最終更新日:2022-04-12
出産祝いをいただいたら、お返しに出産内祝いを贈るのが一般的です。では、出産祝いを遅れていただいた場合はどうでしょう。
今回は、出産祝いを遅れていただいた際の出産内祝いについて、贈るべきか否か、品を選ぶ際のポイントについてご紹介します。
遅れたお祝いにもきちんとお返しを
出産祝いは、産後1~2カ月後にいただくのが一般的な贈り物です。しかし、場合によってはその時期をかなり過ぎてから、出産祝いをいただくこともあります。そんなときに迷うのが、“お返しの出産内祝いを贈るべきかどうか”ということ。「今贈って相手に迷惑にならないか」「どのような品を選べばよいか」などと考えてしまい、どう対応すればよいか悩んでしまうこともあるはずです。
結論からいうと、出産祝いを遅れていただいた場合も、通常と変わらずしっかりと出産内祝いを贈るのがマナーです。どんなに遅い時期に出産祝いをいただいたとしても、“出産内祝い”としてお返しする分には問題ないのです。反対に、お返しに何も贈らないのはマナー違反になるので注意が必要です。特に、年配の方や目上の方の場合、「贈り物の常識を知らない」と思われてしまう危険性があります。出産内祝いを贈る際は、一般的なマナーに従って、お祝いをいただいてから1~2カ月以内にきちんとお返しの品を贈りましょう。
注意しておきたい贈り物のポイント
出産内祝いを贈る時期が、場合によってはお歳暮やお中元のシーズンとちょうど重なることも考えられます。その際、お歳暮やお中元と合わせて出産内祝いを贈るのは失礼にあたります。出産内祝いは、出産祝いを贈って祝福してくださった方に対するお返しの品。お歳暮やお中元は、季節の節目に感謝の気持ちを込めて贈る品です。これらの品々の贈答は単なる物々交換ではなく、感謝の気持ちを伝え合う交流の一環です。「お歳暮を贈るついでに」「お中元とまとめて贈る」という行為にみられないよう、出産内祝いは出産内祝い、お歳暮はお歳暮ときちんと分けて贈ることが大切です。誰にでも喜んでもらえるお米など、もらってもうれしいギフトをチョイスして、きちんとしたお返しをするのが理想といえます。
律儀にお返しすることで感謝の気持ちを伝えよう 出産祝いを遅れて受け取ると、「このタイミングでお返しを贈ってもよいのだろうか」と悩んでしまう方もいるかもしれません。しかし、時期が遅れても大切なお祝いの品をいただいたことに変わりはありません。基本的なマナーに従って、心を込めたお返しを贈りましょう。