最終更新日:2020-11-21
男性から女性に贈る結納金を関東では御帯料または御帯地料(おんおびじりょう)といいます。関西では小袖料と呼びます。
昔は結納の儀式で反物や帯地、縁起物などを贈っていたことからこの名称になりました。現在では品物の代わりとして結婚のお支度を整えてくださいとの意味を込めて金銭を贈る事が一般的には多いかもしれません。ま た御帯料(結納金)の金額に関しましては各地域により格差がございますが、相場としまして約100万円前後となります。
婿養子などの場合は女性から男性に贈る結納金のことを御袴料といいます。内祝いの結納儀式の際に新郎側から新婦側に贈るときの金封の表書きに用いられます。こちらも婚礼準備の費用にあててくださいという意味で新婦側に渡します。
お役立ち情報
御帯地料とは、婚約の正式な儀式として、両家によって執り行われる結納の際に、花婿側から花嫁側へ納められる結納金のこと、あるいはその際に熨斗袋の表書きに書かれる文字のことを言います。主に東日本で良く使われ、帯地料や御帯料のほか、西日本では小袖料と言われています。かつては花嫁に来ていただく御礼として、帯地や反物、縁起物などを贈っていたことに由来していますが、現在は準備金に充てて下さいという意味があります。御帯地料を入れる熨斗袋は、婚姻の内祝いにも使用される、結び切りのものを使用します。