最終更新日:2020-11-21
御帯解御祝は表書きの種類の一つで、おんおびときおいわいと読みます。七五三の内祝いで七歳女児の両親に対して、お祝いを贈る際の熨斗の表書きに用いるものです。
元は、男児五歳・女児七歳のときの宮中の儀式である御帯解の儀に由来します。御帯解の儀とは、それまでは紐が直接着物に縫いつけられていた子供着を着用したものから、大人と同じ正式な帯を付け始めることを祝う儀式です。後々、武家社会においても、五歳男児には御袴着の儀、七歳女児には御帯解の儀として定着しました。
昔は数え歳でしたが、現代では満年齢で行うところが多くなっています。お祝いは、紅白の水引で蝶結びの御祝儀袋に入れて贈ります。その家族との関係によって金額の相場は変わりますので、親族などにご相談されるとよいでしょう。
お役立ち情報
七五三は子供の成長をお祝いする行事です。七歳では、女児のお祝いを行います。この七歳のお祝いは、元々、七歳の女児が着物の帯を締め始めるお祝いをするものでした。その儀式を「帯解き」といいます。七歳の女児のお祝いをする時、その両親へお祝いとして送る金品の表書きは「御帯解御祝」、「賀御帯解」となります。なお、七五三のお祝いへのお返しは基本的には不要です。お返しを渡す場合には、表書きは「内祝い」として、七五三の写真と一緒に記念品を送ります。