葬儀に欠かせない「供物」とは?読み方や相場、マナーや選び方も解説

葬儀に欠かせない「供物」とは?読み方や相場、マナーや選び方も解説

最終更新日:2024-02-13

葬儀が行われる上で欠かせない役割を果たす「供物」。とはいえ、あまり馴染みがないという方もいらっしゃるかもしれません。こうした冠婚葬祭には、基本的なマナーや贈りものの相場、選び方など、事前に覚えておくべき点がいくつもあります。

今回は、主に「供物」に焦点を当てて、押さえておくべき重要なポイントを詳しく解説していきます。また、「お米の目利き」「精米方法」「ブレンド米づくり」でセブン‐イレブンのおにぎり史上初となるお米の監修を行い、圧倒的な美味しさを実現した八代目儀兵衛おすすめの贈りものも併せてご紹介します。

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※記事内に記載されている商品の価格は公開日時点のものです。

【記事編集】

京の米老舗 八代目儀兵衛

江戸時代より続く、京都の米屋。風呂敷で包まれた「お米のギフト」やきめ細やかなサービスは、「贈ったら必ず褒められる贈りもの」と評判。慶弔問わず、人生の大切な日や大切な相手への贈りものとして高い評価を受けている。セブン-イレブンやHITACHI、伊藤園といった大企業ともコラボ実績多数。お米への深い愛情と知識、鍛え上げられた技術やノウハウに、メディア取材・出演も多く、テレビ・雑誌・WEBでの注目度も高い。

「供物」とは?

供物について重要なポイントを押さえる上で、まずは基本的な部分からみていきます。

「供物」は何と読む?

供物は、「くもつ」と読みます。誤って「くぶつ」や「きょうぶつ」と読まれることもあるため、正しい読み方を覚えておくことが大切です。

そもそも「供物」とはいったい何か?

供物は、葬儀があった際に「故人への感謝の気持ち」や「遺族への追悼の意」を込めて贈られる贈りものです。必ずしも全ての参列者が個別に用意するものではなく、主に遺族や親しい方によって準備されます。

種類

一口に供物といっても、宗教や宗派による違いがあります。そのため、葬儀を行う(葬儀が行われる)際には、その宗派を事前に把握しておくことが大切です。宗派が異なるとマナーが異なることもあるため、失礼にあたらないよう注意が必要です。

仏教の場合は、果物や落雁(らくがん※米や豆、蕎麦、栗などから作った澱粉質の粉に水飴や砂糖を混ぜて着色して型に押して固めて乾燥させた干菓子)、またはお菓子や缶詰の詰め合わせ、線香、ろうそくなどが一般的です。

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供物を贈るケースと、贈らないケース

葬儀にあたっては、供物を贈るというのが一般的な慣習です。しかし、例外的に贈る必要がないケースもあります。以下では、贈る必要がないケースについて詳しくみていきます。

香典を辞退された場合

供物を贈る必要がないケースの代表例として挙げられるのが、遺族が香典を辞退された場合です。

葬儀の案内をいただいた際、葬儀を行う遺族から「御厚志を辞退申し上げます」といった意思表示を受けることがあります。これは、香典だけでなく、供花や供物など一切を受け取らないという意思を示しています。この場合、香典や供花・供物などは贈らず、参列のみ行います。

なお、「御厚志を辞退申し上げます」ではなく「御供花、御供物の儀はご辞退申し上げます」と伝えられる場合は、その言葉どおり供花や供物は贈らないようにしますが、香典は贈るというのが一般的です。

「香典の辞退」以外で贈らないケース

葬儀の際、香典と供物はそれぞれ分けて(別もの)として考えられるのが一般的ですが、香典に加えて供物を贈るのは「故人と親交が深かった場合」や「会社や部署などで連名として贈る場合」のみという考えもあります。この考えに基づけば、生前の関係性がそれほど深いものではなかった場合や、一個人として贈る場合には香典をもって供物の役割も兼ねるという捉え方も可能です。

どちらが望ましいかについては関係性や地域の風習などによって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

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供物を贈る際の基本マナー

供物を贈るにあたっては、香典と同様にいくつかのマナーがあります。ここでは、特に基本的なものについて焦点を当ててみていきます。

熨斗(のし)

供物を包むのしは、ふたつに大別できます。ひとつは、包装紙の外側から掛ける「外のし」であり、もうひとつはのしを掛けた箱を包装紙で包む「内のし」です。外のしは供物を持参する場合に用いられ、内のしは供物を郵送で届ける場合に用いられるというのが一般的です。

外のしと内のしは「このケースではこれを選ばなければマナー違反」というものではなく、のしが付いているか否かが重要であるため、どちらを選ぶかで深く悩む必要はありません。

水引

水引は「蝶結び」と「結び切り」のふたつに大別できますが、「外のし」と「内のし」と違って選び方によって意味が大きく異なるため注意が必要です。

「蝶結び」は、解くことが容易で何度でも結び直しができることから、「繰り返しても良い事柄」に用いられます。これに対して「結び切り」は、結びが解けにくいことから「繰り返し起きてほしくない事柄」に用いられます。たとえば、出産や昇進などは繰り返し起きてもよい祝い事であることから「蝶結び」が用いられますが、葬儀のように繰り返し起きてほしくない弔事には「結び切り」が用いられます。

供物は弔事であることから、「結び切り」を選ぶのがマナーです。なお、関東地方をはじめとする東日本では黒白5本の結びきりが用いられることが多く、関西地方をはじめとする西日本では黄白5本の結び切りの水引を用いられることが多いといわれています。とはいえ、地域によって水引の色が厳密に決まっているわけではないため、気にしすぎる必要はないといえます。

渡し方

供物を贈る上で押さえておくべきマナーのひとつとして、その渡し方が挙げられます。供物は葬儀の場で祭壇に供えられるものですが、参列時に勝手に供えるのはマナー違反となります。持参した供物は葬儀の受付時に、「御霊前にお供えください」と一言添えて渡すようにしましょう。

マナーの観点からは避けるべき品物

供物を選ぶ上で、マナーに触れると考えられているものを事前に押さえておくことが大切です。たとえば、鉢植えの花などは「不幸が根付く」と考えられていることから、供物としては避けられるのが一般的です。また、供える場所を大きく占めてしまうような大きすぎる供物もマナーの観点からは望ましくないといえます。他の参列者からの供物と併せて無理なく並べられるようなサイズで贈るようにしましょう。

また、香りが強すぎる植物や食べものなども避ける必要があります。足が速い生ものなども管理の観点から不向きであるため、基本的にはマナーに触れるものと考えられています。

他の注意点としては、マナー違反でないものであっても「偶数個で贈らない」という点が挙げられます。偶数は割り切れることから「故人との縁を切る」と解釈され、不適切と考えられています。結婚式の祝儀と同様に、「縁を切らない」という想いを込めて奇数個で贈ることがマナーです。

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供物をいただいた際の基本マナー

ここまでは「供物を贈る上でのマナー」についてみてきましたが、「供物をいただいた際のマナー」についても押さえておくことが大切です。

供物をいただいた際、お返しの品を贈るタイミングは基本的に四十九日が明けてからというのが一般的です。供物のお返しの品としては、食品や日用品などの「消えもの」を選ぶのがマナーです。のしは弔事用の結び切りの水引がついたものを選び、表書きには「志」と記します。地域によっては「粗供養」と記すこともあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

供物を贈る場合といただく場合とで、大きなマナーの違いはありません。上述したように「お返しを贈るのは四十九日が明けてから」という点を押さえておくのがポイントです。

供物の相場

供物の相場は、故人との関係性によりますがおよそ5,000円~20,000円と考えられています。一般的には、ろうそくや線香、果物などが盛り付けられた「盛籠(もりかご)」が選ばれます。他にも、米や乾物、または調味料などを詰めたものもあるので、予算に応じて選ぶとよいでしょう。あまり高すぎるものを贈るとお返しの際に相手の負担になるので、相場の範囲内で選ぶというのがポイントです。

供物の選び方とおすすめの品物

供物は、上述のように「盛籠」と呼ばれる菓子や果物の詰め合わせを選ぶのが一般的です。もっとも、「必ず盛籠でなければならない」というルールはなく、マナーに抵触しない範囲で自由に選ぶことができます。

選び方

「供物」は、より身近な言葉でいえば「お供えもの」です。盛籠に限らず、想いが伝わるものであれば畏まりすぎる必要はありません。盛籠以外にも、簡単に小分けができて日持ちする菓子類なども多く選ばれています。菓子は消えものであることからマナーに適したものであり、日持ちするものであればたくさん贈られても消費に苦労しないため人気です。

個包装の菓子であれば、参列者にも分けやすいというメリットがあります。選び方としては、「故人が好きだった」という観点や地域にゆかりのあるもの、または季節感のあるものといった観点からも選ぶことができます。

おすすめの品

特に人気の「お供えもの」としては、和菓子や洋菓子などがあります。

和菓子は見た目の上品さがあいまって、お供えものとして贈りやすいというのが人気の理由です。また、日持ちするものが多く、年配の方も食べやすいという特徴もあります。

洋菓子は、若い方を中心に人気のお供えものです。生クリームや果物を用いたものは消費期限の観点から避けられますが、クッキーなどの焼き菓子は長期の保存ができるものもあり高い人気があります。

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宗教別の供物の選び方

供物を選ぶ上で気を付けたいのは、宗教ごとにマナーやタブーが異なるという点です。以下では、「仏教」「神道」「キリスト教」について詳しくみていきます。

仏教

仏教では、供物として肉類や海産物を贈ることはタブーとされています。これは、殺生を連想させることが理由と考えられています。またアルコール類の中でも日本酒は祝事を連想させるため、供物には適していないとされています。なお、肉類に関しては生肉以外の加工肉などであれば、近年ではタブーとされないことも多いようです。

仏教のお供えとしては、線香・ろうそく・花・食べもの・水の「五供(ごくう)」が基本と考えられています。何を贈るかで迷ったときは、この観点から選ぶとよいでしょう。

神道

神道では、米や酒、塩などが代表的な供物(神饌【しんせん】)と考えられています。神饌には他にも果物や野菜、玉串、酒類、海産物などが該当し、上述した仏教の五供よりも種類が多いという特徴があります。

神道では仏教でタブーとされている酒類や海産物が供物として扱われることがありますが、その反面、線香やろうそくは贈られないという特徴があります。

キリスト教

キリスト式の葬儀では、祭壇に供物を飾る習慣がありません。そのため、供物を贈らないというのが一般的です。その代わりに、籠に生花を詰めた「バスケットフラワー」を贈るか、生花と御花料を贈るというのが習慣とされています。主なマナーとしては、「贈る生花には名札を付けない」といったものがあります。

供物に選ばれる八代目儀兵衛のお供えもの

生前にお世話になった方への供物として、神道の代表的な供物のひとつであるお米がおすすめです。お米は毎日の食卓に欠かせないものであり、どなたにでも喜ばれる贈りものです。

以下では、お供えものとしてもぴったりの、八代目儀兵衛がお届けするお米ギフトについてご紹介します。

偲「満」(お米2合×12個)【5,500円(税込)】

八代目儀兵衛の偲「満」は、穏やかな和の彩りの風呂敷でお米を大切に包んだ贈りもの。ひとかたならぬお心づかいへの感謝を伝える、供物にぴったりのギフトです。

商品内容:料理米2合×12個(極、結、和、洋、中、健、鮨、煮、丼、粥、玄、餅)

偲「満」(お米2合×12個)の詳細を見る

偲「貴船」(お米2合×12個・お供)【16,500円(税込)】

八代目儀兵衛の偲「貴船」は、お米選びの職人が心を込めて選び抜いた12種類のお米に、彩り豊かな風呂敷を合わせた贈りものです。選び抜かれた14種のごはんのお供が、お供えものとしての品格を一段と高めています。

商品内容:料理米2合×12個(極、結、和、洋、中、健、鮨、煮、丼、粥、玄、餅)/炊き込み「竹の子ごはん」×1個 / 炊き込み「丹波しめじごはん」×1個 / しおのり×2個 / ゆずのり×1個 / わさびのり×1個 / ちりめん山椒×1個 / ひじき梅×1個 / 塩吹き昆布×1個 / 梅干し×2個 / しょう油×1個 / 玄米茶「八雲」×1個 / ほうじ茶「夢かをり」×1個 / 八穀米×1個

偲「貴船」(お米2合×12個・お供)の詳細を見る

偲「翁霞」(お米5kg)【5,500円(税込)】

八代目儀兵衛の偲「翁霞」は、一流の料理人たちが好んで使う希少品種の「夢ごこち」を中心にブレンドした、数々の匠たちを虜にしてきた最高峰米です。全国のお米を食べ比べ、その年・その時期に最高の仕上がりのお米たちを相性に合わせて配合した自慢の絶品米です。

商品内容:祇園料亭米 翁霞 5kg

偲「翁霞」(お米5kg)の詳細を見る

偲「鞍馬」(お米2合×6個・お供)【11,000円(税込)】

八代目儀兵衛の偲「鞍馬」は、彩りあふれる艶やかな風呂敷に包まれた厳選の6種類のお米と、京都の味わいで織りなすご飯のお供が楽しめる詰め合わせギフトです。添えられた京の奥深い味わいであるご飯のお供が、お米のおいしさをいっそう引き立てます

商品内容:料理米2合×6個(極、結、和、洋、中、健)/炊き込み「竹の子ごはん」×1個 / しおのり×1個 / ゆずのり×1個 / わさびのり×1個 / 塩吹き昆布×1個 / 梅干し×2個 / しょう油×1個 / ほうじ茶「夢かをり」×1個

偲「鞍馬」(お米2合×6個・お供)の詳細を見る

偲「雅」(お米2合×9個)【5,500円(税込)】

八代目儀兵衛の偲「雅」は、八代目儀兵衛が扱うお米の中でも人気がある極(きわみ)、結(むすび)、和(わ)の3種類を、落ち着きのある色彩で優しく包み込んだ詰め合わせギフトです。これまでの感謝の気持ちや想いをおいしさに託して、故人への想いを伝えます。

商品内容:料理米2合×9個(極×4、結×3、和×2)

偲「雅」(お米2合×9個)の詳細を見る

供物選びは、八代目儀兵衛におまかせください

マナーや選び方で迷ってしまいがちな供物。贈る上での大切なポイントは、事前に押さえておくことが大切です。

八代目儀兵衛では、ご希望やご予算に合わせたお供えものギフトを豊富に取り揃えています。のし紙や包装・梱包なども承っていますので、お気軽にご相談ください。

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