最終更新日:2020-11-21
鰹節は、水分をほとんど含まず、栄養価も高いため、保存できる携帯食として古くから重宝されてきました。また、「勝男武士」とも書かれることから、たくましい男性の象徴ともされ、武運を願う武家社会では縁起の良いものとされたのです。
そして、その保存性から「永遠に」を願う意味があるとされています。鰹節は結納9品目のひとつに含まれています。3枚におろした半身をさらに2枚におろし、背側を雄節、腹側を雌節と呼び、ぴったりと合わさってひとつの形になることから、夫婦一対を表すとされ、結納の品となったのです。
鰹節は、結納だけではなく内祝いにもしばしば贈られます。切り口が松の年輪に似ていて松の気高さをたたえる松魚節とよばれたり、黒い皮を松の緑、削った肌合いを笹、切り口を梅にみたてて「松竹梅」として、あらゆるお祝いの縁起物として活用されています。
お役立ち情報
結納や結婚式の引き出物として、よく用いられるかつお節。長期保存が可能な食材であることから、「永く続く幸せ」をあらわし縁起の良い贈り物とされています。また「勝男武士」とも称され、一家を支えていく大黒柱である力強い男性を象徴しています。かつお節を作る際、3枚におろしてからさらに身を背側と腹側に分けて作ります。この背側を雄節、腹側を雌節と呼び、2つがぴったりと合わさることからも縁起の良い贈り物とされ、祝い事や慶事などの幅広い内祝いにも用いられます。