
最終更新日:2020-11-21
子生婦とは、結納の際に新郎側から新婦側へ贈られる九品目の一つで、昆布のことを言います。
品目が七つの場合には含まれないこともあり、他に寿留女(スルメ)が除かれます。繁殖力の強い昆布は、古くから子宝や子孫の繁栄に繋がる縁起の良いものとされ、「喜ぶ」との語呂の良さもあり、祝い事には頻繁に用いられてきました。
このため、結納の際の品目の一つとして、長熨斗、御帯料、末広、寿留女などと共に、「子生婦」として目録に記載されます。
婿養子として新郎側が婿入りする場合には、新婦側からの結納品の目録に、「子生夫」や「幸運夫」と書かれます。慶事の御礼や内祝いなどでも、昆布がギフト品として選ばれることも多く、日本では広く好まれています。
お役立ち情報
子生婦は、よろこぶにちなんで、縁起物として欠かせない必需品になっています。おいしいだしを取ることができますし、煮て食べてもおいしく、子孫繁栄という意味もあります。出産や結婚などでお祝いを頂いた人には、子生婦を内祝いのギフトに贈ることが多いです。病気や怪我で入院をした経験のある人は、お見舞いを受け取ることが多いですが、快気祝いに贈る人も多いです。お子様の七五三などのイベントの時に、贈る機会もよくあります。