最終更新日:2023-04-22
日本には多くの米どころがあります。米どころといわれてすぐ思いつく方も多いかと思いますが、そもそも米どころが何かをご存知ではない方もおられると思います。
そこで今回は、日本の米どころについてご紹介いたします。是非ご一読ください。
■日本の米どころ
まずは日本の米どころについてご紹介いたします。
・米どころとは
米どころとはおいしい良質なお米が作られている、お米の名産地を指します。お米にはたくさんのブランドがあり、日本各地で米どころとされている土地が多くあります。特に北海道や東北など寒い地域に米どころが多くなっています。
・日本の有名な米どころ
農林水産省発表の「令和2年産水陸稲の収穫量」から日本の米どころをご紹介します。
【新潟県】666,800t(うち主食用595,400t)
【北海道】594,400t(うち主食用553,700t)
【秋田県】527,400t(うち主食用453,300t)
【山形県】402,400t(うち主食用351,400t)
【宮城県】377,000t(うち主食用356,000t)
・米どころに必要な条件
おいしいお米を作るには、米作りに適した環境が必要です。条件は4つあります。
①豊富な水がある
②水はけのよい土がある
③広く、平らな土地がある
④昼夜の気温差が激しいこと
条件を見ていると、東北地方や北海道に当てはまりやすいものばかりになっています。一般的に米は寒い場所よりも暑い場所の方が育つとされていますが、日本では品種改良が行われたお米が多くあるので寒い地方でもおいしいお米がたくさん作れるようになっています。
■日本の人気お米ブランドと米どころ
有名なお米のブランドを産地別にご紹介します。
・コシヒカリ/新潟県
新潟県は山間地の気候、河川からの優れた水質、海洋気候という米作りに最適な特徴を持つ土地です。新潟県産の「コシヒカリ」は産地を4つに分けており、産地ごとの特性を活かした米作りをしています。濃厚な甘みで日本人に好まれやすく、粘りに優れた食感が楽しめるお米です。
・あきたこまち/秋田県
秋田県は西側が日本海に面しており、対馬海流で温暖な気候をもち、東側には奥羽山脈があるので冷たい風の気温が8度以上高くなります。そのため昼夜の寒暖差が大きくなり、お米がおいしくなる、と昔から日本有数の米どころとされていました。「あきたこまち」はあっさりとした味わいで、水分量が多いので冷めてもおいしい特徴があります。
・ゆめぴりか/北海道
寒冷地である北海道は長年、米作りには不向きな土地とされていました。しかし約10年もの年月をかけて開発されたお米が「ゆめぴりか」です。甘味が強く、もっちりした食感が魅力のおいしいお米になりました。今では全日空国際線のファーストクラス機内食でも提供されています。
・つや姫/山形県
日本最大ともいわれるブナの原生林がある山形県は優れた水質が満ちた土地です。病気に強く、良質な味わい、十分な収穫量を満たすために作られた「つや姫」は、開発期間に10年以上費やされています。炊きあがった際の美しいツヤ、揃った大きな粒のお米は味はもちろん、見た目にも美しいお米です。
日本のお米はなんと300種類以上もあります。産地や品種による違いはもちろん、作り手や作られた年によってもお米の風味は変わります。八代目儀兵衛では実際に毎年1,000回以上もの食味を行い、本当においしいお米をお届けしています。