新築内祝いの熨斗の書き方は?水引・表書き・名前などマナーを解説

新築内祝いの熨斗の書き方は?水引・表書き・名前などマナーを解説

最終更新日:2023-10-31

新築祝いのお礼として贈る「新築内祝い」には、熨斗をつけて届けるのがマナーです。とはいえ、熨斗にはたくさんの種類があるため「どんなものを選べばいいのかわからない」と迷ってしまう方も多いはず。そこで本記事では、新築内祝いや引越し内祝いにふさわしい熨斗の書き方について八代目儀兵衛がご紹介します。

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【記事編集】

京の米老舗 八代目儀兵衛

江戸時代より続く、京都の米屋。風呂敷で包まれた「お米のギフト」やきめ細やかなサービスは、「贈ったら必ず褒められる贈りもの」と評判。慶弔問わず、人生の大切な日や大切な相手への贈りものとして高い評価を受けている。セブン‐イレブンやHITACHI、伊藤園といった大企業ともコラボ実績多数。お米への深い愛情と知識、鍛え上げられた技術やノウハウに、メディア取材・出演も多く、テレビ・雑誌・WEBでの注目度も高い。
【受賞歴】「楽天EXPO賞」「フォーマルギフト大賞」「OMOTENASHI Selection 2金賞」など多数

新築祝いと引越し祝いの違い

新しく家を建てたりマンションを購入した際に、親しい人から贈られる新築祝い。「引越し祝いとはどう違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?

新築祝いと引越し祝いには、次のような決まりや違いがあります。

●新築祝い
一軒家やマンションを新築で建てたときにいただくお祝いのこと。
●引越し祝い
中古の一戸建てやマンションを購入した場合や賃貸物件に引っ越した際にいただくお祝いのこと。

新築物件を建てた場合のお返しは「新築内祝い」、中古物件を購入または賃貸物件に引っ越した場合のお返しは「引越し内祝い」と考えてよいでしょう。

新築内祝いに必ず熨斗は必要?

●お披露目会に招待した場合は不要

新築祝いや引越し祝いをいただいたら、そのお礼として自宅に招待しお披露目会を開くのが一般的です。食事や軽食を振る舞うことが、お礼の代わりになるためお返しの品を購入する必要はありません。

従って、お披露目会を開いた場合は内祝いにつける熨斗も必要ないと考えてよいでしょう。

一方、お相手が遠方に住んでいる場合などなかなかスケジュールが合わず自宅に招待できない場合は、お祝いのお礼として「新築内祝い」の品物を贈るのがマナーとなります。その場合は品物に熨斗をつけるようにします。

熨斗の由来は「熨斗鮑(のしあわび)」

日本では古くから贈り物にあわびを薄く伸ばした「熨斗鮑(のしあわび)」を添えて贈る慣しがありました。内祝いは、身内にあった嬉しい出来事をお裾分けする特別な贈り物だったため「長寿」や「繁栄」を意味する縁起のいい鮑が用いられたと考えられています。現代では、紙を折って作った熨斗飾りを印刷した「熨斗紙」を使うのが一般的です。

新築内祝いにつける熨斗の基本構成

贈り物に込めた気持ちを表す熨斗。新築内祝いのような改まった場面での贈り物では、熨斗を用いるのがマナーですが、用途によって選ぶべきものは異なります。ここではまず、熨斗を構成する要素について確認していきましょう。

●熨斗

熨斗鮑を略したもの。「100年生きる」「食べると精が出て元気になる」など古くから縁起物として大切にされてきた鮑を真似たもの。

●水引き

のし紙の中央にある紐。結び方や色・本数によって贈り物の意味が変わる。

●表書き(のし上)

「贈り物の目的」に関する記載。別名のし上とも呼ばれている。「新築内祝」や「御礼」など贈り物の目的を一目で伝える役割がある。

●署名・名入れ(のし下)

「贈り主の名前」に関する記載。新築内祝いでは贈り主の苗字のみまたはフルネームを記載する。別名のし下とも呼ばれている。

【熨斗】新築内祝いの表書き(のし上)の書き方

日本では古くから贈り物の内容が一覧できるように「目録」をつける風習があったと言われています。こうした目録を簡略したものが現代の「表書き」にあたります。

新築内祝いの場合

新築祝いをいただいた場合は「新築内祝」「内祝」「御礼」のいずれかを選びます。このとき「新築内祝い」「内祝い」などの送り仮名は不要です。

引越し内祝いの場合

引越し祝いをいただいた場合は「内祝」または「御礼」のいずれかを選びます。新築内祝い同様に送り仮名は不要です。

新築内祝いの表書きは手書きじゃないと失礼?

手書きの場合は、毛筆と墨で書くのが正式なマナーです。毛筆を持ち合わせていない場合は筆ペンで代用しましょう。フォーマルな贈り物ではボールペンや万年筆は避けるのが無難です。

文字の色は「濃い黒」を選びましょう。濃い黒からは「あなたのために心を込めて墨をすりました」という送り手の感謝の気持ちが感じられるためです。

文字を書くのが苦手な場合は手書きの代わりに、市販の熨斗紙や購入先のサービスを積極的に活用するとよいでしょう。

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【熨斗】新築内祝いの「水引」の選び方

ご祝儀袋などの表に用いられる水引は、贈答の目的によって色や結び方を使い分けるのがマナーです。

新築内祝いは「蝶結び(はな結び)」を選ぶ

慶事の結び方には大きく分けて「蝶結び」と「結び切り」があります。

新築や引越しは何度あってもおめでたいお祝いですので、端を引っ張ると簡単にほどけて結なおせる「蝶結び(はな結び)」を選びましょう。蝶結びは新築内祝いや引越し内祝いのほかにも、出産内祝いや入学内祝い・お中元・お歳暮・年賀 などに用いられます。

ちなみに「結び切り」は一度結ぶと簡単にはほどけないことから、一生の誓いである婚礼のお祝いや快気祝いなど一度きりであってほしいお祝い事や弔事全般に使用します。

新築内祝いの水引の色は「紅白」

新築内祝いや引越し内祝いをはじめとしたお礼やお返しの品物には、慶事全般に活用できる紅白の水引を用いましょう。ちなみに、紅白の紅には「魔除け」、白には「神聖で汚れがない」という意味が込められていると考えられています。

新築内祝いの水引の数は5本または7本

慶事では奇数(3本・5本・7本)の水引を使い、5本1組と考えるのが一般的です。

水引の数は5本が最もポピュラーですが、品物をより丁寧に見せたいときには7本の水引を選ぶこともあります。なお、3本の水引は5本を簡略化したもので、粗品などに用いられます。

なお、数字の9も奇数に当たりますが「苦」など縁起の悪さを表す「忌み数」として知られているため内祝いでは使用しません。

【熨斗】新築内祝いの署名(のし下)の書き方

熨斗の下段には、贈り主の名前を書きます。このとき熨斗の上段にある表書きよりも少し小さめに書くとバランスが取りやすくなります。

苗字のみ・またはフルネーム

贈り主の名前は「家族の苗字」または「贈り主のフルネーム」「世帯主のフルネーム」のいずれかを記載するのが一般的です。

二世帯住宅の場合は連名にする

二世帯住宅を建てた場合など、苗字が複数ある場合は連名で記載します。右側に親の苗字を、左側にご自身の苗字を並べて書きましょう。

新築内祝いには「内熨斗」が好ましい

熨斗の掛け方には、大きく「内熨斗」と「外熨斗」があります。

内熨斗は品物に熨斗をかけ、その上から包装紙をかける方法。熨斗の汚れを防ぐ役割があり、内祝いを郵送する際によく用いられます。

外熨斗は包装紙の外側から熨斗をかける方法です。包装紙を解かなくても表書きや署名が確認できるので、内祝いを手渡しする際に用いられます。

内祝いにはどちらを使うべきといった明確な決まりはありませんが、八代目儀兵衛では「自分に祝いごとがあったのでお裾分けいたします」という控えめな印象が伝わる内熨斗を採用しています。

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新築内祝いを郵送するならお礼状やメッセージカードを添える

新築内祝いを郵送するなら、お礼の気持ちを込めてお礼状やメッセージカードを添えると丁寧な印象になります。

●親・親族に贈るメッセージの例
このたびは心温まるお祝いの品をありがとうございます。おかげさまで新居も片付き、新しい生活にも慣れてまいりました。またお近くにお立ち寄りの際には、ぜひお越しください。次にお会いできる日を楽しみにしております。
●職場の上司に贈るメッセージの例
この度はお祝いをいただき誠にありがとうございました。新居にて幸せな家庭を築いてまいります。ささやかではございますがお礼の品をお贈りいたします。まだ未熟な私どもですが今後もご指導いただけますと幸いです。

八代目儀兵衛では、新築内祝いの品物と一緒にお届けできるオリジナルメッセージカードや一筆箋を豊富に取り揃えております。ご用途別の定型文もご用意。文章を書くのが苦手な方でも安心してご利用いただけます。

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新築内祝いにメッセージは必要?友人や親戚など、贈り相手別のポイントをご紹介

新築祝いのお返しにおすすめ!八代目儀兵衛のおしゃれな新築内祝いギフト

新築内祝い・引越し内祝いは、新生活のスタートを祝ってくださった方に感謝を伝える大切なギフト。京の米老舗八代目儀兵衛では、縁起のよい食べ物として知られるお米を色とりどりの風呂敷包みにしてお届けします。箱を開けた瞬間のワクワク感を大切なあの人に届けませんか?

友人へのお返しに「はじまりの白 Muku」

新生活の喜びを感じる真っ白なギフトは、内祝いにも最適。厳選したお米と「今治浴巾」のプレミアムタオルがセットになった特別感のある贈り物です。プレミアムタオルには、最高級スーピマ綿を採用。厳選した原材料と妥協なく作られる高品質なギフトは、おしゃれに敏感な友人から「センスがいい」と褒められること間違いなしです。

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両親・親族へのお返しに「儀兵衛のお米券「満開と儀兵衛のお米券セットD」

八代目儀兵衛の人気商品「十二単『満開』」とお米券がセットになった豪華なギフトは、両親や親族へのお返しにおすすめの一品。12種類の料理米を楽しんだ後、お好きなお米をお取り寄せいただけます。商品とお米券がセットになっているため、お相手に内祝いの金額を知られてしまうことはありません。「新築内祝いに商品券を贈りたいけれどマナー違反にならないか心配」という方にも自信を持っておすすめできるギフトです。

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職場での連名のお返しに「ほんの気持ち米 真空パック2合12個」

「職場から連名でお祝いをいただいた」という方におすすめなのが、シンプルでおしゃれな真空パックにお米を閉じ込めた「ほんの気持ち米 」。かさばらずに持ち運べるスリムなデザインは、職場での手渡しにも最適です。お米には、冷めてからが本領を発揮するおむすび専用米「結」を採用しました。

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新築内祝い・引越し内祝いにふさわしい熨斗で、特別な心遣いを|まとめ

新築祝い・引越し祝いをいただいたら、引越しから1~2ヶ月程度、または新築祝いをいただいてから2週間を目安に内祝いを贈りす。

新築内祝い・引越し内祝いに熨斗をかける際には、次の点に注目しましょう。

●熨斗とは

かつて贈り物を贈る際に添えていた「熨斗鮑」を簡略化したもの。格式高い贈り物やお礼のギフトには、目的や用途にあった熨斗をかけるのがマナー。

●表書き(のし上)

「新築内祝」「内祝」「御礼」のいずれかを書く。引越し内祝いの場合は「内祝」「御礼」が一般的。

●水引

紅白の蝶結び(花結び)を選ぶ。水引の数は5本または7本

●署名(のし下)

贈り主の苗字またはフルネームを書く。二世帯住宅などで、苗字が複数ある場合は親の苗字を右側に記載する。

●のしのかけ方

内熨斗または外熨斗。厳密な決まりはないものの、内祝いならではの奥ゆかしさが伝わる内熨斗が好まれる傾向に。

新築内祝い・引越し内祝いは、新生活のスタートを祝ってくださった方に感謝を伝える大切な贈りもの。八代目儀兵衛では、おしゃれでおいしい「お米のギフト」を豊富にご用意するほか、熨斗やメッセージカードなど、各種無料サービスも充実しています。

LINEやお電話でのご質問も受け付けておりますので、新築内祝いの熨斗のマナーでお困りの際はお気軽にご連絡ください。

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