
最終更新日:2025-03-10
身近な人が亡くなってお葬式を執り行う際は、参列してくださった方々へお渡しする返礼品を用意しなければなりません。
この記事では葬儀の返礼品について詳しく解説します。
香典返しとの違いや、金額の相場もまとめましたので参考になさってください。返礼品におすすめの品物もランキングで紹介します。
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目次
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京の米老舗 八代目儀兵衛

葬儀・お通夜の返礼品とは?
誰かが亡くなった際には、まず翌日にお通夜を行い、翌々日に葬儀と告別式を行うのが一般的なお葬式の流れです。
お葬式では、参列してくださった方々へお礼の品を渡す必要があります。これが今回の記事で解説する『返礼品』です。
返礼品には種類があります。
まず『通夜返礼品』は、その名のとおりお通夜に来られた方に渡す返礼品です。お通夜のあとには、僧侶や弔問客の皆さまと一緒に食事をする「通夜ぶるまい」を行うのが一般的ですが、通夜返礼品はこの通夜ぶるまいに出席されない方へ渡します。
もうひとつは『会葬返礼品』で、これはお葬式に参列されたすべての方へ渡すものです。
これらの返礼品は、以前は別々に用意して弔問客に渡すのが一般的でした。しかし近年はこれらを分けず、共通の返礼品として葬儀に参列された皆さまへ渡すケースも増えています。
香典返しと葬儀・お通夜の返礼品の違い
葬儀の返礼品と混同されやすいのが、香典返しです。香典返しは文字どおり「香典をくださった方へのお礼」としてお渡しするお返しの品物をさします。
お葬式に参列され、香典をくださった方には、会葬返礼品と香典返しの両方をお渡ししなければなりません。お葬式には来られず香典のみ送ってくださった方には、会葬返礼品は不要ですが、香典返しは必要となります。
このようにお葬式の際に弔問客へお渡しする品物は、相手によって異なる点に要注意です。
ひと昔前まで、香典返しはお葬式を終えたあと、忌明けを迎えたタイミングで贈るのが一般的でした。
しかし、近年はお葬式の当日に香典返しをする「即日返し」が主流になりつつあり、会葬返礼品と香典返しを一緒に渡す状況が生まれています。
会葬返礼品と香典返しを同時に渡す場合、袋はひとつにまとめてかまいませんが、包装は別々にしましょう。
それぞれがなんの品物か分かるよう、会葬返礼品には「御会葬御礼」、香典返しには「志」の熨斗紙をかけておくと親切です。
葬儀・お通夜の返礼品の知っておきたいこと
葬儀の返礼品を用意する際には、いくつかおさえておくべきポイントがあります。いずれも大切なことですのであらかじめご確認ください。
葬儀・お通夜の返礼品の相場は?
葬儀やお通夜でお渡しする返礼品の相場は500円~1,000円ほどです。あくまで一般的な規模のお葬式における相場ですので、大きな式を執り行う場合はこれ以上の金額の返礼品を用意しても問題はありません。
葬儀当日に香典返しの即日返しをする場合は、上記の返礼品とは別に2,000円~3,000円のお返しの品物を用意し、一緒にお渡ししましょう。
葬儀・お通夜の返礼品は多めに手配しておく
前述のとおり、葬儀やお通夜の返礼品は参列されたすべての方にお渡しします。いざ当日になってから足りなくなってはたいへんですので、品物の数は出席予定の弔問客の人数より多めに用意しておくと安心です。
いくつくらい用意すればいいか迷ったときは、葬儀をお任せする葬儀会社の方にアドバイスを求めてもいいでしょう。
【宗教別】返礼品に添えるお礼状の例文
葬儀の返礼品にはお礼状(会葬礼状)を同封します。
お礼状には「故人のために葬儀へお越しくださりありがとうございます」という感謝の気持ちを記しましょう。
葬儀が仏式もしくは神式か、キリスト教かによって、適切な文面は異なります。以下に例文をご用意しましたのでよければご活用ください。
■仏式・神式の場合
この度 父◯◯ ◯◯の葬儀に際しましては ご多忙の折にも関わらず遠路わざわざご会葬くださいまして 誠にありがとうございました 故人が生前に賜りましたご懇情に対しまして 厚く御礼申し上げます 早速拝眉の上 御礼を申し上げるべきところですが 略儀ながら書中をもって御挨拶申し上げます 令和◯年◯月◯日 喪主 ◯◯ ◯◯ 外 親戚一同 |
■キリスト教式の場合
先般 父◯◯ ◯◯召天の際は お心のこもったご弔問をいただき 有難く御礼申し上げます おかげさまをもちまして 本日諸式滞りなく相済ませました まずは略儀ながら書中をもって御挨拶申し上げます 令和◯年◯月◯日 喪主 ◯◯ ◯◯ 外 親戚一同 |
会葬礼状には句読点を打たないのが正式なマナーです。中には気にしない方もおられますが、葬儀には幅広い年代の方がお越しになるため、慣例にならって句読点なしで書くのが無難でしょう。
葬儀・お通夜の返礼品 おすすめランキング
葬儀の返礼品には消えものを選ぶのが一般的です。食べ物や飲み物、消耗品などの“食べたり使ったりするとなくなる品物”は、「不幸や悲しみを残さない」と連想できるため返礼品や香典返しの品物に向いています。
ただし、食べ物の中でも「四つ足生臭もの」にあてはまる生のお肉や魚は、弔事の贈り物に選んではいけません。ほかにも縁起物とされる鰹節や昆布、おめでたいイメージの漢字(福、寿など)が商品名に含まれるお菓子などは可能な限り避けるべきです。
ここでは葬儀やお通夜の返礼品におすすめの品物をランキングで紹介します。
返礼品おすすめランキング1位:お米
お米はお供え物や香典返しの品物としてもふさわしく、弔事の贈り物に最適です。縁起がいいイメージがあるかもしれませんが、お葬式やお通夜の返礼品に選んでも問題ありません。
お米は消えものであり、日持ちもよく、また老若男女に好まれる食べ物です。お葬式にはさまざまな年代の方が来られるため、万人受けするお米を会葬返礼品に選べば喜ばれやすいでしょう。
そもそも、お米は古くからお葬式と深く関連があることをご存じですか?かつてはお葬式が執り行われる際、その家のご近所さんたちがお米や野菜を持ち寄り、遺族や親戚はその食材で自分たちや弔問客の食事をまかなっていたといわれます。
日本のしきたりを守りつつ、さらにもらった人が喜んでくれる返礼品をお探しなら、お米はまさにもってこいの品物といえるでしょう。
八代目儀兵衛のお米のギフトは、葬儀やお通夜の返礼品にもご利用いただけます。幅広い価格帯のギフト商品をご用意していますので、よければ以下リンク先よりラインナップをご確認くださいませ。
返礼品おすすめランキング2位:お菓子
消費期限が長く、個包装になったお菓子も葬儀の返礼品に最適です。洋菓子ならクッキーやフィナンシェなどの焼き菓子、和菓子ならおせんべいやおかきの詰合せなどが返礼品向きだといえるでしょう。
注意点として、生菓子やお祝いごとを連想させるお菓子(紅白まんじゅう、縁起物がモチーフの最中やクッキーなど)は避けてください。故人が好きだったお菓子を返礼品にするのもおすすめですよ。
返礼品おすすめランキング3位:ハンカチ
「悲しみを拭い去る」という意味を込めることができるハンカチやタオルも、よく返礼品に選ばれる品物です。返礼品として渡すなら、性別や世代を問わず使いやすい白い無地か、落ち着いた色合いのハンカチを選びましょう。
派手な色や柄の返礼品はお葬式という場面にふさわしくなく、もらった人も微妙な気持ちになる可能性があるため避けてくださいね。
返礼品おすすめランキング4位:のり
のりは日持ちがよく、手荷物になっても負担になりにくい軽さなので葬儀の返礼品に向いています。
ごはんと食べてもよし、そのまま食べてもよし、いろいろな料理に使ってもOKな万能さがあり、もらって困る方が少ないのもメリットです。
のりと一口にいっても、味付けや産地の違いで風味は変わってきます。
返礼品に選ぶなら国産のちょっといいのりや、珍しい味付けののりを選んでみてはいかがですか?
返礼品おすすめランキング5位:日本茶
日本茶も消えもの、長期保存が可能、軽いという3つの条件をクリアしているため、返礼品向きの品物といえます。
茶葉のギフトもいいですが、使いやすさを重視するのであればティーバッグタイプの日本茶の詰合せもおすすめです。
香りがよく、クセが少ない品種の日本茶を選べば、普段日本茶をあまり飲まない人にも喜んでもらいやすいですよ。
【ランキング】八代目儀兵衛のおすすめ葬儀・お通夜返礼品
八代目儀兵衛では、法事や香典返し専用のギフト『偲』シリーズを展開しています。葬儀やお通夜の返礼品にもご利用いただけますので、よければ品物選びの候補にくわえていただけますと幸いです。
最後に、八代目儀兵衛がおすすめする葬儀の返礼品向きのギフトをピックアップしました。1位~5位までランキングで紹介します。
1位:偲「三分」(お米2合×3個) │ 2,300円(税込)
当店の人気の料理米をコンパクトなギフトボックスに収めました。お米の内容はおもてなし用の『極』、おむすび用の『結』、和食用の『和』の3種類。料理の味を引き立てるようにブレンドしたこだわりのお米たちです。
おいしいものを食べると心が豊かになりますよね。故人から皆さまへの“最後の贈りもの”として、おいしいお米を贈りませんか?
商品内容:料理米2合×3個(極、結、和) |
2位:ほんの気持ち米 「お包み2合6個 白」 │ 3,800円(税込)
上品でありながら、相手に気を遣わせない控えめな返礼品をお渡ししたいときにおすすめなのが、こちらのギフトです。葬儀やお通夜に来てくださった方々へ配りやすいよう、お米の包みと同じ数の手提げ袋をセットでお送りします。
包みの中身は当店のおむすび専用米『結』が2合。食べやすい量なので、どなたに贈っても喜んでもらえるはずですよ。
商品内容:料理米2合×6個(結)/紙製手提げ袋(白)×6枚 |
3位:偲「凛」(お米2合×4個) │ 3,400円(税込)
もらった人が思わず「わあ!」と驚く、おしゃれで美しいギフトです。お米を包む風呂敷の色は青系で統一、シックな印象に仕上げました。
満開の花を思わせる包みの中身は、強い粘りと甘みが魅力の極上米『極』、冷めてもおいしい『結』、大粒のふんわり食感が特長の『和』の3種類です。
故人がお世話になった皆さまに、センスのいい返礼品をお渡ししませんか?おいしさはもちろん、見た目にもこだわった返礼品をお探しの方へおすすめしたいギフト商品です。
商品内容:料理米2合×4個(極×2、結×1、和×1) |
4位:偲「醍醐」(お米2合×6個・お供) │ 5,500円(税込)
当店の料理米6種類と、厳選したごはんのお供3種類を詰め合わせました。お米のラインナップはおむすび用、和食用、洋食用にチャーハン用など。
お供は梅干し、塩、そのまま飲んでもお茶漬けにしてもおいしいほうじ茶をご用意しました。
故人からの「ありがとう」をこちらのギフトに託して、お葬式に来られたすべての方々へ目いっぱいの感謝を届けましょう。
商品内容:料理米2合×6個(極、結、和、洋、中、健)/梅干し×1個 / 塩×1個 / ほうじ茶「華かをり」×1個 |
5位:偲「華」(お米2合×9個) │ 5,500円(税込)
落ち着いた色合いの9色の風呂敷包みの中には、当店の料理米が9種類。おむすび用に和食用などの定番どころから、チャーハン用に丼もの用などの変わり種まで、個性豊かなラインナップでご用意しました。
すべてのお米は、熟練の職人がひとつひとつ丁寧な手作業でお包みしています。言葉では伝えきれない感謝の気持ちを、おいしいお米に託してお渡ししませんか?
商品内容:料理米2合×9個(極、結、和、洋、中、健、丼、粥、餅) |
まとめ │ 葬儀の返礼品は消えものがベスト。弔問客の皆さまへ感謝が伝わるギフト選びを!
お葬式の準備をする立場になる機会はそうそう訪れないため、いざというときに分からないことばかりで困ってしまうことがあります。
葬儀会場の手配や訃報の連絡はもちろん重要ですが、お葬式に来られる方々へのお礼の品物である返礼品の準備も忘れてはいけません。
葬儀やお通夜の返礼品には消えものを選びましょう。定番どころではお菓子、のり、日本茶がよく選ばれていますが、日持ちのよさや万人受けするという観点から見るとお米のギフトもとてもおすすめです。
八代目儀兵衛では、葬儀の返礼品にぴったりなお米のギフトをご用意しています。「故人に代わって皆さまが喜ぶ返礼品を贈りたい」とお考えであれば、ぜひ当店のギフトラインナップをご確認くださいませ。