
最終更新日:2025-04-01
日本には長生きした人をお祝いする風習があります。この記事では60歳から100歳までの間に行われる長寿祝い一覧をまとめました。
長寿祝いの名称はおもしろい言葉遊びから生まれているものが多いです。各節目の名称とその由来も解説しますので、よければ豆知識として覚えていってくださいね。
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長寿祝い・お祝いの年齢とは?
長寿祝いは60歳から始まります。長寿祝いの慣習はもともと中国にあり、それが奈良時代に日本へ伝わったそうです。
近頃の60歳は若々しく元気な方が多いため、「長寿」といわれてもピンとこないかもしれません。
しかし、奈良時代当時の日本人の平均寿命は30歳前後。これなら60歳が長寿と呼ばれるのも納得です。
ちなみに奈良時代の次に訪れた平安時代には、長寿祝いを行う年齢に40歳と50歳も含まれていたのだとか。
現代の40代~50代はまだまだ現役世代です。「人生100年時代」といわれる現代から見ると、当時を生きた人々の一生は非常に短かったことが分かります。
長寿祝いの一覧|年齢と呼び方について
長寿祝いのタイミングは60歳以降に何度か訪れることをご存じですか?ここでは60歳~100歳までの間に訪れる長寿祝い一覧をまとめ、それぞれのお祝いの年齢と呼び方、その由来を解説します。
還暦(60歳)
長寿祝いをひとつ答えてくださいと言われて、還暦(かんれき)を挙げる方は多いのではないでしょうか。
現代の日本における長寿祝いは、この還暦からスタートします。お祝いするのは満年齢60歳、数え年61歳のタイミングです。
古希(70歳)
数え年の70歳をお祝いするのが古希(こき)です。由来は、中国の詩人である杜甫(とほ)が残した詩の一説であり「人生七十古来希也(じんせいしちじゅうこらいまれなり)」にあります。
意味は「七十年生きることは古来より希(まれ)なことだ」です。
喜寿(77歳)
喜寿(きじゅ)では数え年の77歳をお祝いします。由来は「喜」の草書体である「㐂」が「七十七」に見えるためです。
2024年に厚生労働省が公開した「健康寿命の令和4年値について」の資料によると、日本人の健康寿命(健康的に生活できる期間)の平均は男性が72.57歳、女性が75.45歳となっています。
健康的に喜寿を迎えられるのは非常に喜ばしいことですので、ぜひ心を込めてお祝いをしましょう。
傘寿(80歳)
数え年の80歳のお祝いを傘寿(さんじゅ)といい、由来は「傘」の略字である「仐」が「八十」と見えるため。
「八十寿(やそじゅ)」と呼ばれることもあります。
米寿(88歳)
数え年の88歳を祝う米寿(べいじゅ)の由来は、「米」の漢字が「八十八」の組み合わせでできているためです。
米寿を祝う習慣は江戸時代から始まったのだとか。日本において「八」は末広がりで縁起がいい数字ですので、88歳のお祝いは長寿祝いの中でも一際おめでたい印象がありますね。
卒寿(90歳)
卒寿(そつじゅ)は数え年で90歳を迎える方をお祝いします。由来は「卒」の略字である「卆」が「九十」と読めるためです。
2025年現在、日本では90歳以上の方を「超高齢者」と区分しています。近頃は90歳を超えてもピンピンしている方が少なくありませんが、ひと昔前の時代を生きた方々からすればとてつもない長生きに見えることでしょう。
白寿(99歳)
数え年で99歳を迎えた方をお祝いするのが「白寿(はくじゅ)」です。100から1を引くと99ですが、これを漢字に置き換えると「百」から「一」を引いて「白」になることが白寿の由来となっています。
白寿は日本発祥の長寿祝いです。名前の由来がこんな漢字遊びから来ているとは、日本人はなかなかユーモアがありますよね。
百寿(100歳)
百寿(ひゃくじゅ)は文字どおり、数え年の100歳をお祝いする長寿祝いです。1世紀が100年であることにちなんで「紀寿(きじゅ)」とも呼ばれます。
ほかに「百賀(ひゃくが)」「上寿(じょうじゅ)」という呼び方も。100年生きることは並大抵のことではありませんので、身近な方が百寿を迎える際は盛大にお祝いをしてくださいね。
長寿祝いの由来や意味
長寿祝いの起源は古代中国にあります。続いては長寿祝いと干支の関係から、日本における長寿祝いの風習、各節目のテーマカラーについてまとめました。
干支と長寿祝いの関係
最初の長寿祝いである60歳の還暦には、干支が関係しています。干支といえば12種類の動物からなる「十二支(じゅうにし)」が身近な存在ですが、実は本来の干支は60種類あることをご存じでしょうか。
干支は古代中国にルーツがあり、かつての中国では日にちを10種類の要素で表していました。この10種類の要素と、12種類の動物を組み合わせたものが本来の干支であり、正式名称を「十干十二支(じっかんじゅうにし)」といいます。
以下は十二支と十干の一覧です。
十二支:子(ね)、牛(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)
十干:甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)
2025年の十干は「乙」、十二支は「巳」なので、今年の干支は「乙巳(きのとみ)」になります。
さて、話を還暦に戻すと、人は生まれてから60年かけて十干十二支を一巡します。そして数え年で61歳になるとき、生まれたときと同じ干支の年を迎えることを節目としたのが還暦の由来です。
「還暦」の漢字が「暦が還る」となっているのも、「十干十二支が巡って元通りになる」と考えれば合点がいきますね。
古くからの風習
長寿祝いのタイミングは、満年齢60歳で還暦を祝うことから始まり、それ以降は数え年の70歳、77歳、80歳…と定期的にやってきます。
日本には長寿祝い以外にも、七五三に十三参り、成人式と年齢の節目を祝うお祝いがいくつかあります。
かつてはいずれも数え年でお祝いする行事でした。しかし現代は満年齢で年齢を数えるのが一般的になり、満年齢をお祝いの年齢とするご家庭が増えています。
以降の長寿祝いにも同じことがいえますので、長寿を迎える方の都合や体調を考慮しながらベストなタイミングでお祝いしましょう。
長寿祝いの色
長寿祝いにはそれぞれテーマカラーがあります。プレゼントを選ぶ際にはテーマカラーを取り入れてみてはいかがですか?
長寿祝い | テーマカラー |
還暦 | 赤 |
古希 | 紫 |
喜寿 | 紫 |
傘寿 | 金茶 |
米寿 | 金茶 |
卒寿 | 白 |
白寿 | 白 |
百寿 | 特になし |
上記のとおり百寿には決まった色がありません。卒寿と白寿にあわせて白色、輝かしい印象のある金色、「百」が「もも」と読めることにちなんだ桃色が、百寿を象徴する色としてよく用いられる傾向があります。
長寿祝いにおすすめのプレゼントは?
長寿祝いにはどのようなプレゼントを選ぶといいのでしょうか。相手への思いやりが伝わる、おすすめのプレゼントの条件を以下で解説します。
日持ちがいい食べ物・飲み物
相手が好きな食べ物や飲み物は、喜ばれるプレゼントの定番です。とはいえ、人は年を重ねるにつれて食が細くなる傾向があります。
長寿祝いのプレゼントとして贈るなら、日持ちする食べ物や飲み物を選ぶと親切です。
一例としてお米やごはんのお供、乾物、缶詰入りのグルメやドリンクなどは長期保存が可能です。
「都合がいいときにゆっくり食べてね」と一言添え、日持ちする食べ物や飲み物のギフトを贈れば、あなたから相手への気遣いの気持ちが伝わるでしょう。
高級感のある日用品
身のまわりの日用品が高級なものになると、生活レベルがワンランク上がったような感覚になります。
たとえば錫製のタンブラーや切子ガラスの酒器、高級木材でできた漆箸、ホテル仕様のタオルなどは、自分ではなかなか買わないけれどもらえると嬉しいものです。
品物を選ぶ際は相手のライフスタイルを踏まえて、よく使われそうなもの・好みに合うものを選んでみてくださいね。
趣味・日課に使えるグッズ
相手の趣味や日課に関連するグッズを贈るのもいいアイデアです。近年は年齢を重ねても元気な方が多く、皆さまさまざまな趣味や日課を楽しんでおられます。
たとえば、読書が好きな方にはブックカバーや丈夫なしおり、散歩が日課の方にはウェアやショルダーバッグ、ガーデニングが趣味の方にはガーデンエプロンや手袋などが喜ばれそうです。
相手の趣味や日課が、これまで以上に充実しそうなグッズを選んで贈りましょう。
還暦の定番プレゼントといえば?
かつては還暦に赤いちゃんちゃんこを贈るのが定番でした。現代の60歳は元気で長寿という感じがなく、人によっては「赤いちゃんちゃんこなんて年寄りくさい」と恥ずかしがるかもしれません。
とはいえ、赤いちゃんちゃんこは「還暦の定番衣装」です。還暦祝いの当日だけ着られる記念品のようなものですから、慣習に従って贈ってもいいでしょう。
しかし「プレゼントが赤いちゃんちゃんこだけ」では、相手も拍子抜けしてしまうかも。赤いちゃんちゃんこはあくまで“記念品兼おまけ”とし、別でメインのプレゼントを贈るのがおすすめです。
八代目儀兵衛の喜ばれる長寿祝いギフト
お米のギフトを取り扱い八代目儀兵衛では、大切な方の長寿祝いに最適なギフトを販売しています。各節目のテーマカラーにちなんだギフトを見繕いましたので、プレゼント選びの際の候補にくわえていただけますと幸いです。
長寿米「還暦」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)|13,500円(税込)
最初の長寿祝いとなる還暦にふさわしい、鮮やかな赤い色合いが印象的なギフトをご用意しました。同系色の風呂敷で包んだのは、京都の星付き日本料理店3店にてご愛用いただいている当店自慢のお米たちです。
あわせて、還暦の定番衣装である赤いちゃんちゃんこ、大黒頭巾、そして扇子を同梱しました。記念写真を撮影される際に、主役の方に着てもらってはいかがでしょうか。
商品内容:「祇園さゝ木」2合×4個 / 「祇園にしかわ」2合×4個 / 「杦SEN」2合×4個/ちゃんちゃんこ(赤)×1個 / 大黒頭巾(赤)×1個 / 扇子(無地)×1個 |
長寿米「還暦」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)の詳細を見る
長寿米「古希」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)|13,500円(税込)
古希祝いで喜ばれるプレゼントをお探しなら、こちらのギフトはいかがですか?京都にある星付き料理店「祇園 さゝ木」様、「祇園 にしかわ」様、「杦 SEN」様にお墨付きをいただいた当店至極のお米を、各店2合×4包ずつ詰め合わせました。
古希のテーマカラーである紫色のご衣装もご一緒にお届けします。まずは長寿を祝い、その後はおいしいお米を存分にお召し上がりいただけますと幸いです。
商品内容:「祇園さゝ木」2合×4個 / 「祇園にしかわ」2合×4個 / 「杦SEN」2合×4個/ちゃんちゃんこ(紫)×1個 / 大黒頭巾(紫)×1個 / 扇子(無地)×1個 |
長寿米「古希」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)の詳細を見る
長寿米「喜寿」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)|13,500円(税込)
喜寿をお祝いできるのはたいへん喜ばしいことです。77歳を迎えた大切な方へ、京都の銘店が唸ったとびっきりおいしいお米を贈りませんか?
「祇園さゝ木」様のお米は奥深い余韻と芳醇な香りが、「祇園にしかわ」様のお米は強い甘みとしっかりとした食感が、「杦SEN」様のお米は濃厚な甘みとコクが魅力です。
おいしく食べて、にっこり笑って、当店のお米がこれからの人生を元気に歩む活力になれば嬉しく思います。
商品内容:「祇園さゝ木」2合×4個 / 「祇園にしかわ」2合×4個 / 「杦SEN」2合×4個/ちゃんちゃんこ(紫)×1個 / 大黒頭巾(紫)×1個 / 扇子(無地)×1個 |
長寿米「喜寿」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)の詳細を見る
長寿米「米寿」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)|13,500円(税込)
箱を開けた瞬間、目に飛び込んでくるのはまばゆい金色。こちらのギフトには京都の銘店御用達のお米3種類と、米寿のテーマカラーである金茶色のちゃんちゃんこと頭巾、扇子を詰め合わせました。
お米は古くより繁栄の象徴とされています。「八十八」の組み合わせからなる「米」の漢字には、末広がりの「八」がふたつも含まれ非常に縁起がいいです。
88歳というおめでたい年齢を迎えた方へのお祝いには、ぜひこちらのギフトをどうぞ。
商品内容:「祇園さゝ木」2合×4個 / 「祇園にしかわ」2合×4個 / 「杦SEN」2合×4個/ちゃんちゃんこ(黄)×1個 / 大黒頭巾(黄)×1個 / 扇子(無地)×1個 |
長寿米「米寿」(お米2合×12個・ちゃんちゃんこ)の詳細を見る
まとめ|長寿祝いができるのは尊いこと。お祝いの年齢は60歳から!
長寿祝いは、大切な人が長生きできたことを祝うと同時に、これからも元気に健康であり続けることを願う記念日です。
ここまでたくさんの経験を積み重ねながら人生を送ってきた相手へ、目いっぱいの感謝とお祝いの気持ちを伝えましょう。
近年は70歳、80歳を超えて元気な方がたくさんいますが、それは当たり前のことではありません。
今回まとめたお祝いの年齢をいま一度ご確認いただき、ご家族や身近な方の長寿を忘れずにお祝いしてくださいね。
長寿祝いの贈り物にはおいしいお米を贈りませんか?八代目儀兵衛では、各節目にお贈りいただける豪華なギフトをご用意しています。
ギフト選びに迷ったときは、ぜひ当店のオンラインストアへお越しくださいませ。