六曜

六曜

最終更新日:2021-01-13

六曜は、暦に記される日時や方位の吉凶、運勢などの暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の六種類の曜星があります。日本では主に冠婚葬祭などと結び付けて用いられ、一般のカレンダーや手帳にも記載されていることが多いです。

それぞれの曜星には、固有の吉凶・運勢が決められていて、現代でも冠婚葬祭の日取りを決める際に利用する人が多く、「結婚式は大安が良い」 「お葬式は友引を避ける」などといった使い方をします。お祝いの品やお返しの内祝いを贈る際にも六曜の日取りを意識する人は多く、それぞれの吉凶は、「先勝」が午前中が吉、「友引」は夕方が吉ですが、「友を引く」から慶事には良く、弔事は避ける、とされています。「先負」は午後が吉です。「仏滅」は何事も避ける日とされていますが、弔事には良い、とする解釈もあります。「大安」は何事にも良き日とされ、特に慶事には喜ばれます。「赤口」は正午だけが吉で、それ以外は凶とされます。

ただ、若い世代には気にしないと言う人も多く、最近は記載のないカレンダーが増えてきたこともあって、まったく知らないという人もいます。

お役立ち情報

六曜は、三国志演義の蜀の宰相や軍師として知られる諸葛亮孔明によって考案されたとする伝説も残っていますが、唐の李淳風によって考案されたとされています。日本には、鎌倉時代末期から室町時代にかけて伝播し、江戸時代から民間の一部で使用される様になり、明治6年に太陽暦が採用され一気に普及しています。現在では、結婚など慶事や葬儀などの弔事の日取りを決定する際に用いられています。六曜は、午前中を吉とする先勝、午後を吉とする先負、万事吉とする大安、万事凶とされる仏滅、朝晩を吉とする友引、正午以外を大凶とする赤口で構成され、旧暦は毎年月毎に決まったお日柄から始まります。その為、お日柄が悪いとされる仏滅には、慶弔事の返礼や内祝いの発送は避けるべきです。又、お日柄は、暦が無くても旧暦の月と日を足して6で割った余りでお日柄が算出出来ます。余りが0の時は大安、1は赤口、2は先勝、3は友引、4は先負、5は仏滅です。

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