満中陰志(お返し)はいつまでに贈るべき?時期や注意点について

満中陰志(お返し)はいつまでに贈るべき?時期や注意点について

最終更新日 2022-08-07
公開日 2022-08-06

冠婚葬祭の場では、一定のマナーを守ることが大切です。とはいえ、こうしたマナーは学校や会社で教わることはほとんどありません。そのため、いざ必要となるまではその詳細について知らないという方も多くいます。葬儀や法要の際に必要となる「満中陰志」も、そのひとつです。満中陰志は一部の地域でのみ用いられる言葉ということもあって、その具体的な内容(ルールやマナー)を知らないという方も決して少なくありません。

ここでは、そんな満中陰志についての詳細(言葉の意味・贈る時期)や覚えておくべき注意点を京都発・お米のギフトショップを運営する八代目儀兵衛がご紹介します。

【記事編集】

京の米老舗 八代目儀兵衛

江戸時代より続く、京都の米屋。風呂敷で包まれた「お米のギフト」やきめ細やかなサービスは、「贈ったら必ず褒められる贈りもの」と評判。慶弔問わず、人生の大切な日や大切な相手への贈りものとして高い評価を受けている。HITACHIや伊藤園といった大企業ともコラボ実績多数。お米への深い愛情と知識、鍛え上げられた技術やノウハウに、メディア取材・出演も多く、テレビ・雑誌・WEBでの注目度も高い。

満中陰志とは?

満中陰志(まんちゅういんし)は、四十九日の法要を済ませた後に通夜や葬儀などで弔慰をいただいた方へ贈る香典返しを指します。基本的には香典返しと同義ですが、贈る時期や熨斗(のし)に違いが見られます。なお、満中陰志は四十九日の法要が終わった後のお返しを指すことから、一周忌や三周忌といった四十九日法要以外の法事での香典返しには用いない点に注意が必要です。

満中陰志という言葉に用いられる「中陰」とは、人が亡くなってからの四十九間を指す言葉の仏教用語です。四十九日目の日は“中陰が満ちる日”として「満中陰」と呼ばれ、亡くなった方が無事に成仏したことを指します。そして満中陰志は、法要を無事に済ませた報告と、葬儀に参列いただいたことに対する感謝の気持ちとして贈る品にあたります。

なお、満中陰志という言葉が仏教用語であることから、キリスト教やその他の宗教でこの言葉が用いられることはありません。また、満中陰志は主に西日本の中でも特に関西地域で多く用いられており、東日本や九州などでは「志」という言葉で用いられるのが一般的です。

西日本地域では、満中陰志だけでなく「粗供養(そくよう)」という言葉も用いられます。満中陰志と粗供養は一見すると同じものと考えられがちですが、粗供養は“供養いただいた方に対して贈る粗品”という意味があり、葬儀や法要の返礼品の表書きとして用いられる言葉です。すなわち、粗供養はお供えや御仏前のお返しにあたり、満中陰志は葬儀や告別式でいただいたお供えや香典に対する忌明けのお返しにあたります。

満中陰志を贈る時期は?

満中陰志は、上述のように香典返しと同じ役割を持つためその時期も香典返しと同様に、四十九日の法要が終わった後となります。原則としては、四十九日が明けるよりも前に贈ることはできないとされています。

通常の場合

満中陰志は、一般的には忌明けの当日から1ヶ月以内に贈ります。もしも1ヶ月を超えるような場合には、遅れたことに対するお詫びの言葉を添えるのがマナーです。

即日返し

四十九日の法要が終わり次第に贈る満中陰志ですが、近年では遠方からの参列者へ贈る際の手間や金銭的な負担を抑えるために、四十九日の法要の前となる葬儀の当日に満中陰志を贈るというケースもみられるようになっています。これは、「即日返し」と呼ばれています。

宗教別 満中陰志を贈る時期

満中陰志は仏教用語であり、それゆえ仏式の葬儀や法要にのみ用いられる言葉ですが、満中陰志にあたる御礼は他の宗教にもあります。

神式の場合

神式には満中陰という考え方がなく、仏式での四十九日には「五十日際」があたります。そのため、亡くなってから五十日を目安に御礼を贈るのが一般的です。

キリスト教の場合

キリスト教にも満中陰という考え方がないためひとつの区切りとして四十九日が用いられることはありませんが、亡くなってから三十日前後が同様の意味を持つとされています。プロテスタントとカトリックのいずれも三十日前後がひとつの区切りとなりますが、それぞれ「昇天記念式」と「追悼ミサ」と名称が異なります。いずれも故人に対していただいた想いへの御礼として感謝の言葉と品を贈る時期の目安となります。

満中陰志を贈る際の注意点

満中陰志を贈る際には、押さえておくべきいくつかの注意点があります。主なものとして、「贈る品の相場」「贈る品選びのマナー」「挨拶状でのルール」があります。

注意点その1:贈る品の相場

満中陰志で贈る品の相場は、香典返しと同様に「半返し」~「3分の1返し」が相場です。たとえば1万円の香典をいただいた場合には、5,000円~3,000円が贈る品の相場となります。

ただし、いただいた香典が10万円を越えるような場合には、杓子定規で相場の半返し~3分の1返しとするとかえって失礼となることもあるため注意が必要です。10万円を超える香典を贈る方々の意図としては、これまでのお付き合いの御礼に加えて、今後の生活を支援したい意味が込められている場合があります。そのため、相場に倣って5万円~3万円相当のお返しを贈ると、相手の厚意を無下にしてしまいかねません。特に親族からいただく場合は、その厚意に甘えるということも大切です。

このような場合、確かに相場通りに半返しをされるケースもみられますが、あえて3分の1~4分の1を目安にしても問題ありません。たとえば10万円であれば、35,000円~25,000円を目安と考えるとよいでしょう。

注意点その2:贈る品選びのマナー

満中陰志で贈る品を選ぶ際、覚えておくべきマナーがあります。基本的なマナーとして、贈る品はいわゆる「消えもの」であることが望ましいといわれています。具体的には、お茶や調味料、または石鹸や洗剤といった“消費によってなくなるもの”を指します。なお、タオルなどの日用品も長期的には「消えもの」にあたるため、選ばれることが多くなっています。

ただし、消耗品であっても肉や魚などの生ものや、祝い事に用いられることが多いお酒や昆布・かつお節などはマナー違反と考えられています。故人が生前に好きだったという理由からこれらが贈られるケースもないわけではありませんが、相手がマナーや風習を重んじる年配の方の場合は失礼にあたる可能性もあるため、贈る品を選ぶ際には十分に注意する必要があります。

上述したもの以外で選ばれるものとしては、商品券やギフトカードなどが挙げられます。これらは必ずしもマナー違反というわけではありませんが、金額が明確であることから避けるべきという考え方もあります。もしも「贈り相手に好きなものを選んでほしい」という気持ちから贈るのであれば、商品券やギフトカードではなくカタログギフトを贈るとよいでしょう。カタログギフトであれば、相手に金額を知られることなく相手の好みに合った品を受け取っていただくことができます。

注意点その3:挨拶状でのルール

満中陰志に添える挨拶状にも、守るべきいくつかのルールがあります。どれだけ強い想いがあったとしても、書きたいことを自由に書き綴るのではなく、正しい書式に沿って作成することが大切です。

記載する主な内容としては、以下のものが挙げられます。

【挨拶状に含める内容】

①頭語(謹啓・拝啓など)

②葬儀への参列や香典に対する御礼

③忌明けの法要が無事に終わった報告

④満中陰志(香典返し)の品を贈った報告

⑤略式での御礼およびご挨拶のお詫び

⑥結語(敬白・謹白など)

⑦日付

⑧差出人の名前

なお、謹啓や拝啓などの頭語や、敬白や謹白といった結語は必ず含めなければならないというわけではありません。これらは無くても問題ありませんが、含める場合には必ず頭語と結語の両方を書くようにします。

上記の内容を含めた例文は、以下のようになります。

【例文】


謹啓
御尊家ご一同様にはなお以って御清祥の事とお喜び申し上げます
さて過日 亡夫○○儀死去の節には御繁忙中にもかかわらず御懇篤なる御弔慰ならびに御芳志を賜り誠に有難く厚く御礼申し上げます
おかげをもちましてこの度四十九日法要を滞りなく相済ませました
これ偏に皆様のおかげと感謝いたす次第でございます
つきましては追善の微意を表し心ばかりの品をお届けいたしますのでご受納いただけますと幸いにございます
本来であれば拝眉の上御礼申し上げるのが本意ではございますが略儀ながら書中を以って謹んで御礼御挨拶を申し上げます

謹白

令和○年○月
                               氏名

挨拶文を作成する際には上述した8つの内容を含める必要がありますが、同時に以下の点にも注意が必要です。

①句読点は使わない

②「たびたび」「ますます」などの繰り返し言葉は避ける

③2枚重ねの封筒は使わない

句読点は、本来は読み手が文章を読みやすいようにするという補助的な意図があるため、挨拶状で用いるのは失礼にあたると考えられています。また、それ以外の理由としては、法事が問題なく終わるようにとの意味を込めて「流れを止めない」という意図があるともいわれています。

二つ目の繰り返し言葉に関しては、忌み言葉ともいわれ「不幸が繰り返す」ことを連想させることからマナー違反と考えられています。そのため、繰り返し言葉は用いず類似の意味に置き換えるようにしましょう。たとえば、「ますます」であれば「さらに」に、「たびたび」であれば「よく」といった言葉に置き換えが可能です。

三つ目の「2枚重ねの封筒を使ってはいけない」は、繰り返し言葉を避ける理由と同じ理由からマナー違反と考えられています。

満中陰志のお返しに、八代目儀兵衛の贈りもの

「満中陰志に何を贈ればよいか分からない」という方にとって、贈りものを選ぶのはなかなか難しいことかもしれません。相手によって好みが異なることから、一人ひとりの好みに合わせたものを選ぶとなると多くの時間や労力がかかってしまいます。

そこでおすすめなのが、どなたにとっても喜ばれる贈りものです。たとえばそのひとつに、多くの方の主食であるお米があります。お米であればどなたにでも毎日おいしく召し上がっていただくことができるため、もらって困ることはありません。

八代目儀兵衛のおすすめの品

八代目儀兵衛では、満中陰志のおすすめの贈りものとして、お米に関するギフトを多くご用意しています。5,000円、10,000円、15,000円、20,000円とご予算に応じて、幅広い品揃えの中からお選びいただけます。以下では、ご予算に応じた八代目儀兵衛のおすすめの品をご紹介します。

偲「満」(お米2合×12個)【5,400円(税込)】

「満」は、厳選されたお米と、これまでの想い出を鮮やかな和の彩りの風呂敷で包み込んだ贈りものです。故人の生前にお世話になった方への、感謝の想いを伝える贈りものにぴったりの品です。

お米の一つひとつが熟練の職人によって大切に包まれることで、心に沁み入る彩りあふれる和のグラデーションが演出されています。

内容:料理米2合×12個【極(きわみ)、結(むすび)、和(わ)、洋(よう)、中(ちゅう)、健(けん)、鮨(すし)、煮(に)、丼(どん)、粥(かゆ)、玄(げん)、餅(もち)】

偲「満」(お米2合×12個)の詳細を見る

偲「鞍馬」(お米2合×6個・お供)【10,800円(税込)】

「鞍馬」は、八代目儀兵衛の自慢のお米6種と、同じく八代目儀兵衛が厳選したごはんのお供の詰め合わせギフトです。しみじみと奥深い京の味わいが、かけがえのない想い出を彩ります。

10種類もの極上のごはんのお供は、ごはんのおいしさを大いに引き立たせます。大切な方の食卓においしさと和みのひとときをお届けする、自慢の贈りものです。故人を偲ぶ心へのお返しにふさわしく、どなたにもお喜びいただけます。

内容:料理米2合×6個【極(きわみ)、結(むすび)、和(わ)、洋(よう)、中(ちゅう)、健(けん)】/炊き込み「竹の子ごはん」×1個 / しおのり×1個 / ゆずのり×1個 / わさびのり×1個 / 塩吹き昆布×1個 / 梅干し×2個 / 塩×1個 / ごま塩×1個 / しょう油×1個 / ほうじ茶「夢かをり」×1個

偲「鞍馬」(お米2合×6個・お供)の詳細を見る

偲「貴船」(お米2合×12個・お供)【16,200円(税込)】

「貴船」は、自慢のお米を彩りが豊かな風呂敷に包み、八代目儀兵衛が厳選した14種のごはんのお供を詰め合わせた贈りものです。こだわり抜いた京の味わいは、心からの感謝や想い出を込めた贈りものとして申し分ありません。

「貴船」の魅力は、なんといっても毎日の食卓を毎日異なるお米とお供で味わうことができる点です。選び抜かれたお米とお供のおいしさを心から味わっていただきたい方への贈りものにぴったりです。

内容:料理米2合×12個【極(きわみ)、結(むすび)、和(わ)、洋(よう)、中(ちゅう)、健(けん)、鮨(すし)、煮(に)、丼(どん)、粥(かゆ)、玄(げん)、餅(もち)】/炊き込み「竹の子ごはん」×1個 / 炊き込み「丹波しめじごはん」×1個 / しおのり×2個 / ゆずのり×1個 / わさびのり×1個 / ちりめん山椒×1個 / ひじき梅×1個 / 塩吹き昆布×1個 / 梅干し×2個 / ごま塩×1個 / しょう油×1個 / 玄米茶「八雲」×1個 / ほうじ茶「夢かをり」×1個 / 八穀米×1個

偲「貴船」(お米2合×12個・お供)の詳細を見る

儀兵衛のお米券「偲 貴船と儀兵衛のお米券A」(お米2合×12個・お供・1枚)【20,000円(税込)】

「偲 貴船と儀兵衛のお米券A」は、彩り豊かな風呂敷に包まれた自慢のお米と特選のごはんのお供を詰め合わせた貴船に、八代目儀兵衛のお米を選べるお米券が付いた最高級ギフトです。

八代目儀兵衛の自慢のお米に加えて、実際に食して特にお気に入りのお米を選ぶ愉しさも味わえる贅沢なひと品で、お米券1枚につき2~2.5㎏×2個分のお米をお楽しみいただけます。

内容:料理米2合×12個【極(きわみ)、結(むすび)、和(わ)、洋(よう)、中(ちゅう)、健(けん)、鮨(すし)、煮(に)、丼(どん)、粥(かゆ)、玄(げん)、餅(もち)】/炊き込み「竹の子ごはん」×1個 / 炊き込み「丹波しめじごはん」×1個 / しおのり×2個 / ゆずのり×1個 / わさびのり×1個 / ちりめん山椒×1個 / ひじき梅×1個 / 塩吹き昆布×1個 / 梅干し×2個 / ごま塩×1個 / しょう油×1個 / 玄米茶「八雲」×1個 / ほうじ茶「夢かをり」×1個 / 八穀米×1個

「偲 貴船と儀兵衛のお米券A」(お米2合×12個・お供・1枚)の詳細を見る

満中陰志の品で迷われた方は、お気軽にご相談ください

初めての場合は迷ってしまうことも多い満中陰志とその贈りもの。贈る品の金額や品選びの際のマナー、または共に添える挨拶状のルールなど、押さえておくべき点は決して少なくありません。

贈りものの選び方でご不明な点がある場合は、ぜひ八代目儀兵衛にご相談ください。ご予算に合わせた幅広い品をご用意しています。

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