最終更新日:2020-11-21
御初幟御祝(おんはつのぼりおいわい)とは「端午の節句のお祝いを贈る」という意味で知られております。御初幟御祝の初幟は男児の出産後の無事を感謝しこれからの成長を祈願する為、初めての節句(端午の節句)に立てる鯉のぼりの事を指します。
男児の5月5日の菖蒲の節句とも呼ばれる重陽の節句の一つである端午の節句に行われている贈答慣習です。御初幟御祝は、武者飾りや鯉のぼり、フラフの幟を母親方の実家から贈るのが一般的ですが、地方によっては父方から送るなど慣習の違いが見受けられます。
現在では、少子化や都市圏の住宅事情などの諸問題により、飾り物の選別や費用負担に関して両家で費用や購入品目を分担したりするケースが増えています。通常の贈答品は、半月から当日までに贈りますが、飾り物は飾り付けの為の期間を考えて1ヶ月前位から1週間前までに贈る方が良いとされています。
お役立ち情報
御初幟御祝とは、初めての端午の節句を迎える男児の両親への内祝いの表書きに用いられる言葉です。この他にも「初幟御祝」や「祝御初幟」といった言葉が用いられるケースも、間違いではありません。そもそも初幟とは、男児の出生の無事と成長を祈願して、初めての端午の節句に立てられる鯉のぼりの事です。そして、御初幟御祝は初節句の飾りや宴の費用の一部に充ててもらうのが一般的ですが、必ず現金でなければいけないという決まりはありません。