出産内祝いを手渡しするときのポイントと渡し方

出産内祝いを手渡しするときのポイントと渡し方

最終更新日:2022-04-12

相手への気持ちがより伝わるよう、出産内祝いを手渡ししたいと考える方も少なくありません。このとき、相手に対して失礼にならないよう、渡すときのマナーや正しい渡し方を知っておくことが大切です。そこで今回は、出産内祝いを手渡しするときのポイントと正しい渡し方をご紹介します。

誠意ある対応を!直接渡すときのマナー

出産内祝いを手渡しするときのマナーとして心掛けておきたいのは、渡す当日のことだけではありません。手渡しする旨を相手に伝える段階から、しっかりとマナーを押さえておくことが大切です。

・訪問日時の伝え方
相手にも都合があるため、訪問してよいのかの確認や、訪問日時の確認をしっかりと済ませておくことが大切です。基本的に、訪問日時などの確認は電話で問題ありません。しかし、目上の方に対しては、手紙で伝えることがより望ましいといえます。 出産内祝いを贈る時期は、赤ちゃんの生後1カ月~2カ月が一般的です。「手紙だと生後2カ月に間に合わない」などということがない限り、目上の方には手紙を贈るようにするとよいでしょう。

・訪問する時間帯
訪問する時間帯は相手の都合に合わせて決めるのが基本です。ただ、一般的にどの家庭でも、早朝や食事時、夕方以降は忙しいというケースが多いようです。そのため、これらの時間帯は避けることが望ましいといえます。なお、おすすめの時間帯は10時~11時ごろ、14時~16時ごろといわれています。 相手の自宅を訪問する際、早めに到着すると相手に迷惑をかけてしまう可能性があります。相手の準備時間も考慮し、約束の時間から3分ほど遅れて到着するというのが一般的です。

・後日の対応
相手の自宅を訪問した際、お茶やお菓子を出してもらったり、食事をごちそうしてもらったりすることもあります。こうした“おもてなし”に対しては、後日にしっかりと感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。電話よりも、形として残る手紙がおすすめです。

渡す場所で変わる!正しい渡し方

出産内祝いを手渡すときにもたついてしまうと、自分のイメージダウンにつながる恐れがあります。スマートな渡し方を身につけ、相手に失礼のないようにしましょう。 出産内祝いの渡し方は、渡す場所により異なります。

・玄関
玄関で渡すときは、手提げ袋から品を取り出して渡すのが基本です。品が相手の正面を向くように両手でしっかりと持ち、感謝の言葉と共に渡しましょう。なお、日本古来の風習に寄り添い、風呂敷に包んでおくとなおよしです。

・和室
和室に通された場合は、出産内祝いを下座(入口側)に置き、座った姿勢で相手に挨拶することから始まります。挨拶が済んだら品を包んでいた風呂敷を外してたたみ、風呂敷のみ再び下座(入口側)に置きます。そして、品が相手の正面を向くように置き直し、畳の上を滑らせるようにして渡しましょう。

・洋室
洋室に通された場合は、椅子に座る前に相手へ渡すのが基本です。手提げ袋から取り出し、風呂敷を外し、品が相手の正面を向くように持って渡します。このとき、テーブルの上を滑らせるのではなく、しっかりと両手で抱えたまま渡しましょう。

基本を押さえ、スマートな対応を意識すること

どんな間柄でも、マナーを守ることはとても大切なことです。出産内祝いは、本来は“幸せのおすそわけ”として贈られていたもの。お互いに笑顔あふれる出産内祝いにするためにも、手渡しする上でのマナーと正しい渡し方をしっかり把握しておきましょう。

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