最終更新日:2020-11-21
家内喜多留は、家の内により多くの喜びが留まる様にの意味を含ませた柳樽の雅語を当て字で表記した物であり、正式結納九品目の一つとして関東地方で良く用いられ、胴と柄共に黒塗り若しくは朱塗りの柳樽に入れた酒や一升と一生を掛けた縁起物として一升瓶で用意され、両家が杯を酌み交わす内祝いの意味も込められていたとされています。
現在では、お酒を持参する事無く現金で代用するケースが多くなっており、その際には家内喜多留と表書きし、金封に結納金の1割程度の現金を入れて中包みに金額を記入します。
関西地方では酒肴料や清酒料と書かれる事が多く、松魚料と同様に結納金の5%〜10%程度の金封と潔白と節度を示す竹飾りが用意されるケースが多いとされています。
お役立ち情報
家内喜多留は、酒樽の樽と多留を掛けた当て字であり、家の内に喜び多く留まる様にの意味で用いられる寿留女と同様の縁起言葉です。古来より結納の際には、朱色か黒塗りの樽の上に2本の大きくて高い角の様な柄をつけた酒樽と酒肴を内祝いとして持参し、以後親戚付き合いを行う両家が酒を酌み交わす為の一家の幸せを願う縁起のものです。現在でも、樽酒を結納品の一つとされるケースも多々ありますが、家内喜多留と書いた金封に金子を入れて済ませるケースが増えています。