最終更新日:2024-01-11
一周忌や三回忌といった法事では、参列いただいた方から御仏前として現金や供物、供花などをいただきます。この場合、その気遣いに対する感謝の気持ちとして、お返し(引き出物)を贈るというのが一般的なマナーとなっています。
こうした法事のお返しに不慣れな方にとっては、その相場に迷ってしまうことも多いはず。ここでは、そんな方に向けてお返しの相場や押さえておくべきマナーについて詳しくご紹介します。
法事のお返し(引き出物)とは
法事のお返しの相場について
会食ありの法事のお返しの相場
会食なしの法事のお返しの相場
高額の御仏前の相場
法事のお返しの際の基本的なマナー
マナー①:「消えもの」を贈る
マナー②:消費期限・賞味期限が短いものは贈らない
マナー③:アルコール飲料のような祝い事で贈られるものは避ける
マナー④:大きすぎるものや重たすぎるものは避ける
マナー⑤:金額が分かるものは避ける
金額別 八代目儀兵衛の法事のお返し
予算2,000円~
偲「白山」(お米2合×2個・タオル)【2,900円(税込)】
予算3,000円~
偲「凛」(お米2合×4個)【3,400円(税込)】
予算5,000円~
偲「満」(お米2合×12個)【5,500円(税込)】
予算10,000円~
偲「鞍馬」(お米2合×6個・お供)【11,000円(税込)】
予算20,000円~
儀兵衛のお米券「偲 満と儀兵衛のお米券セットC」(お米2合×12個・3枚)【21,000円(税込)】
お返しには、大切な想いを込めて
法事のお返し(引き出物)とは
もしかすると、法事に関する「引き出物」という言葉にあまり馴染みがないという方もいるかもしれません。確かに「引き出物」は結婚式でのイメージが強く、一周忌や三回忌とは無関係であるとも思われがちです。
引き出物は、法事の当日に参列し、御仏前や供物、供花などを贈ってくださった方々にお渡しする手土産を指します。
法事のお返しの相場について
法事のお返しにあたる引き出物には、ある程度の相場があります。これは主に、法事の際に会食がある場合とない場合とで異なるというのが一般的です。以下では、それぞれの場合についてみていきます。
会食ありの法事のお返しの相場
法事に参列いただいた方に会食の場を設けるのであれば、施主は会食代と引き出物を用意することになります。参列者の御仏前は10,000円~30,000円が相場であり、施主は会食と引き出物の費用を御仏前の7割程度にするというのが通例といわれています。
会食代は、多くの場合に参列者を迎える一周忌と、親族のみで行う三回忌で異なるというのが一般的です。一周忌では5,000円~7,000円ほど、三回忌では3,000円~5,000円ほどが相場です。
お返しの金額は、この会食代を考慮して決定されます。なお、お返しは当日にお渡しする必要があるため、いただいた御仏前の金額を考慮することができないという点に注意が必要です。上述したように御仏前の相場が10,000円~30,000円であり、会食と引き出物をその7割程度にすることを考えると、引き出物の相場は3,000円~15,000円ほどとなります。参列される方々と故人の生前での関係にもよりますが、幅広い層が参列される場合は引き出物は3,000円~5,000円の範囲で選ぶとよいかもしれません。
会食なしの法事のお返しの相場
会食の席を設けない法事であれば、お返しの相場は少し高くなる傾向があります。会食の席を設ける場合は会食代と引き出物で御仏前の7割ほどを目安としますが、会食の席を設けないのであれば引き出物で3割~5割ほどが目安となります。
参列者の御仏前の相場が10,000円~30,000円であることを考えると、引き出物の相場はこちらの場合も3,000円~15,000円ほどとなります。会食の席を設ける場合と同様に、幅広い層が参列される場合は引き出物は3,000円~5,000円の範囲で選ぶのがひとつの目安といえます。
高額の御仏前の相場
会食の席の有無を問わず、お返しの相場は概ね3,000円~5,000円です。ただし、これは御仏前が一般的な相場である10,000円~30,000円の場合に限られます。親族や生前に大いにお世話になった方であれば、より高額の御仏前をいただくケースも少なくありません。
高額の御仏前をいただいた場合、その金額によってお返しの方法が異なる場合があります。御仏前が30,000円~50,000円ほどであれば他の参列者と同様に当日の引き出物のみをお渡しすることもありますが、御仏前が50,000円~100,000円のように一般的な相場から大きく離れた金額をいただいた場合には、後日にお礼の品を贈ることも多いようです。
後日にお礼の品を贈るのであれば、参列いただいた日から一週間~十日を目安として、挨拶状を添えて送るというのが通例です。
法事のお返しの際の基本的なマナー
法事のお返しを贈る際に、相手の失礼のないよう押さえておくべき基本的なマナーがいくつかあります。細かなマナーまで全て押さえるとなるとかえって窮屈になるため、ここでは主なものを挙げてみていきます。
マナー①:「消えもの」を贈る
お返し選びの際に押さえておくべき点のひとつは、いわゆる「消えもの」を選ぶという点です。「消えもの」とは、使用することで無くなるものを指します。具体的な例としては、お茶やお菓子、調味料、または洗剤や石鹸などが挙げられます。
マナー②:消費期限・賞味期限が短いものは贈らない
お返しとして定番の「消えもの」ですが、使用・消費することで無くなるものであればどのようなものでも良いというわけではありません。賞味期限や消費期限が短いものは、消費にあたって相手の負担になる可能性があることから避けるのがマナーと考えられています。
マナー③:アルコール飲料のような祝い事で贈られるものは避ける
「消えもの」としてお茶や紅茶、コーヒーなどの飲料が選ばれることが多くなっていますが、飲料であっても慶事のような祝い事で贈られるアルコール類はマナー違反となります。お返しは、祝い事の場で贈られない飲料の中から選ぶ必要があります。
マナー④:大きすぎるものや重たすぎるものは避ける
法事に遠方から参列された方の負担にならないよう、大きすぎるものや重たすぎるものを避けることもマナーのひとつです。参列者がお返しを持ち帰る際の手間などを考え、比較的小さく軽いものをお返しに選ぶことが大切です。
マナー⑤:金額が分かるものは避ける
お返しを選ぶ手間を避けるために、どなたにも喜ばれる商品券やギフトカードを選んでしまうことがあるかもしれません。しかし、金額が分かるお返しはお供えの金額と差額が分かってしまうことからマナー違反とされています。
金額別 八代目儀兵衛の法事のお返し
悩んでしまいがちな法事のお返し。迷われた場合は、どなたにも喜ばれる、毎日の生活の中で身近にあるものを選ぶとよいでしょう。その代表のひとつとして挙げられるのが、日々の食卓に欠かせないお米です。
八代目儀兵衛では、お米マイスターが厳選した自慢のお米を参列者や法事の規模に合わせてお返しをお選びいただけるよう幅広い価格帯でご用意しています。
以下では、予算に合わせたおすすめのお返しをご紹介します。
予算2,000円~
御仏前としていただいた現金や供物、供花などが5,000円~7,000円ほどの場合にお返しを贈るのであれば、その相場は2,000円~3,000円ほど。この価格帯でおすすめなのが、八代目儀兵衛の「白山」です。
偲「白山」(お米2合×2個・タオル)【2,900円(税込)】
「白山」は、職人が厳選を重ねた極上のお米に、最高品質を誇る「今治浴巾」のタオルを詰め合わせたギフトです。最高品質でありながら、毎日の生活で違和感なくお使いいただける自慢の逸品です。タオル類は消耗品であることから「消えもの」に含まれており、お返しの品としても多くの方々に選ばれています。
「お返しが一品(一種)だけでは物足りないかもしれない」「日常に彩りあふれるお返しを選びたい」という方に特におすすめのギフトです。
内容:料理米2合×2個【結(むすび)×2】/タオル<約34×34cm(ウォッシュタオルサイズ)> |
予算3,000円~
いただいた御仏前が7,000円~10,000円であれば、お返しの相場は3,000円~5,000円ほどになります。この価格帯でおすすめなのが、シンプルにお米を詰め合わせたギフトである八代目儀兵衛の「凛」です。
偲「凛」(お米2合×4個)【3,400円(税込)】
「凛」は、八代目儀兵衛のお米マイスターが厳選した「極(きわみ)」「結(むすび)」「和(わ)」の3種のお米を詰め合わせたギフトです。それぞれのお米は清らかな色合いの風呂敷で包まれ、洗練された和のグラデーションが鮮やかに魅せます。
お手頃な価格で感謝の気持ちを伝えられるひと品として手ごろなことからも、多くの方に選ばれています。熟練の職人がひとつひとつまごころを込めて仕上げた、生前にお世話になった方への贈りものとしてぴったりです。
内容:料理米2合×4個【極(きわみ)×2、結(むすび)×1、和(わ)×1】 |
予算5,000円~
いただいた御仏前が10,000円~15,000円の場合、お返しの相場は5,000円~7,000円ほどが目安となります。この価格帯でおすすめなのが、12種類のお米を詰め合わせた弔事専用の贈りもの「満」です。
偲「満」(お米2合×12個)【5,500円(税込)】
「満」は、厳選された八代目儀兵衛自慢のお米12種類を、十二単になぞらえた彩りあふれる風呂敷に包んだ詰め合わせたギフトです。毎日のように食されるお米は、故人の生前にお世話になった方に感謝の想いを伝えるのにふさわしい贈りものです。
箱いっぱいに散りばめられた和のグラデーションが、故人との大切な想い出を演出します。味の違いを楽しむだけでなく、調理によって異なるお米を選ぶ楽しさも味わっていただきたい方におすすめです。
内容:料理米2合×12個【極(きわみ)、結(むすび)、和(わ)、洋(よう)、中(ちゅう)、健(けん)、鮨(すし)、煮(に)、丼(どん)、粥(かゆ)、玄(げん)、餅(もち)】 |
予算10,000円~
御仏前が20,000円~30,000円の場合、お返しの相場は10,000円~15,000円ほどが目安となります。この価格帯でおすすめなのが、お米とごはんのお供を組み合わせた八代目儀兵衛の「鞍馬」です。
偲「鞍馬」(お米2合×6個・お供)【11,000円(税込)】
「鞍馬」は、八代目儀兵衛が厳選した6種類のお米を艶やかな風呂敷に包み、同じく八代目儀兵衛によって厳選された京都の味わいが楽しめるご飯のお供を詰め合わせたギフトです。八代目儀兵衛自慢のお米のおいしさを、京の奥深い味わいがいっそう引き立てます。
「ご飯は毎日のように食べるものだから、より美味しく、より楽しく召し上がっていただきたい」という想いに応える、最高級の贈りものです。毎日の食卓を彩り、食べる方たちの心を満たします。
内容:料理米2合×6個【極(きわみ)、結(むすび)、和(わ)、洋(よう)、中(ちゅう)、健(けん)】/炊き込み「竹の子ごはん」×1個 / しおのり×1個 / ゆずのり×1個 / わさびのり×1個 / 塩吹き昆布×1個 / 梅干し×2個 / しょう油×1個 / ほうじ茶「夢かをり」×1個 |
予算20,000円~
御仏前が30,000円~50,000円の場合、相場の目安は15,000円~25,000円ほど。この価格帯でおすすめなのが、八代目儀兵衛の最高級ギフトのひとつである「偲 満と儀兵衛のお米券セットC」です。
儀兵衛のお米券「偲 満と儀兵衛のお米券セットC」(お米2合×12個・3枚)【21,000円(税込)】
「偲 満と儀兵衛のお米券セットC」は、和の彩りの風呂敷に12種類のお米がひとつひとつ丁寧に包まれたギフトに、八代目儀兵衛の厳選されたお好きなお米を選べるお米券が付いたギフトセットです。八代目儀兵衛のお米マイスターが自信を持って選び抜いた、ひとつひとつが味わい深いお米の美味しさを味わえるだけでなく、さらにはそんなお米をおかわりできる嬉しさも詰め合わせた、八代目儀兵衛がお届けする最高級ギフトのひとつです。
和のグラデーションの色鮮やかな風呂敷は、「見て楽しい・食べておいしい」と贈り相手に喜ばれること間違いありません。お世話になった方へ心を込めて贈るギフトとしてぴったりの逸品です。お米券1枚につき、2~2.5㎏×2個分のお米とお引き換えいただけます。
内容:料理米2合×12個【極(きわみ)、結(むすび)、和(わ)、洋(よう)、中(ちゅう)、健(けん)、鮨(すし)、煮(に)、丼(どん)、粥(かゆ)、玄(げん)、餅(もち)】/八代目儀兵衛のお米券×3枚 |
儀兵衛のお米券「偲 満と儀兵衛のお米券セットC」(お米2合×12個・1枚)の詳細を見る
お返しには、大切な想いを込めて
一周忌や三回忌などの法事でいただく御仏前。現金や供物、供花などさまざまですが、マナーとして適時適切にお返しをお渡しすることが大切です。不慣れな方にとっては相場や細かなマナーで迷うこともあるかもしれませんが、失礼のないよう無事に法事を終えるためには押さえておくことが大切です。
八代目儀兵衛では、どのようなお返しが良いかで迷われた方のご相談を承っています。ご予算に合わせて幅広くお返しの品をご用意していますので、お気軽にご相談ください。