最終更新日:2022-01-26
お祝いごとのマナーは、各地域によって微妙な差異がある場合があります。出産内祝いも、地域によって差異があるもののひとつ。ここでは、関西地方や近畿地方における出産内祝いのマナーや、地域ごとに異なる相場などについてご紹介します。
関西地方と関東地方で違う、お祝いのあれこれ
関西地方や近畿地方のお祝いごとには、“おため返し”と呼ばれる風習が残っています。このおため返しでは、出産祝いや結婚祝いなどで贈られたお金の一割を“おため紙”という紙に包み、お祝いを贈ってくださった方々へお返しをします。おため返しには「慶び事が周囲の人にもうつりますように」という思いが込められているのです。
なお、おため返しはいわゆる“お車代”などと同じような意味合いのお祝いです。したがって、出産内祝いはまた別でお贈りする必要があることを覚えておきましょう。
関西地方における出産内祝いの相場も、関東地方と微妙に異なります。一般的に、出産内祝いの相場は受け取ったお祝いの3分の1~半額程度だといわれており、この点は関東地方と関西地方で大きな差はありません。ただし、関東地方に住む人々よりも関西地方に住む人々のほうが奮発したご祝儀を贈る傾向にあるようです。ご祝儀の金額に比例するように、出産内祝いの金額相場も変動すると考えておきましょう。
海外から贈られてきたお祝いにはどうお返しをする?
海外在住の方から出産祝いが贈られてきた場合、お返しする金額に関して悩んでしまう方も多いかもしれません。「とりあえず、通常の相場に従っておけば無難なのでは」と考える方もいるかもしれませんが、それは早計です。なぜなら、送り先が海外であれば郵送代や諸々の雑費がかかってしまうため。たとえ通常の相場に従っても、全ての費用を合わせると相手から頂いたお祝いの金額よりも高い金額になってしまうケースが考えられるのです。
そうなると、「高額の送料を払わせてしまった」と相手方を恐縮させてしまう可能性があります。海外在住の方へ出産内祝いを送るなら、郵送代などの費用を計算に入れ、そのうえで3分の1から半額程度のものを用意するのが得策です。
地域ごとのマナーをしっかりと把握して
出産内祝いに限らず、お祝いごとのマナーはしっかりと把握しておきたいもの。地域ごとの違いを事前に把握しておくと、贈る側も贈られる側も気持ちよくお祝いや感謝の気持ちを送り合うことができます。出産内祝いを贈る際は、受け取り手の在住地などを考慮して、その地域のマナーにしっかりと従うようにしましょう。
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