最終更新日:2024-01-11
年忌法要や法事でお渡しする引き出物。法要に参列いただいた方にお渡しするのが一般的ですが、いざ準備をはじめてみると「引き出物はお寺の住職(お坊さん)の分も用意した方が良いの?」「熨斗紙はどうやって書けばいいの?」など、さまざまな疑問が湧いてきますよね。
そこでこの記事では、京都発・お米のギフトショップを営む八代目儀兵衛が、住職に渡す法要の引き出物のマナーをご紹介。引き出物の相場や渡すタイミング、熨斗紙の書き方についてまとめました。
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そもそも、法要の引き出物とは?
●法要の際に頂くお供え(お香典)へのお礼の品
四十九日や一周忌などの法要の際には、参列者からお供え(香典)を頂くことがあります。法要に参列いただいた方にお供えのお礼と感謝の気持ちを込めてお渡しする返礼品のことを、法要の引き出物と呼んでいます。
法要の引き出物はお寺の住職(お坊さん)にも渡すべき?
●住職にも「法要のお礼」として参列者と同じ品物を渡すのが一般的
法要の引き出物を準備する際に「引き出物は住職の分も手配するべきか」「用意する場合は同じ品物でよいのか」迷っている方もいるかもしれません。
特別な事情がない限りは、お寺の住職にも参列頂いた方と同様に法要の引き出物を準備しておくと良いでしょう。
ただ、先ほどもお伝えした通り、もともと法要の引き出物は、お供え(お香典)のお礼として参列いただいた方に渡す品物を指します。そのため、法要後にお寺の住職に渡す品物は、厳密には「法要の引き出物」ではなく「法要を行ってくださったお礼」という扱いになります。
住職にお礼の品物を渡す場合は、品物の中身は参列される方にお渡しする引き出物と同じものを、熨斗紙の表書きは空欄か、何か記載する場合は「御礼」としましょう。
法要の引き出物をお寺の住職(お坊さん)に渡さないケースとは?
法要に関する風習やマナーは、地域によってさまざま。以下のように特別な事情がある場合は、住職にお渡しする引き出物は不要です。
①住職から不要と言われた場合
お寺によっては、法要の引き出物は受け取らないと決まっているケースもあります。住職から事前に「法要の引き出物は不要です」と案内があった場合は、お礼の品物は不要です。
②料金表に含まれている場合
お寺の料金表に「法要の引き出物はお布施と合算してください」などと書かれている場合は、品物の代わりに3,000円〜5,000円の現金をお布施に上乗せしてお渡しします。迷った場合は、事前にお寺を紹介してくれた葬儀社に確認しておきましょう。
お寺の住職(お坊さん)に法要の引き出物を渡す時に知っておきたいマナー
ここからは、お寺の住職にお礼の品物を渡す時に知っておきたい3つのポイントをご紹介します。相場や品物を渡すタイミング、熨斗紙の書き方について順番に確認していきましょう。
①住職に渡す法要の引き出物の相場
●明確な決まりはないため、迷った場合は他の参列者と同様に3,000円〜5,000円の品物を。
お寺の住職にお渡しするお礼の品物は、喪主側の気持ちとして用意するため、明確な相場はありません。
ただし、お寺の住職へのお礼の品物は、参列者にお渡しする引き出物と同じ品物を用意するのが一般的です。迷った場合は、法要の引き出物の相場を参考に、3,000円〜5,000円前後の品物を手配しておきましょう。
②住職に法要の引き出物を渡すタイミング
●会食後(お斎)にお渡しする
仏教の世界では、法要を終えた後に住職や参列者と共に食事をすることを「お斎(おとき)」と呼んでいます。住職にお礼の品物を渡すタイミングは、お斎が終わった後。住職が帰る支度をはじめた頃に、「本日は〇〇(故人)の○○回忌にお心こもったおつとめを頂き、誠にありがとうございました」などお礼の言葉を添えてお渡ししましょう。
住職がバイクや徒歩で会場に足を運んでくださった場合は、お帰りの際に荷物になってしまうこともあります。その場合は、後日改めてお礼の品物を持ってお寺にご挨拶に伺います。
③住職に渡す法要の引き出物の熨斗紙の書き方
●表書きは「空欄」または「御礼」、水引は黒白か黄白の結び切り、署名は喪主の名前
住職にお渡しするお礼の品物には「掛け紙(熨斗紙)」をつけるのがマナーです。掛け紙は、表書き、水引、署名から構成されており、それぞれ書き方のポイントがあります。
表書き | ・空欄にするか「御礼」と記載 |
水引 | ・黒白の結び切り(全国)・黄白の結び切り(関西) |
署名 | ・喪主の苗字かフルネーム |
参列者にお渡しする法要の引き出物には、表書きに「志」と記載するのが一般的です。しかし、住職にお渡しするお礼の品物は、厳密には法要の引き出物とは扱いが異なるため、表書きは空欄のままで構いません。何か記載する場合は「御礼」が良いでしょう。
また、弔事の贈り物には「一度きりであってほしい」という思いを込めて、中央で固く結ばれた、黒白または黄白の結び切りを使用します。黄白の結び切りが使用されるのは、関西地方が中心です。署名には、喪主の苗字かフルネームを記載しましょう。
八代目儀兵衛では、商品におつけする掛け紙を無料でご用意しております。こちらもぜひあわせてご覧ください。
お寺の住職(お坊さん)に渡す法要の引き出物選びのポイント
相場や渡すタイミング、熨斗紙の書き方など、基本のマナーが押さえられたら、早速お寺の住職にお渡しするお礼の品物を選んでいきましょう。選び方のポイントは、参列者にお渡しする法要の引き出物と同様です。
住職に渡す法要の引き出物|①後に残らない消え物
法要をはじめとした弔事の贈り物は、不祝儀を後に残さないという意味合いから「消え物」が好まれます。消え物とは、食べたり使ったりすることでなくなる消耗品のこと。お米やお菓子、日本茶などの食品、洗剤やタオルなどの日用品が定番です。
住職に渡す法要の引き出物|②持ち帰りのしやすさにこだわる
住職がバイクや徒歩でいらっしゃる場合は、持ち帰りの負担が少ない小さくて軽い品物を選ぶことも大切です。どれほど心のこもった品物でも、荷物になってしまっては本末転倒ですよね。京都発・お米のギフトショップを営む八代目儀兵衛では、法要のお礼にふさわしいコンパクトなお米のギフトを豊富にご用意しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
住職に渡す法要の引き出物|③縁起が良いものや四つ足生臭ものは避ける
法要は弔事であるため、慶事によく用いられる鰹節や昆布、お酒など、縁起が良い品物はふさわしくありません。他にも「四つ足生臭もの」と呼ばれる生のお肉やお魚は殺生を連想させるため選ばない方が良いでしょう。
お寺の住職(お坊さん)に渡す法要の引き出物に最適な品物を紹介
法要の引き出物といえば、不祝儀を残さない「消え物」が定番ですが、お寺の住職に渡すとなると、何を選んで良いのか迷ってしまいますよね。お寺の住職は檀家から法要のお礼を受け取る機会が多いため、日持ちのしないものだと、召し上がっていただく前に賞味期限が切れてしまう可能性も考えられます。
そんな時に活躍してくれるのが、日持ちのするお米のギフトです。食べ切りやすさにこだわった小さめギフトなら、持ち帰りの負担も軽減できます。ここからは、八代目儀兵衛でご購入いただける人気の引き出物を厳選してご紹介。ご予算にあわせてお選びください。
住職に渡す法要の引き出物|①偲「五分」2,900円(税込)
お客様の声から誕生した法事専用ギフト「偲」シリーズ。控えめで上品な彩りの風呂敷に包まれているのは、八代目儀兵衛で人気の料理米5種類です。お米には、強い粘りと甘みが凝縮した極上米「極」、冷めてもおいしさが続く「結」、和食のおいしさを引き立てる「和」、洋食の味付けにも負けないしっかりとした粒感が特徴の「洋」、ふわふわの雑穀ごはんが楽しめる「健」をセレクトしました。
●内容 ・料理米2合×5個(極、結、和、洋、健) |
住職に渡す法要の引き出物|②偲「凛」3,400円(税込)
涼やかな青の花包が、なんともおしゃれな「偲 凛」。八代目儀兵衛で人気の料理米「極」「結」「和」を包んだ法事専用ギフトです。心に染み渡る風呂敷は、熟練の職人が一つひとつまごころをこめてお包みしています。2合ずつの個包装になっているから、扱いやすさも抜群。住職のご家族にもきっとお喜びいただけるはずです。
●内容 ・料理米2合×4個(極×2、結×1、和×1) |
住職に渡す法要の引き出物|③偲「白山」2,900円(税込)
法要の引き出物の定番「お米」と「タオル」がセットになった詰め合わせギフト。不祝儀を残さない
「消え物」は、法要のお礼の品に最適です。お米には、ご縁を結ぶ「結」をセレクト。タオルには、今治タオルのブランディングに大きく貢献してきた「今治タオルの要」的存在である「今治浴巾」のプレミアムタオルを採用しました。一流ホテル仕様の上品な光沢と贅沢なボリュームが、日々の暮らしに上質さを添えてくれます。普段使いしやすいシンプルなデザイン、持ち運びのしやすいサイズ感にもこだわりました。
●内容 ・料理米2合×2個(結×2) |
住職に渡す引き出物|④偲「六分」3,400円(税込)
ひとつ目にご紹介した「偲 五分」と同シリーズの贈り物。こちらには「極」「結」「和」「洋」「健」に、チャーハン用のお米「中」をプラスしました。控えめな粘りは、パラパラ炒飯に最適。プロ仕様の一品が簡単に完成します。
●内容 ・料理米2合×6個(極、結、和、洋、中、健) |
住職に渡す引き出物|⑤偲「満」5,500円(税込)
12種類のお米の食べ比べが楽しめる八代目儀兵衛で1番人気のギフトを、法事にふさわしい落ち着いた色合いで再現しました。その日のお料理が最もおいしくなるようにブレンドされた料理米。プロも愛用するお鮨用米「鮨」、炊き込みごはん用米「煮」など個性あふれるお米が揃い踏み。その日の気分や献立にあわせてお米を選ぶ楽しみをお届けします。
●内容 ・料理米2合×12個(極、結、和、洋、中、健、鮨、煮、丼、粥、玄、餅) |
住職(お坊さん)に渡す法要の引き出物の準備も八代目儀兵衛にお任せください|まとめ
法要の引き出物は、読経をお願いしたお寺の住職にもお渡しするのが基本です。ただし、住職本人から断られた場合やお布施の料金が一律で決まっている場合など、お礼の品を用意しないケースも存在します。法要の引き出物に対する考え方は、お寺や地域によっても異なりますので、迷ったらお寺を紹介してくれた葬儀社や親族に確認しましょう。
品物に明確な相場はありませんが、迷ったら他の参列者と同じものにするか、3,000円〜5,000円以内で考えます。住職が会場まで、徒歩やバイクでいらっしゃる可能性を考えると、重いものやかさばるものは避けるのが無難です。また、四つ足生臭ものや縁起の良い品物は弔事の贈り物にはふさわしくないと考える人も多いため、誤って選ばないように注意しましょう。
掛け紙(熨斗紙)の表書きは、空欄にしておくか「御礼」と記載します。水引は、黒白の結び切りか黄白の結び切りのどちらかを地域の風習にあわせて選びます。署名は、喪主の苗字またはフルネームを記載するのが一般的です。
京都発・お米のギフトショップを営む八代目儀兵衛では、今回ご紹介した他にも法要の引き出物にふさわしい贈り物を多数ご用意しております。マナーに関するお問い合わせは、お電話(0120-705-833)やLINEでも受け付けておりますので、お気軽にお尋ねください。
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