最終更新日:2020-11-21
お彼岸とは向こう岸、対岸の意味で、仏教では迷いや煩悩を絶ち、三途の川を越えて到達する悟りの涅槃世界と言われています。時期は春分の日の前後3日間と秋分の日の前後3日間、それぞれ7日間、計14日間です。
太陽が真東より昇り真西に沈むことから西方の極楽浄土へ通じるという考えられ、春と秋の計14日間に祖先に感謝し供養することで自分も極楽浄土へ生まれ変わって行けると信じられてきました。仏壇を掃除し、春分の日の頃に咲く牡丹と、秋分の日の頃に咲く萩にちなんでボタモチやおはぎを供えたり、お墓参りをしたりします。
祖先を供養し敬う期間なので喪に服す必要はなく、縁起の良いお祝い事も自粛する必要はありません。しかしご年配の方の中にはご先祖様にゆっくりしていただけないと、しきたりを気にする方もいらっしゃいますので相手によっては内祝い等は時期をずらして送るほうが無難です。
お役立ち情報
お彼岸は、寺の法要やお墓参りに行き、先祖を敬い、亡くなった人を偲ぶとされている日本独自の仏教行事です。春と秋との2回あり、春分の日と秋分の日を中日とし、その前後3日を合わせた7日間のことをいいます。春にお供えするのは「ぼたもち」で、秋にお供えするのは「おはぎ」です。どちらも同じ内容の食べ物ですが、それぞれの季節の花である「牡丹」と「萩」にちなんだものです。お彼岸は弔事的な意味の行事ではないので、その期間に内祝いをおくっても失礼にはあたりません。