最終更新日:2020-11-21
お歳暮は、慶弔事や内祝いなどの贈り物とは別に毎年年末に一年の最後を締めくくるご挨拶と新たな一年も前年同様のお付き合いを願う慣習です。
起源は、中国の天神を祭るとされる上元1月15日と中元7月15日、下元10月15日の儀礼後に多くのお供え物を分け合う風習と日本古来の祖先の霊を供養する盆や年末年始の考え方が混ざり定着したと考えられています。
お歳暮は、1688年に刊行された日本歳時記に記録が残されており、武士組合の組頭に贈り物をする習慣として、江戸時代には根付いていたとされています。
明治時代には、有力な権力者や上司に対して高価な贈り物をする利害に基づく取引的な側面を持っていた時期もありますが、現在では、雇用関係や親類知人に贈るだけで無く、自分に対してご褒美の意味で贈る人達が増えています。
お役立ち情報
歳暮とは、毎年11月下旬から12月20日頃までに、プライベートや仕事でお世話になった人たちに、物品を贈る習慣のことを言います。贈る物は、ビールやコーヒーのほか、ハムやソーセージなど、主に嗜好品が選択される傾向にあります。元々は、御魂祭りの供物を本家へ届けるという、正月に行われていた古い風習が変化したものだと言われています。歳暮の場合、お返しの意味での内祝いは不要で、御礼状の送付だけで済ませるのが一般的です。