お米に使う単位をご存じですか?お米の雑学ご紹介!

お米に使う単位をご存じですか?お米の雑学ご紹介!

最終更新日:2022-05-09

ものの量を示すには様々な単位が使われていますが、お米にも合などの単位がありますよね。実際に一合がどれくらいなのかをご存じの方は少ないかもしれません。

今回はお米の単位についてご紹介いたします。

米の単位は何がある?

お米の様々な単位

「加賀100万石」などの言葉があるように、昔はお米の収穫量によって領地の経済力や広さを表していました。「石」とは容積のことで、昔はお米を重さではなく容積で計っていました。

1勺…約15g

1合…約150g

1升…約1.5kg

1斗…約15kg

1俵…60kg

1石…約150kg

この単位を見ていると、1俵以外は15を1つの区切りとしていることがわかります。

俵は明治時代の終わりごろに全国で統一されたため、この中では比較的新しい単位になります。一般的にお米の流通は1袋30kgなので、2袋で1俵です。

お米の単位が登場するもっとも古い記録では大宝元年の701年に制定された大宝律令があります。

当時のお米も上記の単位と同じく、10合1升などが書かれており、これは当時の唐(中国)の単位を使っていたのではないかと考えられています。

なぜお米の単位が決められた?

昔は年貢を納める際に升で計測していましたが、升が大きければその分年貢も多くなります。大名が升の大きさを勝手に変えると、お米の流通にも影響してしまいます。

そこで昔の商人は自分たちで升の大きさに規定を作り、後にそれが普及していきました。

戦国時代には今よりも少し大きな升が使われています。その後、統一令によって江戸幕府が升の大きさを決め、違法な大きさの升を取り締まるようになりました。

全国的に升の大きさが統一されたのは明治時代の末です。このとき、俵の規格が定められました。

日本以外の米の単位

日本では古くから使われている合や升ですが、国際的にはこれらの単位は使われていません。

国際的な炊く際の単位

国際的にお米を炊く際の単位は「cc」で、ccとは体積の単位です。計量カップに書かれているので普段からccを使ってお米を炊いている方もおられるかもしれませんね。

日本では炊飯器の単位も「合」表記でしたが、昭和34年の法律改定によってccに変更になりました。新しいお米専用の計量カップも出回るようになりましたが、これまでお米を升で計っていた日本人からたくさんのクレームが出てしまいました。そこで炊飯器は再び、昭和54年以降に合の単位表記に戻ったのです。

計量単位ではkg

国際的な基準では、お米の計量単位はkgです。海外とお米のやり取りをするには、世界で共通した単位を使わなければなりません。そのため、国際基準に合わせて計量単位はkgに統一されています。

お米の単位は色々あり、どれが正しいのか分からないという方もおられたかもしれません。日本のお米は何を基準にするかで単位が変わってきます。普段何気なく計っているお米の単位にも多くのエピソードがあるって面白いですね。

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