最終更新日:2024-09-13
「○回忌」で数えられる年忌法要は、故人の命日に行われる特別な法要です。回数を重ねることで規模が小さくなる傾向があるため、年忌法要を迎える度に親戚や知人などを招待する範囲で迷ってしまうこともあります。特に二十三回忌のように命日から四半世紀近くが経つと、家族のみで行うべきなのか、またはそもそも行わないのかといった点など、曖昧な部分も増えてくるかもしれません。
ここでは、そんな二十三回忌について、「するべきか?」「いつ行うか?」「家族のみか?」といった疑問点や、行うのであれば押さえておくべき基本的なマナーについても詳しくみていきます。また、お米の目利きや精米方法、ブレンド米づくりでセブン‐イレブンのおにぎりの監修を通じて「圧倒的なごはんのおいしさ」を実現した八代目儀兵衛の、おすすめお米ギフトも併せてご紹介します。
セブン-イレブン×京の米老舗 八代目儀兵衛【おにぎり監修記念】
※記事内に記載されている商品の価格は公開日時点のものです。
そもそも、二十三回忌とは?いつ頃に行うべきか?
年忌法要は、故人の命日に行う法要を指します。二十三回忌とは、その言葉の通り故人の二十三回目の命日です。亡くなった日が最初の「回忌」にあたるため、亡くなった日の1年後は「二回忌」になるという点に注意が必要です。すなわち、二十三回忌は亡くなった日の二十二年後に行う法要です。
「○回忌」と混乱してしまいがちなのが、「○周忌」という数え方です。これは、亡くなってから経過した年数を指します。すなわち、「一周忌」であれば故人が亡くなった日から一年後の命日を指します。これら「○回忌」と「○周忌」が混同することもしばしばみられますが、「亡くなった日は一回忌」「亡くなった日の一年後は一周忌」と区別して覚えておくようにしましょう。
法事のお返し・引き出物のマナーとは?お供えのお返し・熨斗・渡す時期を解説
二十三回忌は、三回忌や七回忌と比べてしない人が多い?
二十三回忌に関して、「二十三回忌はしない?」と考える方も少なくありません。これは、故人が亡くなって四半世紀近くが経つことが関係しています。とはいえ、二十三回忌も他の年忌法要と同様に意味を持つ法要であることから、行われることは決してめずらしいことではありません。
年忌法要は、1周忌(すなわち、故人が亡くなって一年が経過した命日)を迎えた翌年以降、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌というように、三と七の数字を含む年忌に行われます。年忌法要に必ず三と七の数字が含まれるのは、「三」と「七」が多くの言葉に用いられるためです。たとえば、仏教における宝である仏法僧の「三宝」や、仏法僧に対する帰依の「三帰」、または最後まで帰依し尽くすという意味の「三竟」などがその例です。また、真言やマントラを唱える数の基本が三と七であることや、死後の世界では七日単位で魂が移っていくことなども関連していると考えられています。
もっとも、意味のある年忌法要だからといって、「必ず行わなければならない」というわけではありません。近年では供養の簡略化が進んでいることもあり、三回忌や七回忌までしか行わないということも多くみられるようになっています。
二十三回忌は、家族(親族)のみで小規模で行うことが多い?
上述したように、年忌法要は回を重ねるごとに行われなくなることが一般的です。また、行われる場合であっても、一周忌や三回忌のように大規模に行われるのではなく、家族(親族)のみで行われることも多いようです。
「何回忌まで周囲の人たちを招待するべきか?」「家族のみで行うのは何回忌からか?」といった点に関しては明確な答えはなく、その地域の風習であったり、または家族(家系)のしきたりなどで決まると考えるとよいでしょう。
二十三回忌をこれまでとは異なり初めて家族のみで行う場合には、これまで招待していた方々への連絡は欠かさないようにしましょう。十七回忌まで招待していた親戚や知人が誤って出席のスケジュール等を調整することがないよう、早めに伝えておくことが大切です。
年忌法要の引き出物はどうする?おすすめの返礼品や相場、のしのマナーを解説
押さえておくべき二十三回忌の基本マナーは?
年忌法要にあたっては、行う側も参加する側も一定のマナーを守ることが求められますが、年忌(年数)によって基本的なマナーが異なるということはありません。一部、服装などに関してはラフなものが多くなるという傾向がありますが、そうした違いが「必須」というわけではないため、相手との関係性や事前の確認などを経て押さえておくことが大切です。
年忌法要の基本的なマナーとしては、主に以下のものが挙げられます。
二十三回忌に持参する香典の相場
上述したように、年忌法要は回を重ねても基本的なマナーが変わることはありません。これは、香典の相場についても同様です。香典の額は年忌によってよりも故人との関係性によって決まるというのが一般的です。たとえば、父母や祖父母のような直系の近親者であれば、香典の相場は10,000円~30,000円ほどです。これに対して、遠縁の親戚や知人の年忌法要では、およそ10,000円が相場といわれています。なお、香典で渡すお札は「故人の不幸に備えていた」と誤解されないよう、新札ではなく古札を入れるというのがマナーです。香典袋の表には「御仏前」「御香典」と書き、中袋には氏名と住所、そして金額を記載します。
二十三回忌に参加する際の服装
香典は年忌法要の回数を重ねても大きな変化がないというのが一般的な傾向であるのに対して、服装の場合は少し異なる点が見られます。一周忌や三回忌ではいわゆる正喪服と呼ばれる正装で参加することがマナーですが、その後、年忌法要の回数を重ねると略礼服と呼ばれる平服を着用することが多くなります。なお、「平服」といってもカジュアルな私服ではなく、男性であればダークスーツとネクタイ、そして黒の靴が基本的な組み合わせです。また、女性であればダークカラーのスーツやワンピースとストッキング、そして黒の靴の組み合わせが多くみられます。
二十三回忌であれば、よりラフな服装でも問題ないこともあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
二十三回忌のお供えの品物や相場
年忌法要に欠かせないイメージのあるお供えですが、お供えがなければマナー違反になるという厳密な決まりがあるわけではありません。とはいえ、生前の故人にお世話になった、または故人がお世話になった方々が集まる場合には、お供えは「決まり」ではなくともひとつの礼儀や礼節としてぜひとも用意しておきたいものです。
お供えの相場は、香典と併せて渡す場合とお供えのみを渡す場合とで異なるというのが一般的です。お供えのみであれば、5,000円~10,000円がひとつの目安です。これに対して香典と併せる場合は、お供えは3,000円ほどになることが多いようです。お供えの品は、花や線香、または果物やお菓子など、そのままお供えができて、なおかつ後が残らない(消費しやすいもの)が多く選ばれています。お供えを渡す際には、「御供」の熨斗(のし)を掛けるのがマナーです。
法事のお返しにおすすめの引き出物は?「おしゃれ」なお返しの選び方
二十三回忌のお返しを贈る上で押さえておくべきマナー
年忌法要に限らず、冠婚葬祭のお返しを贈る上で押さえておくべきマナーがあります。主なものとしては、「お返しの金額の相場」「お返しに付ける熨斗(のし)」「お返しとして避けるべき品物」などが挙げられます。
押さえておくべきマナー①:お返しの金額の相場
お返しの金額の相場は、二十三回忌だからといって大きく異なるというものではありません。多くの場合、他の年忌法要と同様に、いただいた金額の半額~1/3が目安と考えられています。
押さえておくべきマナー②:お返しに付ける熨斗(のし)
お返しを贈る上で悩んでしまいがちなのが、贈りものに付ける熨斗(のし)です。葬儀や四十九日では黒と白ののしが用いられますが、年忌法要のお返しでは黄と白(もしくは青と白)の水引が用いられます。表書きの墨は、葬儀や四十九日の淡墨ではなく、黒の濃い墨がマナーです。
押さえておくべきマナー③:お返しとして避けるべき品物
お返し選びで重要な点のひとつが、「マナー違反となるものを贈らない」という点です。年忌法要では、お返しとして慶事を連想させるものはマナー違反とされています。たとえば、神事を営む際に用いられるお酒や、「よろこんぶ」という意味を掛けて結婚式で用いられる昆布、またはかつお節などがその例です。
一方、望ましいとされているのがいわゆる「消えもの」です。「消えもの」は消費することでなくなるものを指し、受け取った相手が保管する手間をかけずに済む配慮と考えられています。一般的には、食べものや飲みものが選ばれることが多いようです。
二十三回忌のお返しにおすすめの品物
年忌法要に限らず、冠婚葬祭のお返しには上述の通りの「消えもの」を選ぶことが望ましいとされています。お返しとしておすすめの品物としては、以下のようなものがあります。
二十三回忌のお返しにおすすめの品物①長期保存が可能な焼き菓子
焼き菓子は、冠婚葬祭を問わず多くの方に選ばれるお返しのひとつです。選べる種類が多く、また生菓子と異なり長期にわたって保存ができるものも多いことから、お返しの定番となっています。
二十三回忌のお返しにおすすめの品物②洗剤や石けんなどの生活用品
焼き菓子などの食べもの類とは別に、同じく多くの方に選ばれているのが生活用品です。洗剤や石けん・シャンプーなどをはじめ、タオルなども消費によってなくなる「消えもの」であることから、こちらもお返しの定番のひとつとなっています。
二十三回忌のお返しにおすすめの品物③毎日食べるお米
誰にとっても毎日の生活の中で欠かせないものであり、なおかつ好き嫌いがないという点で人気のお返しとなっているのが、お米です。多くの人の主食であることから、貰ってうれしいお返しとして選ばれています。
法事のお返し・引き出物のマナーとは?お供えのお返し・熨斗・渡す時期を解説
八代目儀兵衛がおすすめする、二十三回忌のお返しギフト
二十三回忌のお返し選びでお悩みの方におすすめなのが、八代目儀兵衛のお米ギフトです。毎日の食卓に欠かせないお米は、年忌法要でお世話になった方に贈るギフトとしてぴったりです。
以下では、予算帯に合わせてお選びいただけるよう2,000円~20,000円の価格帯で人気のギフトをご紹介します。
予算が2,000円未満の方へおすすめ:偲「二分」(お米2合×2個)【1,600円(税込)】
八代目儀兵衛の偲「二分」は、連名で香典をいただいた方々にも贈りやすいお米ギフトです。食卓で思い出話に花を咲かせ、命の尊さや食事の大切さを感じていただけるリーズナブルな嬉しい贈りものとしておすすめです。
内容:料理米2合×2個(極、結) |
予算が3,000円前後の方へおすすめ:偲「六分」(お米2合×6個)【3,900円(税込)】
八代目儀兵衛の偲「六分」は、職人が選び抜いた定番の6種類のお米を心安らぐ色合いの風呂敷で大切に包んだお米ギフトです。温かいお心遣いをくださった皆さまに、感謝の想いを届けます。
内容:料理米2合×6個(極、結、和、洋、中、健) |
予算が5,000円前後の方へおすすめ:偲「醍醐」(お米2合×6個・お供)【5,500円(税込)】
八代目儀兵衛の偲「醍醐」は、厳選された極上のお米と、佃煮や梅干しなど馴染みの良さが折り紙つきの京の美味との詰め合わせギフトです。最高の味わいのハーモニーで、大切な方へ心からのおもてなしを届けたい方におすすめです。
内容:料理米2合×6個(極、結、和、洋、中、健)/ひじき梅×1個 / 梅干し×1個 / 塩×1個 / ほうじ茶「華かをり」×1個 |
予算が10,000円前後の方へおすすめ:偲「白雲」(お米2合×5個・タオル)【11,000円(税込)】
八代目儀兵衛の偲「白雲」は、八代目儀兵衛の職人が目利きを重ねて選び抜いた極上のお米と、「今治浴巾」のタオルのギフトセットです。いつもの生活に上質な彩りを添える贈りものとして、この上ない感謝を届けます。
内容:料理米2合×5個(極×2、結×3)/タオル:約45×90cm(ミニバスタオルサイズ) |
予算が20,000円前後の方へおすすめ:儀兵衛のお米券「偲 満と儀兵衛のお米券セットC」(お米2合×12個・3枚)【21,000円(税込)】
八代目儀兵衛の「偲 満と儀兵衛のお米券セットC」は、穏やかな和の彩りの「満」と、八代目儀兵衛のお米券3枚の詰め合わせギフトです。極上のお米のおいしさとお気に入りを選ぶ愉しさをお届けする、感謝と気遣いをこめた格別のギフトとして選ばれています。
内容:料理米2合×12個(極、結、和、洋、中、健、鮨、煮、丼、粥、玄、餅)/儀兵衛のお米券×3枚 |
儀兵衛のお米券「偲 満と儀兵衛のお米券セットC」(お米2合×12個・3枚)の詳細を見る
二十三回忌のお返しでお悩みなら、八代目儀兵衛にご相談ください
家族のみで行うことも多い二十三回忌。そんな二十三回忌に想いを寄せていただいた方々には、気持ちのこもったお返しを贈りたいものです。
八代目儀兵衛では、二十三回忌のお返しをお求めの方におすすめの贈りものを多数ご用意しています。包装や梱包、または熨斗(のし)などのお悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。