出産は人生において大きなイベントのひとつです。この考え方は現代だけのものではなく古来も同じでした。その証拠に出産に関わるイベントは非常に多く存在します。そのイベントの多くが「神様に祈る」という行動と強く結びついています。現代ほど医療技術が発展していなかった時代は赤ちゃんの死亡率は非常に高いものでした。また、悪霊や物の怪という概念が一般的に広く信じられている時代でもありました。生まれてきた命を守るために様々な儀式が行われ、その一部がいまでは風習となって残っているのです。幽霊や未知のものがいるかもしれないと考える方は多いと思いますが、悪霊が命を奪うと考える現代人は多くないはずです。しかしだからといって出産に関わるイベントを蔑ろにするのは良いことではありません。なぜなら、そういったイベントは命を見つめる素晴らしい機会だからです。我が子を思う気持ちに時代は関係がありません。かたちだけになってしまった風習だとしても、その根本には子を思う親の心があります。イベントの度に自分の子どもが誕生してくれたことへの感謝、親になった実感などを見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
お食い初めとは我が子が一生食事に困らないようにという願いを込めて行われる祝い事で、生後100日目に行うことが多い行事です。100日目に行うことから別名「百日の祝い(ももかのいわい)」とも呼ばれています。お食い初めでは祖父 [...]
出産経験が無い方でも知っている非常に有名な行事「お宮参り」ですが、むかしといまではその意味が少し変化しています。過去は生まれた土地の神様である氏神にお参りをして、その土地の一員になることを認めてもらう儀式でした。つまりお [...]
お七夜(おしちや)とは生後7日目の夜に、赤ちゃんの名前を書いた命名書を飾りお祝いをする行事です。むかしは生後すぐに赤ちゃんがなくなるケースが多かったので、成長が見込めるようになった7日目を節目として祝うお七夜は大事なもの [...]
産衣の祝とは赤ちゃんにはじめて産着を着せることを祝う儀式で生後3日から7日に行われるものです。3日目に行うのが一般的とされ、別名では「袖通し」といいます。産衣袱紗は赤ちゃんを産湯からとりあげる時に用いる白絹または白羽二重 [...]
日本では古来より神道という自然崇拝の宗教が存在します。神羅万象に神々が宿るという独自の考え方があり、ギリシャ神話などと同じく多神教です。それら数多くの神々を「八百万の神」と呼び信仰をしてきました。余談ですが、この「八百万 [...]
神道における出産の神様である「産神」を向けえ入れるために用意をするご飯を「産立て飯」といいます。出産後すぐに炊かれて、神棚に捧げられ出産が無事に済んだことを産神に感謝するために行われます。別名では「うぶめし」、「さんのめ [...]