長熨斗

長熨斗

最終更新日:2020-11-21

納幣熨斗とも呼ばれる長熨斗は、貴重かつ不老不死の象徴とされる鮑から作られる事から結納品の九品目の一つとされ、内祝いや慶事の儀式の高価な贈答品として重宝されていますが、現在では海藻を煮溶かした物やビニール製の代用品の使用が増えています。

熨斗鮑の起源は、日本武尊の叔母に当たる倭姫命の願いにより、伊勢神宮へ奉納されている鳥羽国崎の大身取り小身取り玉貫と呼ばれる御神饌の熨斗鮑とされ、鳥羽国崎の熨斗鮑は伊勢神宮で行われる6月と12月の月次祭と10月の神嘗祭に献上されるだけで、2000年以上伊勢神宮以外で取引された事がないとされています。

長熨斗鮑は、鮑を塩漬けにして竹筒や火熨斗で伸ばし水洗いをして乾燥させる工程を繰り返し長く調製されたものであり、平城京跡からは4尺5寸の熨斗鮑が献上された記録が発見されています。

お役立ち情報

長熨斗は、主に関東圏での結納の九品目の一つで、熨斗鮑とも言われています。元々は鮑を火熨斗で薄く伸ばし、乾燥させたものを白と赤の和紙で包んでいましたが、現在では模造品を使用するのが一般的です。中国では、古来から鮑が不老長寿の薬として重宝され、祝い事でよく用いられており、それが日本に伝わったとされています。関西圏では熨斗と呼ばれ、打ち出の小槌などが添えられます。長熨斗は、結び切りの水切りがついた、結婚に関する祝い事で使用する内祝い用の熨斗袋のイラストにも使用されています。

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