最終更新日:2020-11-23
時代の流れとともに“常識”と呼ばれてきた慣習は変化していくもの。それは伝統的な出産内祝いも例に漏れません。ここ数年は特に顕著であり、若い世代を中心に「出産内祝いって必要あるの?」と考える方も増えているようです。
事実、「内祝い」という慣習の形は着実に変化しています。お祝いの種類によっては、最初から行われないケースも少なくありません。しかし、出産は人生の大きな節目となる出来事ですので、伝統的なお祝いを大切にしたいところです。今回は、出産内祝いの必要性や大切さについて改めてお話していきます。
出産内祝いにはどんな意味ある?贈らなくてもいいケースはあるの?
「お祝いをいただいたらお返しをする…」。これは古くから続く日本の風習であり、伝統でもあります。今日における出産内祝いは「いただいた出産祝いのお返しと」いう色合いが強くなっていますが、元々内祝いは“お返しとイコール”ではないのです。
内祝いには「身内のお祝い」という意味があり、自分の家に慶事があった際に贈るもの。お祝いの品を通じて、親戚や親しい人とその喜びを分かち合うためのものです。縁起物など、幸せのおすそ分けに相応しい贈り物を選ぶのが基本となります。
子どもが産まれれば、親戚や親しい方のお世話になる機会も増えるはず。出産内祝いは、その方々と幸せを分かち合った上で、今後のお付き合いをお願いするための贈り物なのです。単なるお返しではなく、相手を想ったギフトを選んでみてください。
なお、出産祝いを贈られる際、“お返しを辞退する旨”を伝えられることも少なくありません。特に親しい親戚などから固辞されるケースがあります。一般的には、お返しを辞退する旨を伝えられたとしても、内祝いの品はお送りしなければなりません。
ただ、親しい親戚などに固辞された場合、無理に贈ると気を遣わせる恐れが。その際は、出産内祝いを贈るタイミングで、手紙や電話などで感謝を伝えるようにしましょう。相手宅を訪ねる機会があれば、その際に手土産という形でちょっとした品を贈ると喜ばれます。お祝いをいただいているにも関わらず、そのお返しをしないのはやはりNGです。相手方と良好な関係を築くためにも、心を込めた出産内祝いを贈りましょう。
相手に気を遣わせない出産内祝いの選び方
さまざまな意味合いを持つ出産内祝いだからこそ、ギフト選びに悩んでしまうという方は少なくありません。出産内祝い選びのポイントは、相手に気を遣わせず、喜ばれるアイテムを意識すること。そして、お祝いに相応しい縁起物的な要素も必要です。
そのすべてを兼ね備えている定番ギフトが「お米」です。お米は日々の生活に根付いた食材のひとつ。どれだけあっても困らないため、相手方も受け取りやすいギフトです。毎日食べるものだからこそ、ワンランク上のブランド米を贈ると喜ばれるでしょう。
また、お米のギフトには、出産内祝いに相応しい縁起物の側面が。稲穂が連なる姿が子孫繁栄を連想させるため、出産内祝いや結婚式の引き出物に最適といわれているのです。もし、お米のギフトをお探しならば八代目儀兵衛をご利用ください。出産内祝いはもちろん、各種お祝い毎の贈り物にぴったりなお米ギフトをご用意しております。
出産内祝いはやっぱり必要!しっかりとしたギフト選びを
出産内祝いは、単なる「いただいたお祝いに対するお返し」ではありません。日本では古くから続く慣習であり、人と人を繋ぐ大切な贈り物です。どれだけ常識が変化しつつあるといっても、やはり出産内祝いを贈らないのは相手方に失礼でしょう。お祝いへの感謝と「今後ともよろしくお願いします」という気持ちを込めて、しっかりとしたギフトを贈りたいところです。