最終更新日:2020-11-23
目録は、進物や展示品、在庫等についての詳細を表し、品名や分類、数量などを箇条書きで記されたものです。日本では古来から、贈り物をする際には品物と一緒に添付されていました。
ご祝儀袋や内祝いの際の熨斗袋に書かれる「表書き」は、目録を簡略化したものです。現代においても、結納や結納返し、荷出しや荷受けなど、一部の慶事の際に納品書として取り交わされています。結納の時は毛筆で書くのが一般的で、日付や品目、数量のほか、差出人の名前や受取人の名前を記入します。
受け取った新婦側は、その場で受領証として受書を書いたうえで渡しますが、近年は新婦側が捺印するだけ済むよう、受書も新郎側が用意していることが多くなっています。
お役立ち情報
目録とは、贈呈品や進物、所蔵品などについて、品目や数量等の明細を書き記したものです。中国から伝わったとされ、古くから裁定基準の作成や資産の管理、あるいは人員や田畑の管理などを行う際に、幕府や藩主の管理の下で作成されていました。贈呈品などを別途送付するものとし、代わりとして目録を渡すことで、固く約束をするという意味もあり、結納では男性側から結納品を渡す際に必要とされ、女性側は受領証として受書を渡すのが基本です。引出物や内祝いの品に、明細書として添付することもあります。