
最終更新日:2025-06-11
引っ越し先のご近所に配る挨拶品は、何かと気を遣うもの。好みが分かれにくく実用的な「お米」は、定番の挨拶品ですが「配るなら何合くらいがいい?」「何軒に配る?」など迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、京都発・お米のギフトショップを営む八代目儀兵衛が、引っ越しの挨拶にまつわるマナーやおすすめの手土産について詳しく解説します。
【八代目儀兵衛】引っ越しの挨拶におすすめの手土産を一覧で見る
セブン-イレブン×京の米老舗 八代目儀兵衛【おにぎり監修記念】
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京の米老舗 八代目儀兵衛
【受賞歴】「楽天EXPO賞」「フォーマルギフト大賞」「OMOTENASHI Selection 2金賞」など多数
なぜ引っ越し挨拶に「お米」が人気なの?その意味とは?
「引っ越しの挨拶にお米を配っても大丈夫かな?」と、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。 特に、新居でのご挨拶は初対面の方ばかり。「知らない人から食べ物をもらって、迷惑に思われない?」と悩んでしまうこともありますよね。
でも、ご安心ください。お米は引っ越し挨拶の品としても人気が高く、どんな家庭にも受け入れられやすい定番の手土産。これから始まる新しいご近所づきあいにも、きっと好印象を与えてくれるはずです。
毎日使う実用品だからこそ“気が利いている”印象に
引っ越しの挨拶に適しているのは、好みを問わず、使い切れる実用的な消耗品です。定番はラップやティッシュ、お菓子などですが、せっかくなら「おいしいもの」「センスのいいもの」を贈りたいところです。
物価上昇に伴いお米の値段も上がっている今、高級感のあるお米は、誰もがもらって嬉しい贈りもののひとつ。日持ちの良さや家族構成を問わず贈りやすい点も嬉しいポイントです。
お米は「八十八(=繁栄)の象徴」縁起物としても喜ばれる
縁起の良さという点でも、お米は魅力的な選択です。「米」という漢字をよく見てみると、「八」「十」「八」という三つの数字から成り立っていることに気がつくはず。これには、「末広がりに運が広がる」「八十八=繁栄」といったおめでたい意味が込められているそうです。
また、お米は古くから「ありがたいもの」として大切にされてきたことから「感謝の象徴」としても知られています。新居への挨拶はもちろん、お世話になった旧居へのご挨拶の品にもぴったりです。
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引っ越しの挨拶・手土産の相場は?
引っ越しの挨拶で渡す手土産の相場は、500円〜1,000円程度が目安。あくまでも気持ちを表すものなので、手頃な価格のものでOKです。旧居でお世話になった方や大家さんには、2,000円〜3,000円程度のちょっぴり高級なお米で感謝の気持ちを伝えても良いですね。
引っ越し挨拶の「お米」は何合がベスト?
引っ越しの挨拶にお米を渡すときに気になるのが、1軒あたりにどれくらいの量を贈るべきかという点。 多すぎても相手に気を遣わせてしまいますし、少なすぎても失礼にならないか心配になりますよね。
ここでは、ご近所や大家さんなど、相手との関係性に合わせた“ちょうどいい容量”について見ていきましょう。
2合(約300g)または3合(約450g)が一般的
引っ越しの挨拶で最もポピュラーなのが、2合〜3合のお米。 個包装や真空パックになっているものなら清潔感があり、手渡しにもぴったりです。
1〜2回の食事で使い切れるちょうどいいサイズ感なので、初めてのご挨拶でも気軽に受け取ってもらいやすいのがポイント。
約300〜450gと軽めなので、いくつかのご家庭に配ってまわる場合でも、負担にならず安心です。「新居」「旧居」を問わず、迷ったら2合〜3合を選ぶと良いでしょう。
引っ越し挨拶に米1kgは多すぎる?
引っ越しの挨拶にお米1kgというと、少し多いかな?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、初めてご挨拶するご近所の方にはボリューム感があり、かえって気を遣わせてしまう可能性もあります。
ただ、旧居で長くお世話になった方や、大家さん・管理人さんなど、少し丁寧なご挨拶をしたい相手には、1kg程度のお米はちょうど良い贈りものになることも。
「これまで本当にありがとうございました」や「これからよろしくお願いします」といった、感謝の気持ちをしっかり伝えたいシーンでは、見た目にも高級感がある1kgのお米ギフトがぴったりです。
相手との関係性や距離感に応じて、容量を選んでみてくださいね。
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引っ越し挨拶で配る範囲は?何軒に渡すべき?
引っ越しの際には、新居と旧居の両方に挨拶に伺うのがマナー。挨拶に行く範囲は、昔から「向こう向かい両隣」と言われていますが、厳密には住まいのタイプや地域の雰囲気によって異なることもあります。ここでは一般的な目安をご紹介します。
アパート・マンションの場合
アパートやマンションといった集合住宅では、両隣と上下階、管理人さんがいる場合はその方にも挨拶をするのが一般的です。 挨拶用の手土産は、合計で4〜5軒分用意しておきましょう。
特に小さなお子さんがいるご家庭では、生活音が思わぬトラブルにつながることも。 最初に一言「子どもがいてご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします」と伝えておくと好印象です。
一戸建ての場合
一戸建ての場合は、昔ながらの「向こう三軒両隣」が挨拶の基本。これは、自宅の左右のお宅と、向かい側3軒のご家庭を合わせた合計5軒程度を目安にするという意味です。
自宅の裏手に住んでいる方や、町内会長・班長といった地域の代表の方がいる場合は、今後のお付き合いも兼ねて挨拶しておきましょう。
旧居でお世話になった方
旧居でお世話になった方、親しくしていた方がいる場合は、こちらも忘れずに挨拶をしておきたいところです。旧居での繋がりが、思わぬ形でこれからの生活に活きてくることも。 「向こう三軒両隣」に加えて、これまで交流があった方や、何かと助けてくれたご近所さんなど、ご自身が「ありがとう」と伝えたいと思う方のお宅には迷わず挨拶に伺いましょう。
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引っ越し挨拶や手土産に最適!八代目儀兵衛のおすすめお米ギフト5選
ここからは京都発・お米のギフトショップ八代目儀兵衛が、引っ越しの挨拶や手土産にぴったりなお米のギフトをご紹介します。手渡しにぴったりの小さめギフトを厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【八代目儀兵衛】引っ越しの挨拶におすすめの手土産を一覧で見る
新居での挨拶に|ほんの気持ち米 「お包み2合6個 彩」4,400円(税込)
愛らしい彩りの風呂敷に包まれた、2合サイズのおむすび専用米セット。 毎日のお弁当づくりにも活躍してくれる、実用性の高いギフトです。「向こう三軒両隣」にも余裕を持って対応できるよう、6個セットでお届け。 紙袋もお包みの数だけ付属しているので、そのまま手渡しできて便利です。上品でセンスのあるデザインは、初めてのご挨拶にもぴったりですよ。
●ギフト内容 ・料理米2合×6個(結) ・紙製手提げ袋(白)×6枚 |
贈る相手を選ばない|ほんの気持ち米 「お包み2合6個 白」4,400円(税込)
白を基調とした、クリーンで上品な風呂敷に包まれた手土産ギフト。お米の内容や個数は、先ほどの「お包み2合6個 彩」と同じですが、よりシンプルで落ち着いた印象に仕上がっています。性別や年代を問わず、どなたにも好印象を持ってもらえるデザインなので、贈る相手を選びません。控えめながらも丁寧な気持ちが伝わる、安心感のある引っ越し挨拶品です。
●ギフト内容 ・料理米2合×6個(結) ・紙製手提げ袋(白)×6枚 |
ほんの気持ち米 「お包み2合6個 白」4,400円(税込)の詳細を見る
スリムでかさばらない|ほんの気持ち米 「真空パック2合6個」4,400円(税込)
真空パックで鮮度をしっかり閉じ込めた、2合サイズのお米セット。 内容量は「お包み2合6個 彩」や「白」と同じですが、スリムな包装でかさばらず、持ち運びにも便利です。シール付きのPP袋を6つセットにしてお届けするので、手渡ししやすいのも嬉しいポイント。真空パックタイプだから、数ヶ月の長期保存も可能です。配る軒数が多い方や、荷物をできるだけコンパクトにまとめたい方に特におすすめの一品です。
●ギフト内容 ・料理米2合×6個(結) ・PP袋(シール付)×6 |
ほんの気持ち米 「真空パック2合6個」4,400円(税込)の詳細を見る
大家さん・旧居への挨拶に|星付き銘店米「高瀬」2,800円(税込)
八代目儀兵衛こだわりのブレンド米2種と、風味豊かな「しおのり」を詰め合わせた、美食ギフトセット。お米には、当店の最高傑作「翁霞」と、やさしい甘みと心地よい食感が魅力の「神楽」をセレクトしています。どちらも2合ずつ、計4合のお米を贅沢に楽しめる内容で、大家さんや旧居でお世話になった方への“少し丁寧なご挨拶”にぴったりの一品です。
●ギフト内容 ・星付き銘店米2合×2個(翁霞、神楽) ・しおのり×1個 |
お米とタオルがセットに|はじまりの白「Haku」3,300円(税込)
「今治浴巾」のプレミアムタオルと、八代目儀兵衛が選び抜いた極上米を詰め合わせた、贅沢なギフトセットです。 人とのご縁を象徴する「糸」で織られたタオルと、感謝の気持ちを込めて贈る「お米」。 どちらも、新たな暮らしのはじまりにふさわしい、あたたかな贈りものです。引っ越しのご挨拶にはもちろん、少し特別なご縁やお付き合いのある方にも喜ばれる逸品です。
●内容 ・料理米2合×2個(結×2) ・約34×34cm(ウォッシュタオルサイズ) |
【Q&A】引っ越し挨拶に関する気になるマナーを解説
初めての引っ越し挨拶は、「何をどこまですればいいの?」「タイミングは?」など、疑問がいっぱい。最後に引っ越し挨拶にまつわるよくある疑問をQ&A形式でまとめました。
Q1:引っ越しの挨拶にお米は迷惑じゃない?
好みが分かれにくいお米は、引っ越し挨拶の定番の品。 毎日の食卓で使えて、日持ちもするため、もらって困ることが少ないのが人気の理由です。
ただ、初対面であまりたくさんの量を贈ると、相手を驚かせてしまったり、使い切るのが難しいと感じさせてしまうことも。2合〜3合ほどの、“1回の食事で使い切れるちょうどいい量”を選ぶのがポイントです。
Q2:引っ越しの挨拶にお米はどこで買う?
お米は、スーパーやショッピングセンターなどさまざまな場所で購入できますが、引っ越し挨拶用として選ぶなら、ギフト専門店やオンラインショップの利用がおすすめです。
風呂敷包みやのし付きなど、贈りものとしての体裁が整った状態で届けてもらえるため、商品到着後にそのまま手渡せるのが嬉しいポイント。引っ越し前後は何かと慌ただしい時期だからこそ、オンラインストアを上手に活用することで、準備の負担もぐっと軽くなりますよ。
Q3:お米以外におすすめの引っ越しの挨拶の手土産・粗品は?
500円〜1,000円程度の消耗品を選ぶのが基本です。お米以外で人気の定番品には、無地のタオルやふきん、ラップ、スポンジ、ティッシュ、お菓子、コーヒー、ティーバッグなどが挙げられます。新居での挨拶は、まだお相手のことをよく知らない状態。好みに左右されにくい、シンプルな実用品をセレクトしましょう。
Q4:引っ越し挨拶のお米にのしは必要?書き方は?
引っ越しの挨拶では、熨斗紙をつけなくても失礼にはあたりません。風呂敷包みやギフト用のパッケージなら、熨斗がなくても十分丁寧な印象になります。
熨斗紙をつける場合は、以下のポイントを確認しておきましょう。
●引っ越し挨拶の熨斗紙のマナー
表書き | ・「御挨拶」(新居での挨拶の場合) ・「御礼」(旧居での挨拶の場合) |
水引 | ・紅白の蝶結び |
署名 | ・自分の名字 |
表書きは、新居と旧居で使い分けます。名入れはフルネームではなく、名字のみを記載するのが基本です。
Q5:引っ越しの挨拶に最適なタイミングは?何時ごろがいい?
新居での挨拶は、引っ越し当日から遅くとも1週間以内に済ませるのが理想です。旧居での挨拶は、引越しの前日までに訪問するのが一般的。相手が不在の可能性もあるので、早めに行動するのがおすすめです。
時間帯は、早朝や夜遅くを避けることがポイント。目安としては、午前10時〜午後8時ごろまでに訪問するのがよいでしょう。できれば、お昼どき(12時〜13時)や夕食前後(18時以降)は避けると、より丁寧な印象になります。
Q6:留守だった場合はどうすればいい?
相手が不在だった場合は、翌日以降に時間帯を変えてもう一度訪問してみましょう。それでも会えない場合は、挨拶文を添えた手紙を同封し、手土産と一緒にポストへ投函するのもひとつの方法です。
●メッセージ例文
○月○日に、(住所・号室)に引っ越してまいりました、○○と申します。 何度かご挨拶に伺ったのですが、お会いできなかったため、失礼ながらお手紙にてご挨拶をさせていただきます。我が家には小さな子どもが○人おりますので、何かとご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 |
なお、ドアノブに直接手土産をかけておくのは、相手によっては不安を感じることもあるため、避けたほうが無難です。あくまで“気持ちを伝える”ことが目的ですので、無理をせず、丁寧さを心がけて対応すれば大丈夫です。
まとめ|お米で伝える感謝の気持ち。引っ越し先との良い関係を築こう
引っ越しのご挨拶は、これから始まる新生活への第一歩。手土産を通じて、新居でも旧居でも、より良いご縁をつないでいけると素敵ですね。
挨拶の定番として人気の「お米」は、縁起が良く、贈る相手を選ばない万能な手土産。2合〜3合のコンパクトなお米なら、気軽に受け取ってもらいやすく、どなたにも喜ばれることでしょう。
八代目儀兵衛のオンラインストアでは、今回ご紹介した以外にも、引っ越しのご挨拶にぴったりなお米ギフトを多数ご用意しています。おいしいお米に感謝の気持ちを込めて、「これからよろしくお願いします」「今までありがとうございました」を届けてみませんか?