」について、京の米老舗 八代目儀兵衛が解説します。

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【記事編集】

京の米老舗 八代目儀兵衛

江戸時代より続く、京都の米屋。風呂敷で包まれた「お米のギフト」やきめ細やかなサービスは、「贈ったら必ず褒められる贈りもの」と評判。慶弔問わず、人生の大切な日や大切な相手への贈りものとして高い評価を受けている。セブン‐イレブンやHITACHI、伊藤園といった大企業ともコラボ実績多数。お米への深い愛情と知識、鍛え上げられた技術やノウハウに、メディア取材・出演も多く、テレビ・雑誌・WEBでの注目度も高い。
【受賞歴】 「楽天EXPO賞」「フォーマルギフト大賞」「OMOTENASHI Selection 2金賞」など多数

そもそも熨斗(のし)とはどういうもの?
結婚内祝いの熨斗紙の選び方
 水引の結び方は「結び切り」
 水引の本数は「10本」
 水引の色は「紅白」か「金銀」
結婚内祝いの表書き(のし上)の書き方
 当日の引き出物は「寿」が多い
 後日贈る内祝いは「結婚内祝」「内祝」「寿」が一般的
結婚内祝いの名前(のし下)の書き方
 ①新姓の下に新郎新婦の名前を連名で書く
 ②結婚後の新姓(苗字)のみを書く
 ③新郎新婦の名前のみ連名で書く
旧姓で贈りたい場合はどうすればいい?
 ①配達伝票やメッセージカードに旧姓を書く
 ②「○○家(新郎)」「△△家(新婦)」と両家の姓(苗字)を連名で書く
【結婚内祝い】内熨斗と外熨斗の違いは?
 内熨斗の特徴
 外熨斗
結婚内祝いの熨斗に関するよくある質問Q&A
 Q 名前なしの熨斗は失礼にあたる?
 Q 結婚内祝いを手渡しする場合に気を付けることは?
八代目儀兵衛の結婚内祝いにおすすめのギフト
 ギフト賞受賞歴多数「十二単シリーズ」
 「今治浴巾」のブランドタオルとお米がセットになった「はじまりの白シリーズ」
 全国の産地銘柄から逸品を厳選「厳選ブランド米シリーズ」
結婚内祝い熨斗の書き方・選び方のマナー|まとめ

そもそも熨斗(のし)とはどういうもの?

慶事に使われる熨斗(のし)。もともとはお祝い事に海産物のあわびを贈る習慣が、やがてのしたあわびを添えるようになり、さらに紙で代用されるようになったと言われています。贈答の世界ではこれを「熨斗紙」と呼んでいます。

熨斗は慶事や季節の挨拶に使用されるもので、弔事やお見舞いには不要です。また、慶事でも海産物や肉・魚などの生物を贈るときにはつけないのがマナーとなっています。

結婚内祝いの熨斗紙の選び方

一口に「熨斗紙」と言っても、その種類はさまざまです。同じ慶事でもほかの内祝いとは選び方が異なるため、間違えないように注意しましょう。ここでは結婚内祝いの熨斗紙の選び方について確認していきます。

水引の結び方は「結び切り」

婚礼は夫婦の一生の誓い。「一度きり」という意味を込めて、水引は固く結んで解けない「結び切り」を選びます。

水引の結び方には「結び切り」と「蝶結び」があり、一度きりであってほしい結婚や弔事

・病期見舞いには「結び切り」を、進学や出産など何度あってもよいお祝い事には「蝶結び」を使用するのがマナーです。結び切りには「あわじ結び」や「飾り結び」などの形があり、こちらは主に結婚祝いに用いられます。

水引の本数は「10本」

水引の本数は、結婚などの慶事は「奇数」がしきたりと言われています。基本の数は5本の束で、贈り物の金額に応じて7本が使われることもあります。

ただし、結婚内祝いや結婚祝いでは「両家の結びつき」「夫婦2人のお祝い」という意味から5本の水引を2束使い合計10本にして使います。

水引の色は「紅白」か「金銀」

水引の色も用途によって色を使い分けるのがマナーです。結婚内祝いでは、華やかな「紅白」または「金銀」の水引を選びましょう。

結婚内祝いの表書き(のし上)の書き方

贈り物の目的を表すのが「表書き(のし上)」です。自分で書く場合は毛筆と墨を使って丁寧に書きましょう。毛筆がない場合は筆ペンで代用してもよいとされていますが、万年筆やボールペンはフォーマルな贈り物では避けるのがマナーです。

結婚内祝いなど慶事の贈り物では「いただいたお祝いへの感謝の気持ちを込めて墨を丁寧にする」ことから、文字の色は濃い黒が基本となります。

当日の引き出物は「寿」が多い

結婚式当日に両家からゲストに贈る引き出物には「寿」を用いるのが一般的です。旧字体の「壽」にすると格式高い印象になります。

後日贈る内祝いは「結婚内祝」「内祝」「寿」が一般的

結婚式後に贈る内祝いには、「結婚内祝」「内祝」「寿」のいずれかを選びます。披露宴に出席していない方から結婚祝いをいただいた場合は、お祝いのお礼とお返しを兼ねて1ヶ月以内に結婚内祝いを贈りましょう。

結婚内祝いの名前(のし下)の書き方

結婚内祝いの名前には、次のようにいくつかパターンがあります。

①新姓の下に新郎新婦の名前を連名で書く

②結婚後の新姓のみを書く

③新郎新婦の名前のみ連名で書く

夫婦で話し合って書き方を決めるとよいでしょう。

①新姓の下に新郎新婦の名前を連名で書く

結婚後の新姓(苗字)を書き、その下に夫婦の下の名前を書きます。

橋本(新姓)隆司(新郎の名前)
香澄(新婦の名前)

②結婚後の新姓(苗字)のみを書く

結婚後の新姓のみを書きます。

橋本(新姓)

③新郎新婦の名前のみ連名で書く

新郎の下の名前と、新婦の下の名前を連名で書きます。

隆司(新郎の名前)
香澄(新婦の名前)

旧姓で贈りたい場合はどうすればいい?

結婚内祝いは、いただいたお祝いに対するお礼の気持ちを伝えるほかに「新しい苗字」をお知らせするという意味合いもあります。

そのため、熨斗には「新姓」を記載するのがマナーとなります。

とはいえ「結婚後も職場では旧姓を使い続ける」「新姓だと誰からの贈り物か気づいてもらえない」と心配になっている方も多いかもしれません。

結婚内祝いを旧姓で贈りたい場合はどうすればよいのでしょうか?

①配達伝票やメッセージカードに旧姓を書く

ひとつ目の方法は、熨斗に新姓を書く代わりに配達伝票やメッセージカードに旧姓を書く方法です。贈り主が一目でわかるため「誰からの贈り物かわからない」と混乱を招くことはありません。

②「○○家(新郎)」「△△家(新婦)」と両家の姓(苗字)を連名で書く

ふたつ目の方法は「○○家(新郎)」「△△家(新婦)」といったように両家の姓(苗字)を並べて書く方法です。どうしても旧姓を使用したいという場合は、こちらの方法を選びましょう。新郎の姓を右側に、新婦の姓を左側に記載するのが一般的です。

【結婚内祝い】内熨斗と外熨斗の違いは?

贈り物に熨斗をかける方法としては「内熨斗」「外熨斗」の2種類があります。結婚内祝いでは、どちらでなければいけないという厳密な決まりはありません。それぞれの特徴を知って、ご夫婦に合った贈り方をお選びください。

内熨斗の特徴

内熨斗とは、品物に直接熨斗をかけてから包装紙で包む方法です。熨斗の表書きが外から見えないこと、破損や汚れを防いでくれることから、郵送での贈り物に適しています。

八代目儀兵衛では、内祝いならではの奥ゆかしさが伝わる「内熨斗」を採用しています。

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外熨斗

外熨斗は、包装紙で包んだ品物の上から熨斗をかける方法です。一目で贈り物の内容がハッキリとわかるため、内祝いを手渡しする場合は外熨斗を選んでもよいでしょう。

手渡しの場合は、高貴で趣きのある「外包み風呂敷」や「手提げ袋」を合わせてご利用ください。

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結婚内祝いの熨斗に関するよくある質問Q&A

内祝いなど改まった贈り物をするときには、相手の気持ちを考えて丁寧に対応することが大切です。とはいえ、ときにはマナー通りに進まないことも。ここでは、結婚内祝いにまつわる熨斗のマナーについて、八代目儀兵衛がQ&A形式でご紹介します。

Q 名前なしの熨斗は失礼にあたる?

●基本は名前を書く。内祝いの金額が少ない場合や手渡しの場合は臨機応変に対応する。

熨斗に名前を書くのは「誰からの贈り物か」をお相手に伝えるためです。そのため、表書きと同様に基本は名前を書くのがマナーです。

とはいえ、友人や職場の同僚から連名でお祝いをいただく場合は一人当たりのお返しが少額になることもあるでしょう。「熨斗をつけるほど大袈裟なのはちょっと……」と気がひける場合は、熨斗は必須ではありません。直接手渡せるのであれば、おしゃれなラッピングで代用してもよいでしょう。

Q 結婚内祝いを手渡しする場合に気を付けることは?

● 手提げ袋から出して両手で渡す。

結婚内祝いを手渡しする場合は、事前にアポイントをとっておくのがマナーです。食事の時間に重ならないようにする、個人宅を訪問する場合はお相手を焦らすことのないよう数分遅れてインターフォンを押すなどの配慮を忘れずに。

お相手に渡す場合は、手提げ袋のままお渡しするのはタブーです。風呂敷や紙袋から取り出し、相手側に熨斗が向くようにして両手で渡します。お渡しする際には「この度は私どもの結婚に際し、お心遣い頂きましてありがとうございます」など、お礼の一言を添えましょう。

八代目儀兵衛の結婚内祝いにおすすめのギフト

入籍後は、免許証や銀行口座の名義変更など必要な手続きでバタバタしがち。お祝いをいただいてから1ヶ月以内にお返しを届けるためにも、内祝い選びは早めのスタートがおすすめです。

八代目儀兵衛の「結婚内祝い」は、古来から縁起のよい食べ物として重宝されてきたお米のギフト。お米の個性や特徴を活かしたブレンド技術が、新たな門出を祝ってくれたあの人の元にとびきりの幸せをお届けします。

ギフト賞受賞歴多数「十二単シリーズ」

八代目儀兵衛の中でも特に人気の高い「十二単シリーズ」は「フォーマルギフト大賞受賞「OMOTENASHISelection金賞」など数々のギフト賞を受賞する内祝いの定番。十二単になぞらえた色とりどりの風呂敷に独自のブレンドと精米技術を尽くした料理米をお包みしました。

強い粘りと甘みが凝縮した極上米「極」やお弁当やおむすびに最適な「結」、和食の味を引き立てる「和」などその日のお料理がさらにおいしくなるよう選び抜かれたお米たち。ハレの日にふさわしい鮮やかなギフトは、流行に敏感なご友人への贈り物はもちろんのこと、礼節を重んじる目上の方への内祝いにも最適です。

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「今治浴巾」のブランドタオルとお米がセットになった「はじまりの白シリーズ」

日々の暮らしをちょっぴり贅沢なものにしてくれる極上のタオルとお米をセットにした「はじまりの白シリーズ」。人との絆やご縁の象徴である「糸」で織りなすタオルと感謝の気持ちをこめた「極上米」は、まさに結婚内祝いのための特別な贈り物です。

タオルには今治タオルのブランディングに大きく貢献してきた「今治浴巾」を採用。繊細なスーピマコットンが織りなす究極のやわらかさは、大手ホテルからもお墨付きです。

「はじまりの白シリーズ」の詳細を見る

全国の産地銘柄から逸品を厳選「厳選ブランド米シリーズ」

最後にご紹介するのは、目利きに目利きを重ねた全国有数の産地銘柄米をギフトに詰め合わせた「厳選ブランド米シリーズ」。「つやひめ」や「コシヒカリ」「ゆめぴりか」「ゆめごこち」など国内でも名高いブランド米がずらりと並ぶ逸品は、グルメなあの人の舌を唸らせる極上の贈り物。

八代目儀兵衛が厳選し「これぞ」と太鼓判を押す日本のお米をご堪能ください。

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結婚内祝い熨斗の書き方・選び方のマナー|まとめ

結婚内祝いは、夫婦の門出を一緒に祝ってくれた人に贈る大切なギフト。結婚や出産など人生の節目となる贈り物には必ず熨斗をつけたいものです。

結婚内祝いの熨斗には、「紅白」または「金銀」の華やかな水引を使用します。結び方は一度きりという意味を込めて「結び切り」を、本数は両家5本ずつ合わせて「10本」を選びましょう。

表書き(のし上)には「寿」または「結婚内祝」「内祝」のいずれかを、下段には贈り主の名前を記入します。

名前の書き方にはいくつかパターンがあるため、夫婦で話し合って決めましょう。

・新姓の下に新郎新婦の名前を連名で書く

・結婚後の新姓(苗字)のみを書く

・新郎新婦の名前のみ連名で書く

結婚内祝いの熨斗には、新姓のお披露目の意味合いもあるため旧姓は使用しないのが正式です。旧姓を使用したい場合は、配達伝票やメッセージカードに旧姓を書くとよいでしょう。そのほかに「○○家(新郎)」「△△家(新婦)」両家の姓を連名で書く方法もあります。

熨斗の掛け方は「内熨斗」と「外熨斗」の2種類があります。配送する場合は「内熨斗」、手渡しの場合は「外熨斗」など贈り方によって変更しても問題ありません。どちらにするかで迷ったら、内祝いらしい奥ゆかしさが伝わる「内熨斗」がおすすめです。

代目儀兵衛では、メッセージカードや熨斗などお返し選びがより楽しくなるギフトサービスを豊富にご用意しています。熨斗のテンプレートも充実。ぜひ、みなさまの内祝い選びにお役立てください。

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