最終更新日:2020-11-23
棟上式というのは、建物の骨組みが完成した後に、棟木というものを取り付けて、補強する際に行う儀式です。
本来、建物が完成するまでに災害が起こらないようにという祈願をこめて行うものでしたがが、現在では、建主が工事関係者に対して、無事に気持ちよく仕事をしてもらえるようにおもてなしをする接待の意味もこめるようにもなりました。
内祝いとしては、缶ビールや酒、折詰の料理といった内容になります。さらには、ご祝儀を渡すこともあります。
これも、気持ちよく仕事をしてもらわなければならないので、必要な経費と言うことができます。何よりも工事関係者への接待の意味をこめた、にぎやかな式ということになります。
お役立ち情報
棟上式とは、新築家屋の建築の際、棟上げの前に行われる儀式で、建前とも言われます。古くは、それまでの工事が無事終了したことに感謝すると同時に、新家屋の安全を願い、主として棟梁によって執り行われていました。現在では建築に携わっている工事関係者を、家主がもてなす意味に変化しつつあります。家屋の建築の際、平安時代には既に多くの儀式が行われていましたが、時代が進むにつれ沙汰されるようになり、地鎮祭や棟上式など限られたものだけが、現在も伝統として受け継がれています。当日は、工事関係者に対してご祝儀を渡すのが一般的です。お祝いを頂いた場合は、お返しとして内祝いを贈るのがマナーとされ、頂いた金額の半額程度の物品を贈ります。