八代目儀兵衛 風呂敷リユース&ハンドメイド記事 その3.『縫う』にチャレンジ!直線縫いだけの簡単リメイク 後編

八代目儀兵衛 風呂敷リユース&ハンドメイド記事 その3.『縫う』にチャレンジ!直線縫いだけの簡単リメイク 後編

最終更新日:2023-06-06

前編では、ちょこっとだけ縫って作るリボンのアレンジをご紹介しました。
こちらの中編では、シュシュの作り方と、その応用で作るヘアアクセサリーをご紹介していきます!
色とりどりの風呂敷で作るシュシュは、普段使いにも、おしゃれしたい日にもピッタリですよ。

アレンジ案① シュシュ

髪をさっとまとめるのに便利なシュシュ。
上質な風呂敷を使って作れば、おでかけスタイルにもぴったりなお洒落なシュシュが出来上がりますよ。
今回必要な材料は、風呂敷1枚、布ばさみ、アイロン、針と糸もしくはミシン、ゴムとゴム通しです

作り方

①風呂敷を半分に切る
②半分になった風呂敷を、長い長方形になるようにさらに半分に折り、アイロンで折り目をつける
③布を中表に折り、短い辺の上から1cmくらいを縫う。
④布が輪っかになったら、縫いしろを開いてアイロンでしっかり開く。
⑤重なって上になっているほうの布を、真ん中に向かって折っていく。
⑥真ん中に集まった上の布を避けながら、下になっていた布で包むように両端をぴったりと合わせて半分に折る
⑦中の布をいっしょに縫わないように注意しながら、外側の布を直線縫いで縫い合わせていく
⑧外に出ている部分を縫い終えたら、下から中の布を引きだして、同じように縫い合わせていく
⑨縫いはじめの部分が見えてきたら、返し口を3cmほど残していったん縫い終わりにする
⑩返し口から中の布をやさしく引っ張り出していき、裏返す
⑪ゴム通しを使って、中にゴムを通し、ほどけないようにぎゅっと結ぶ
⑫返し口を手縫い、もしくはミシンで縫って閉じる

以上がシュシュ作りの手順になります。
前回までのハンドメイドと比べると、ちょっと難易度が上がったように感じるかもしれませんね。
初心者さんは、分からないところは身近なハンドメイドの得意な方に訊いてみたり、動画で確認しながら作業してみるのがおすすめですよ。

筆者も今回、裁縫上手な祖母と久しぶりにオンライン通話をして作り方を教わりながら、初めてのシュシュ作りのチャレンジとなりました。
こうやって、思いがけない人と人とのコミュニケーションが生まれるのも、ハンドメイドの楽しさの一つなのかもしれませんね。

アレンジ案② 2色シュシュ&ヘアバンド

シュシュを輪っかにせずにゴムを外側に出しておくことで、アレンジ自在のシュシュ兼ヘアバンド。
ゴムをぎゅっと結んで普通のシュシュのように使うことも、頭に巻いてヘアバンドのように使うこともできて、お洒落の幅が広がります。
今回は、ゴージャスな見た目にするために、2色の風呂敷をつなげて長さを出し、よりボリュームアップした2WAYのシュシュ&ヘアバンドを考えてみました。

必要な材料は、普通のシュシュの材料に加えて、風呂敷をもう一枚と見えてもかわいいゴム、さらに、ゴムの端を留めるテープや金具もあるとよりお洒落になりますよ。

作り方

①お好みの色の2枚の風呂敷を半分に切る
(一色で作りたい場合、半分に切った両方の布を使います)
②半分になった風呂敷を、長い長方形になるようにさらに半分に折り、アイロンで折り目をつける
③2枚の布の短い辺の一方を、裏面から布用両面テープでくっつけて長い布にする
④布を中表に折り、短い辺の上から1cmくらいの部分をクリップや待ち針などで仮止めする
(普通のシュシュとは違い、輪っかにしないためです)
⑤重なって上になっているほうの布を、真ん中に向かって折っていく。
⑥真ん中に集まった上の布を避けながら、下になっていた布で包むように両端をぴったりと合わせて半分に折る
⑦中の布をいっしょに縫わないように注意しながら、外側の布を直線縫いで縫い合わせていく
⑧出ている部分を縫い終えたら、下から中の布を引きだして、同じように縫い合わせていく
⑨縫い始めた部分にぶつかるまで縫う
⑩④で仮止めした部分を外し、そこから裏返して一本の長い筒にする
⑪ゴム通しでゴムを筒の中に通し、お好みの長さがシュシュから出るように調節する
⑫お好みで、ゴムの端をテープでくるんだり金具をつけたりして、装飾する

以上が2色シュシュ&ヘアバンドの作り方です!
手順④を、仮止めではなく縫って閉じてしまい輪っかにして、そのあとの手順をアレンジ案①のシュシュと同じで作れば、2色ヘアバンドにアレンジもできますよ。

色とりどりの風呂敷は、シュシュをはじめとしたヘアアクセサリーにぴったり。
はじめは難しいと感じるかもしれませんが、上達してくるとフリルやレース、ビーズなどの装飾も使って、もっと可愛くアレンジしたくなってくるはず。
『縫う』ステップまで上達すれば、自分だけのオリジナル作品がどんどん作れるようになれちゃいますよ!
自分の手で作ると、お店で買うのとは一味違って、より愛着がわいて長く愛せる一品になりそうですね。

アレンジ案③  デフトバン

みなさん、デフトバンってご存じですか?髪を巻きつけてリボンのように結ぶだけで、ギブソンタックというお団子ヘアスタイルが作れる優れもの。簡単なのに凝ったヘアアレンジをしているように見えると、人気を集めています。ひとつ持っていると、おしゃれの幅が広がりますよ。
こちらの『デフトバン』も風呂敷でつくれるんです。
工具と針金を使った作業となるので、怪我のないよう十分に注意しながら、ぜひチャレンジしてみてくださいね!。

今回必要な材料は、お好みの風呂敷1枚、布ばさみ、アイロン、定規、針と糸もしくはミシン、そして針金とニッパー、ペンチです。
針金は、太さは2㎜程度のものを、1mくらい用意してください。針金をくるむために、ビニールテープなどもあると良いでしょう。

作り方

①風呂敷を半分に折ってアイロンでしっかりと折り目をつけ、そこで半分にカットする
②半分にカットした風呂敷を、さらに半分に折る
③両端から13.5cmずつの部分に印をつけ、その印と印の間の8cmに切れ目を入れる
④切れ目を入れるために分に折っていた布をもとに戻し、アイロンをかける
⑤④を2枚分作る
⑤2枚の生地を切れ目が重なるように中表に重ね、外側をぐるりと1周縫い合わせる
⑥縫い合わせた生地を、真ん中の切れ目から表にひっくり返す
⑦針金を用意し、布の外側の長さに合わせてニッパーでカットする
(針金や工具で怪我をしないようにご注意ください)
⑧布の外側の形に合わせて、針金をペンチで曲げる
⑨針金が合わさる場所をビニールテープで留める
⑩布の真ん中の開き口から、針金を中に入れる
⑪形を整えたら、真ん中の開き口をぐるりと一周縫う
(穴は開けたままにするため、縫って閉じないようにしましょう)
⑫最後に、針金が中でずれないようにするため、針金の内側1cmくらいのところをぐるりと一周縫う

以上で完成です!

縫いものに加えて、工具を使っての作業もあるため、今までにご紹介したアレンジよりもさらに大変に感じるかもしれません。
筆者も、慣れない工具の扱いに四苦八苦しながら、なんとか完成までこぎつけました(笑)。
お子さまといっしょに作る場合には、アイロンや工具などを使うときには十分注意して、大人の方が手伝ってあげてくださいね。
初心者さんにとってはだいぶ手間がかかるハンドメイドだからこそ、完成したときは達成感や、大きな感動が味わえそうですよ。

つくったアイテムでのヘアアレンジも、ぜひたのしんでくださいね。
素敵なアイディアや作品が生まれたら、「こんな作品を作ったよ」と、ぜひ八代目儀兵衛に教えてくださいね。
みなさんの風呂敷リメイク作品のSNSへの投稿も、楽しみにお待ちしております!

その4に続く

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