
最終更新日:2025-04-01
日本社会には、人生の節目ごとに長寿を祝う文化があります。還暦(60歳)や古希(70歳)、米寿(88歳)など、それぞれの年齢に応じたお祝いがあり、家族や親しい人々と共に健康と長寿を喜ぶ機会となります。
とはいえ、お祝いの文化がある一方で、「長寿祝いをしたく(されたく)ない」「派手な祝いは控えたい」と考える方もゼロではありません。高齢になるにつれ、本人の気持ちや健康状態、家族の事情などによって、盛大な祝いを負担に感じることが理由として考えられます。
ここでは、そうした盛大な長寿祝いをしないほうがいいケースと、その際の代替案となるちょっとした祝い方についてみていきます。また、各長寿祝いの種類や注意点、さらには「お米の目利き」や「精米方法」、「ブレンド米づくり」でセブン‐イレブンのおにぎり史上初となるお米の監修を行っている、八代目儀兵衛がおすすめする長寿祝いのギフトも併せてご紹介します。
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長寿祝いをしないほうがいい場合とは?
長寿祝いは、人生の節目を祝う大切な機会です。とはいえ、節目を迎える全ての方が必ずしも盛大な長寿祝いを望んでいるというわけではありません。
以下では、長寿祝いをしないほうがいい場合について、具体的なケースやその理由などについて詳しくみていきます。
しないほうがいい場合(1)本人が望んでいない場合
本人が長寿祝いを望んでいない場合、祝いの場がストレスになることがあります。特に「年齢を重ねることを気にしている」「大勢の人と集まるのが苦手」という方にとっては、祝われること自体が苦痛になりかねません。このようなケースでは、お祝いする側の自己満足にならないよう、本人の意思を尊重することが大切です。
しないほうがいい場合(2)健康状態が良くない場合
高齢者の中には、病気療養中や体調がすぐれない方もいます。健康状態がすぐれない場合、お祝いのための移動や食事会、または大勢が集まる機会が体に負担をかけることもあります。特に長時間の会食や大勢の人との交流は、体調を崩す原因になることもあります。それでも様々な理由や想いからお祝いをする際には、本人が負担を感じない形を選ぶことが大切です。
しないほうがいい場合(3)家庭の事情で難しい場合
家庭の事情が複雑な場合、無理に家族を集めてお祝いをするとかえって関係がぎくしゃくすることもあります。たとえば家族間の確執がある場合、祝いの場がストレスの原因になりかねません。お祝いの目的は「本人が喜ぶこと」であるため、無理をせず、本人が穏やかに過ごせる方法を考えることが大切です。その際は、個別に訪問したり、手紙や電話で祝福の言葉を伝えるといった方法もあります。
長寿祝いをしない場合の代替案
長寿祝いを盛大に行わない場合でも、別の形で感謝や祝福の気持ちを伝えることが大切です。理想の形は、本人の希望を尊重し、無理のない方法でお祝いをすることです。
以下では、形式にとらわれず、本人が喜ぶ形で心からの祝福を伝える方法についてご紹介します。
1.本人が喜ぶ形でのお祝いを考える
長寿祝いは、あくまでも本人が喜ぶことが最優先です。そのため、事前にどのようなお祝いが嬉しいかをさりげなく聞いてみるというのがポイントのひとつです。たとえば、派手な集まりを好まない方には静かに過ごせる方法を考えたり、趣味や日常生活に役立つプレゼントを贈ったりする方法などがあります。
また、本人の体調や生活スタイルに合わせたお祝いも重要です。読書が好きな人には本を贈る、植物が好きな人には育てやすい鉢植えをプレゼントするなど、相手に合った贈りものを選ぶことで、負担をかけずに祝福の気持ちを伝えることができます。
手紙やビデオメッセージなど、形に残るお祝いも喜ばれる方法のひとつです。特に遠方に住んでいる家族や友人からのメッセージは、普段なかなか会えない分、特別なものになります。お祝いの方法に決まりはないため、本人の性格や好みに合わせた、心のこもった方法を考えることが大切です。
2.家族だけでの小規模なお祝い
大勢を招いた宴会や式典を開くのではなく、家族だけで落ち着いた雰囲気の中でお祝いをする方法もあります。特に、高齢の方にとっては賑やかな場よりも親しい家族とゆっくり過ごせる方が嬉しいというケースも多くあります。
自宅での食事会のように、シンプルなお祝いであっても家族と一緒に過ごせる時間自体が貴重なものになることがあります。好きな料理を用意したり、想い出の写真を見ながら語り合ったりするだけでも、心温まるお祝いになります。
また、オンラインを活用した集まりも方法のひとつです。遠方に住む家族がいる場合は、ビデオ通話を使って顔を見ながらお祝いの言葉を伝えることで、距離が離れていても一緒に祝う気持ちを共有できます。
重要なのは、本人にとって負担にならないことです。健康上の理由で外出が難しい場合は、自宅でゆったりとした時間を過ごせるように工夫することが大切です。小規模であっても、気持ちがこもったお祝いなら十分に喜ばれるものになります。
3.旅行や特別な食事をプレゼント
大きな宴会を開く代わりに、旅行や特別な食事をプレゼントするのも長寿祝いの代替案のひとつです。特に旅行は非日常を楽しめる貴重な機会となり、心に残る想い出となります。
旅行をプレゼントする際には、本人の体調や移動の負担を考慮することが大切です。遠方への長距離移動が難しい場合は、近場の温泉旅館や自然豊かな場所への小旅行も選択肢として挙げられます。また、交通機関や宿泊施設が高齢者向けの設備を整えているかどうかを確認することも、大切な気遣いとなります。
旅行が難しい場合は、特別な食事を用意するのも選択肢のひとつです。本人が好きな料理をレストランで楽しむ、または自宅で特別な食事を用意するだけでも、特別感のあるお祝いになります。食事はお祝いの場を華やかにし、会話も弾むため、自然と楽しい雰囲気になり良い想い出となります。
大切なのは、「本人にとって喜ばしい時間を提供すること」です。形にとらわれず、相手にとって最適な方法を選ぶことで、心からの祝福を伝えることができます。
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長寿祝いの種類と注意点
代表的な長寿祝いの種類と主な注意点としては、以下のようなものがあります。
還暦(60歳)
還暦は、生まれた干支(十干十二支)が一巡し、赤ちゃんに戻るとされる節目の年齢です。伝統的に赤色のちゃんちゃんこを贈る習慣がありますが、最近では実用的なプレゼントを選ぶことも増えています。そのため、本人の好みに合わせた祝い方を考えることがポイントです。
60歳はまだ現役で働いている人も多く、あまり「高齢者扱い」されるのを好まない場合があります。そのため、形式ばった祝い方よりも、家族での食事会や、趣味に関連した実用的な贈りものを選ぶのがおすすめです。還暦祝いを望んでいない場合は、「健康を願う贈りもの」など、さりげない形で祝う配慮も大切です。
古希(70歳)
古希は、中国の詩人・杜甫の「人生七十古来稀なり」に由来する、70歳を迎えることを祝う風習です。紫色が祝いの色とされており、紫の衣服や小物を贈ることが一般的です。
70歳を過ぎると、体力の衰えを感じる方も増えてきます。盛大なパーティーよりも、落ち着いた雰囲気の食事会や、自宅でリラックスできる贈りものが喜ばれる傾向にあります。遠方への旅行を贈る場合は、移動の負担が少ないプランを選ぶといった配慮も大切です。
喜寿(77歳)
喜寿は、「喜」の字が草書体で「七十七」に見えることが由来となっています。古希と同じく、紫が祝いの色といわれています。
77歳になると、健康面の不安を抱える人も増えます。祝いの席では本人の体調を最優先し、食事の内容にも配慮が必要です。和やかな雰囲気でゆっくりと過ごせるよう、派手な演出よりも落ち着いた祝い方を心掛けるとよいでしょう。
傘寿(80歳)
傘寿は、「傘」の略字が「八十」に見えることが由来となっています。黄色や金色が祝いの色とされており、縁起の良い贈りものとされています。
80歳を超えると、外出が負担になることもあります。遠出の旅行よりも、自宅や近場でのお祝いが適している場合もあります。普段の生活で使える健康グッズや、快適に過ごせるアイテムなどが人気です。
米寿(88歳)
米寿は、「米」の字を分解すると「八十八」になることが由来となっています。傘寿と同様に、黄色や金色が祝いの色とされています。実用的な贈りものや食事会が人気の祝い方ですが、高齢のため無理をせず穏やかに祝うことが推奨されます。
88歳ともなると、食事の好みや体調管理がより重要になります。お祝いの料理は消化の良いものを選び、本人が食べやすい内容にするという配慮が大切です。長時間の集まりは負担になることがあるため、短時間でも楽しく過ごせる工夫も必要です。
卒寿(90歳)
卒寿は、「卒」の略字が「九十」に見えることから卒寿と呼ばれています。紫色や白色がテーマカラーで、健康を願う贈りものが好まれます。
90歳になると、移動や長時間の外出が大きな負担になることも多くなります。そのため、自宅でゆったりと過ごせるお祝いの方法を考えるのが望ましいといえます。好みに合った食事や、写真・手紙を贈るなど、心温まる方法が喜ばれます。
白寿(99歳)
白寿は、「百」から「一」を引くと「白」になることが由来となっています。白い衣服や小物を贈るのが伝統ですが、負担にならないよう、シンプルで温かみのあるお祝いが望ましいとされています。
99歳ともなると、体調に配慮した祝い方が不可欠となります。大勢が集まるよりも、親しい家族と静かに過ごす時間を提供することが重要です。また、食事や贈りものも、本人が無理なく楽しめるものを選ぶとよいでしょう。
長寿祝いにおすすめのギフトとは?
長寿祝いは、人生の節目を祝う大切な機会です。贈るギフトには相手の健康や長寿への願いが込められていることが多く、伝統的な意味を持つものや、実用的なもの、心温まるアイテムが選ばれます。
以下では、長寿祝いにおすすめのギフトについてみていきます。
おすすめギフト(1)お米
お米は「八十八」という文字を分解すると「米」になることから、米寿(88歳)の祝いとして特に人気があります。また、米寿以外の長寿祝いでも、お米は健康や豊かさ、実りを象徴する縁起の良い贈りものとされています。
贈る際には、「〇〇家の皆様の健康と長寿を願って」というメッセージカードを添えることで、より温かみが伝わります。最近では名入れの米袋や、特別な産地のブランド米なども選ばれています。普段からお米を食べる習慣がある方には特に喜ばれ、食べるたびに贈り主の気持ちを感じられる素敵なギフトになります。
おすすめギフト(2)名入れの湯呑みや茶碗
名入れの湯呑みや茶碗は、実用的でありながら、特別な意味を持たせることができるギフトです。普段の食卓で使えるため、贈る相手の生活に溶け込みやすく、見るたびに贈り主の気持ちを感じてもらうことができます。また、名前の他に「感謝」や「健康長寿」などのメッセージを入れることで、より温かみのある贈りものとなります。軽くて持ちやすいものや、大きめの取っ手がついているものなど、相手の体力や握力に配慮したデザインを選ぶと、さらに喜ばれる贈りものとなります。
おすすめギフト(3)カーディガンやストール
カーディガンやストールは、寒さから身を守り、日常生活の中で役立つ実用的な贈りものです。特に高齢の方は体温調節が難しくなるため、季節に合わせた素材やデザインのものを選ぶと良いでしょう。たとえば、冬にはウールやカシミア、夏にはリネンや綿素材のものが喜ばれます。また、長寿祝いの色として縁起の良い「赤」「紫」「金」「白」などのカラーを取り入れると、祝いの意味合いも強まります。
長寿祝いに喜ばれる八代目儀兵衛のギフト
長寿祝いに喜ばれる贈りものとして、八代目儀兵衛のギフトは多くの方から選ばれています。職人の技術とこだわりが詰まったお米は、美味しさだけでなく見た目の美しさや特別感も備えています。
以下では、そんな八代目儀兵衛のお米ギフトをご紹介します。
長寿米「還暦」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)【13,500円(税込)】
長寿米「還暦」は、ミシュラン星付き日本料理店に愛用いただいている、おいしさがお墨付きの最上級のお米です。憧れの銘店に選ばれた逸品として、長寿祝いにふさわしい贈りものをお届けします。
商品内容:「祇園さゝ木」2合×4個 / 「祇園にしかわ」2合×4個 / 「杦SEN」2合×4個/ちゃんちゃんこ(赤)×1個 / 大黒頭巾(赤)×1個 / 扇子(無地)×1個 |
長寿米「還暦」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)の詳細を見る
長寿米「古希」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)【13,500円(税込)】
大切な方のために、まごころ込めた長寿米ギフト。ご注文ごとにひとつひとつ、手包みにてお作りしています。熟練の職人の丁寧な手仕事による温もりが、感謝やお祝いの想いを伝えます。
商品内容:「祇園さゝ木」2合×4個 / 「祇園にしかわ」2合×4個 / 「杦SEN」2合×4個/ちゃんちゃんこ(紫)×1個 / 大黒頭巾(紫)×1個 / 扇子(無地)×1個 |
長寿米「古希」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)の詳細を見る
長寿米「喜寿」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)【13,500円(税込)】
紫色は、日本の伝統において「高貴」「尊厳」「神聖」といった意味が込められている色とされ、古来より貴族や皇族などの上級層に好まれてきました。長寿を迎えた方への敬意を表し、その方の人生の重みや経験に対する感謝の気持ちを示す贈りものとしてふさわしいひと品です。
商品内容:「祇園さゝ木」2合×4個 / 「祇園にしかわ」2合×4個 / 「杦SEN」2合×4個/ちゃんちゃんこ(紫)×1個 / 大黒頭巾(紫)×1個 / 扇子(無地)×1個 |
長寿米「喜寿」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)の詳細を見る
長寿米「米寿」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)【13,500円(税込)】
米寿という特別な節目にぴったりの、健康と幸福を願って贈る高級お米ギフト。88歳に達したことを祝い、感謝や祝福の気持ちを込めて贈られるちゃんちゃんこは、まさにその方の長寿を祝うシンボルです。伝統を感じさせる贈りものとして、心を込めてお届けします。
商品内容:「祇園さゝ木」2合×4個 / 「祇園にしかわ」2合×4個 / 「杦SEN」2合×4個/ちゃんちゃんこ(黄)×1個 / 大黒頭巾(黄)×1個 / 扇子(無地)×1個 |
長寿米「米寿」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)の詳細を見る
長寿のお祝いは、八代目儀兵衛にお任せください
長寿祝いは、人生の節目を迎えた方に感謝と敬意を込めて行う大切な行事です。伝統的な意味合いを持つお米など、贈る側の気持ちが伝わるギフトを選ぶことで、特別なひとときを過ごしてもらうことができます。
大切なのは、本人が心地よく喜んで受け取れるような心配りです。贈りものを通じて長寿を祝うだけでなく、これまでの感謝の意を伝え、これからの健やかな日々を願う気持ちをしっかりと伝えるとよいでしょう。
お祝いの品選びには、八代目儀兵衛の豪華なお米ギフトがおすすめです。熨斗(のし)や包装・梱包のオプションもご用意していますので、想いを届ける贈りものとしてぴったりです。