最終更新日:2020-11-21
翁人形(おきなにんぎょう)は、結納の際に用いられる品の一つです。老夫婦を表しており縁結びや夫婦和合、長寿の縁起物の象徴として尊ばれています。
高砂伝説にちなんでおり、現在でも高砂人形と呼ばれる事があります。
高砂の浦に老松の精が共に生まれて二人で老いるまで生きる老夫婦の姿になって表れたというもので、この故事は、国と民の繁栄を主題とした能楽曲にもなっており一部は婚礼などの祝儀で謡われていることから広く世に知られています。
翁人形は縁結びの神様として、古くから親しまれております。結納を含めた婚礼や金婚式のような男女のお祝い事の際には欠かせない人形の1つとして用いられるようになりました。長寿の祝いの際にも飾られております。
お役立ち情報
翁人形とは、結納や金婚式などお祝い事の時に用いられる、縁起の良い夫婦人形のことで、高砂人形とも呼ばれています。尉と呼ばれるお爺さんの人形と、姥と呼ばれるお婆さんの人形の二体からなり、幸せを掻き集め邪気を払うという意味で、尉が熊手を、姥が箒を持っているのが特徴です。兵庫県の高砂神社に伝わる、イザナギノミコトとイザナミノミコトが宿るとされる、相生の松の伝説に由来しています。理想的な老夫婦の象徴ともされ、内祝いの贈り物としても喜ばれます。