最終更新日:2024-09-25
法要のひとつである開眼供養(かいげんくよう)。これまで馴染みのなかった方にとっては、その意味や必要性、またはマナーなど分からないことも多いかもしれません。ここでは、そんな方を対象に開眼供養に関する基本的な事柄について詳しくみていきます。また、お米の目利きや精米方法、そしてブレンド米づくりでセブン‐イレブンのおにぎりの監修を通じて「圧倒的なごはんのおいしさ」を実現した八代目儀兵衛がおすすめする、お米ギフトも併せてご紹介していきます。
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開眼供養とは?
開眼供養は、新しくお墓や仏壇、位牌などを購入した際に行われる法要で、それらに「魂を込める」という意味を持ちます。しばしば「かいがんくよう」と誤って読まれることがありますが、正しくは「かいげんくよう」と読まれます。
開眼は、仏像や仏画を作る上で最後に「眼」を入れることで魂を迎え入れることを指します。このことから、開眼供養は「魂入れ」や「入魂式」とも呼ばれることもあります。また、「入仏法要」「御魂入れ」「お性根入れ」と呼ばれることもあります。
開眼供養は、お墓に納骨するときやお墓に名前を追加するとき、または引っ越しで仏壇を移動した際に行われます。開眼供養を行う日程に関しては厳密な決まりはなく、一般的には忌明けの法要と同時に行われることが多いようです。その際は、親族のどの範囲まで呼ぶかなどの調整が必要になります。
開眼供養に関して誤って持たれがちな認識のひとつとして、「開眼供養は弔事である」という点が挙げられます。開眼供養はお墓や仏壇、位牌の購入に関するものであることから葬儀の印象が強く、それゆえ“弔事”と考えられがちですが、開眼供養が単体で行われる場合、すなわち納骨式と分けて行われる場合には“祝事”として扱われます。
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開眼供養にお返しは必要?
開眼供養の際に参列者からお祝いをいただくこともあるため、そのお返しについて悩む方も多いようです。この点に関しては明確な決まりごとがあるわけではありませんが、開眼供養に限らず、冠婚葬祭で祝儀や不祝儀をいただいた場合には、相手方の気持ちに対するお礼としてお返しを贈るというのが一般的な礼儀と考えられています。なお、開眼供養に特有のお返しなどはないため、基本的な「お返し」として、気負うことなく選ぶとよいでしょう。
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納骨式と開眼供養の関連性
開眼供養は、納骨式と深い関係にあります。上述したように、お墓を新しく建てた際に魂を込める儀式は開眼供養に該当します。これに対して、遺体を火葬して遺骨を骨壺に納めてお墓に安置することは「納骨」と呼ばれ、その際に行われる法要が「納骨法要」や「納骨式」です。納骨には、遺骨を納骨棺に納めて安置する過程の中で、遺族や故人と親しかった方が故人の死を少しずつ受け止めることができるようにとの意味が込められています。
納骨に併せてお墓を建てる場合、納骨式と開眼供養は同時に行われるというのが一般的です。そのため、初めてお墓を建てる方にとっては、それぞれを区別するよりも一連の流れとして覚えておくと理解しやすいかもしれません。
開眼供養のお返しのマナー
開眼供養のお返しのマナーは、他の冠婚葬祭と基本的には同様と考えて問題ありません。以下では、様々なマナーの中から主なものとして「金額」「熨斗(のし)」「挨拶状」についてみていきます。
金額
開眼供養のお祝いをいただいた場合、お返しの金額の相場はいただいた金額の半額~1/3と考えられています。たとえば10,000円のお祝いをいただいた場合には3,000円~5,000円が目安となります。関係性によって多少の前後はあるので、必ずしも一律に返すのではなく、日頃の付き合いや故人の生前の関係などを考慮して決めるとよいでしょう。
熨斗(のし)
上述したように、開眼供養は単体で行われる場合は弔事ではなく祝事となります。そのため、お返しの際ののしの選び方にも注意が必要です。
開眼供養が単体で行われる場合は、お返しののしは「紅白の蝶結び」を用います。表書きは「開眼供養御礼」または「内祝い」「建碑(けんぴ)」などが一般的です。
これに対して、開眼供養が納骨式と併せて行われる場合は、お返しののしは「黒白の結び切り」もしくは「黄白の結び切り」を用います。表書きは、「粗供養」または「志」などが多いようです。
挨拶状
お返しを贈る上で忘れてはならないのが、挨拶状です。挨拶状には決まり切った形式がないものの、「時候の挨拶は書かない」「忌み言葉や句読点は用いない」といったルールがあるため注意が必要です。
「時候の挨拶」は、主に季節ごとの挨拶を指します。「拝啓」や「敬具」などの言葉はそれぞれ“相手にへりくだること”、“謹んで申し上げること”を意味するため、省略する必要はありません。
「忌み言葉」は、「たびたび」や「ますます」のように同じ言葉が繰り返されるものを指します。これらは、「不幸が重なる」と考えられていることから弔事での挨拶状などでは避けるべき言葉とされています。
「句読点」は、文章を止める役割を持ち、それが転じて円滑な法要を止めてしまうという意味から縁起が悪いと考えられています。
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開眼供養のお返しの選び方
開眼供養のお返しを選ぶ上で、いくつか押さえておくべき点があります。以下では、その中でも特に重要なものとして、「マナー違反のものは避ける」「喜ばれるものを選ぶ」についてみていきます。
マナー違反のものは避ける
お返しの品を選ぶ上で、つい忘れてしまいがちなのが基本的な「マナー」です。日本には古来より、冠婚葬祭の贈りものに関するいくつものマナーがあります。たとえば、数字に関するマナーがそのひとつです。
日本では、「四」や「九」といった数字は「忌み数字」として贈りものには避けるのがマナーと考えられています。これは、「四」や「九」がそれぞれ「死」や「苦」を連想させるためです。なお、こうした考えは贈りものの名称だけでなく、個数に関しても同様に当てはまります。四つや九つといった数に関するものを贈ることもマナー違反となるので注意が必要です。
他にマナー違反と捉えられているものとしては、納骨式のような弔事と併せて行われた場合のお返しで「殺生を連想させるもの」を贈ることなどが挙げられます。具体的には、肉や魚などが当てはまります。これらは、古くからマナー違反とされているので注意が必要です。もっとも、近年では加工品であれば問題ないとの認識も広まっていることから、過度に気にする必要はないといえます。
喜ばれるものを選ぶ
お返しの選び方のもうひとつのポイントは、「喜ばれるものを選ぶ」という点です。お返しを「形だけのもの」にすることなく、受け取った相手の顔を想像し、喜ばれるものを選ぶことが大切です。
開眼供養と納骨式を併せて行った際にいただいたものに関しては、葬儀のような弔事の場合と同様に、いわゆる「消えもの」としてお茶や海苔などが喜ばれることが多いようです。
これに対して、開眼供養のみを行った場合は祝事であることから、和菓子や洋菓子などが晴れやかな気持ちになり、もらって嬉しいお返しといえます。
「相手の好みが分からない」という場合には、相手に好きなものを選んでいただけるカタログギフトも選択肢のひとつです。「喜ばれるもの」という点で、自信を持ってお届けできるお返しといえます。
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開眼供養の「喜ばれるお返し」に、八代目儀兵衛のお米ギフト
「喜ばれるお返し」と一口にいっても、いざ選ぶとなると迷ってしまいます。そんなときは、「毎日の生活に欠かせないもの」という観点から考えてみてはいかがでしょうか。
八代目儀兵衛では、お返しの品として多くの方に喜ばれる、毎日の食卓に欠かせないお米ギフトを豊富に取り揃えています。以下では、なかでも特に人気のギフトについてご紹介いたします。
偲「満」(お米2合×12個)【7,000円(税込)】
八代目儀兵衛の偲「満」は、経験豊富な職人が丹念に厳選したお米を、歴史ある十二単になぞらえた風呂敷で包み込んだ弔事専用のお米のギフトです。ひとかたならぬ心遣いを忘れない、開眼供養のお返しにふさわしい贈りものとして、お世話になった方に感謝の気持ちを届けます。
商品内容:料理米2合×12個(極、結、和、洋、中、健、鮨、煮、丼、粥、玄、餅) |
偲「貴船」(お米2合×12個・お供)【16,500円(税込)】
八代目儀兵衛の偲「貴船」は、選び抜かれた12種類のお米に、味にこだわる京の絶品であるごはんのお供を併せたお米の詰め合わせギフトです。重量感たっぷりのお重仕立ては、感謝の想いを伝えるためのギフトとして多くの方から選ばれています。毎日の食卓を彩るお返しとして、ぴったりの贈りものです。
商品内容:料理米2合×12個(極、結、和、洋、中、健、鮨、煮、丼、粥、玄、餅)/炊き込み「竹の子ごはん」×1個 / 炊き込み「丹波しめじごはん」×1個 / しおのり×2個 / ゆずのり×1個 / わさびのり×1個 / ちりめん山椒×1個 / ひじき梅×1個 / 塩吹き昆布×1個 / 梅干し×2個 / しょう油×1個 / 玄米茶「八雲」×1個 / ほうじ茶「夢かをり」×1個 / 八穀米×1個 |
偲「翁霞」(お米5kg)【5,500円(税込)】
八代目儀兵衛の偲「翁霞」は、一流の料理人が選ぶ希少品種の「夢ごこち」を中心にブレンドした、数多くの匠を虜にする最高峰米のひとつです。八代目儀兵衛の経験豊富な職人が全国のお米を食べ比べ、その年や時期に最高の出来のお米を相性に合わせて配合した、美食を極めた方々にぴったりの贈りものです。
商品内容:星付き銘店米 翁霞 5kg |
偲「鞍馬」(お米2合×6個・お供)【11,000円(税込)】
八代目儀兵衛の偲「鞍馬」は、故人との想い出を彩る、京の味わいが魅力のお米の詰め合わせギフトです。選び抜かれた6種のお米とごはんのお供たちが、大切な方を偲びます。味にこだわる京都で磨き上げられた美味だからこそ、心のこもったお返しにふさわしいひと品です。
商品内容:料理米2合×6個(極、結、和、洋、中、健)/炊き込み「竹の子ごはん」×1個 / しおのり×1個 / ゆずのり×1個 / わさびのり×1個 / 塩吹き昆布×1個 / 梅干し×2個 / しょう油×1個 / ほうじ茶「夢かをり」×1個 |
偲「雅」(お米2合×9個)【5,500円(税込)】
八代目儀兵衛の偲「雅」は、清らかな青を基調とした風呂敷で心に寄り添う雅な花をイメージした、開眼供養のお返しにぴったりのお米の詰め合わせギフトです。八代目儀兵衛の人気のお米の中からさらに選び抜かれた3種のお米が、品格を感じさせる9つの花で結ばれることで、大切な想いと故人を偲ぶ心を伝えます。
商品内容:料理米2合×9個(極×4、結×3、和×2) |
開眼供養のお返しは、八代目儀兵衛におまかせください
馴染みのない方にとっては、わからないことも多い開眼供養やそのお返し。喜んでもらえるお返し選びのためには、マナーを守り、相手が毎日の生活の中で用いるものを軸にするとよいでしょう。
お返し選びだけでなく、包装や梱包、または挨拶状などでお悩みであれば、八代目儀兵衛にご相談ください。経験豊富なスタッフが、喜ばれるお返し選びをお手伝いいたします。