最終更新日:2020-11-21
心ばかりの贈り物のことです。
言葉そのものは「わざわざ志というほどでもない、一寸だけの気持ちです」と謙遜する意味が込められているので、目上の人から目下の人へのお祝いや心付けなどの表書きとして使われます。「薄謝」と書くこともあります。
注意しなければならないのは、自分よりも目下の人に渡す場合に使う表書きであることです。目上の人に渡す場合は、この表書きでは失礼に当たりますから、「御礼」と書くようにしましょう。
寸志を受け取った時のお礼は不要です。もともとお礼として贈ってくれたものですから、それにさらにお礼を重ねる必要はありません。どうしてもという場合は、「確かに受け取りました。お気遣いいただきありがとうございます」程度で良いでしょう。
寸志はシーンによって表書きを変えることもあります。たとえば内祝いとして渡す場合は、祝儀袋にはそのように書くようにします。
お役立ち情報
寸志とは目上の方が目下の人に贈る心ばかりの品物やお金の事を言います。葬儀などのお手伝いを頂いた人にお礼としてお心付けを渡す際や歓迎会や新年会などで会費の足しにと渡す場合などがあります。金額は1000円~5000円ぐらいで白い封筒に入れて寸志と書くようにします。お返しは内祝いとは違いしなくても構いませんが、頂いたものの金額が大きい場合、後日お菓子やお礼状を渡すことが多いです。また、お金で頂いた場合は次回行われる主賓を招いての会合のたしにすることもあります。その際、感謝の気持ちです、と一言添えると良いでしょう。